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306名が回答 こども基本法について、そして、こどもたちの未来について

「こどもたちの未来のために」という思いが凝縮されたアンケート結果となりました。306名の方にご回答いただきました。
ぜひ最後までご覧ください。

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育児クイズパパ力検定ユーザーの方々へ、2023年4月1日のこども基本法施行・こども家庭庁発足のタイミングでアンケートを募集

アンケートは、育児クイズパパ力検定のユーザーさんへ4月1日に一斉配信し、
男性171名、女性130名、性別未回答5名
合計306名の方から回答がありました。

2023年4月1日に配信。全306名の方にご回答いただきました

Q1 「こども基本法」についてどの程度知っていますか?


183名(60%)の方が「聞いたことがない」、94名(31%)の方が「名前だけ聞いたことがある」
「内容について少し知っている(28名)」「よく知っている(1名)」と回答した方は合わせて29名でした。

Q2 「児童の権利に関する条約」を知っていますか?

「こども基本法」は日本国憲法と「児童の権利に関する条約」(すべてのこどもがもっている権利について定めた世界的な条約)に基づいた法律です。「児童の権利に関する条約」を知っていますか?

153名(50%)の方が「聞いたことがない」、
110名(36%)の方が「名前だけ聞いたことがある」

「内容について少し知っている(37名)」「よく知っている(6名)」と回答した方は合わせて43名でした。

Q3 育児クイズパパ力検定で、こどもや子育てに関する法律や施策を知るためのクイズがあったら挑戦したいですか?


94%の方が
育児クイズパパ力検定で、こどもや子育てに関する法律や施策を知るためのクイズがあったら「挑戦したい」と回答。
「学びたい」と考えているパパさんママさんが多いことが伺えます。

【おまけクイズ】

選択肢の下の文章は、「こども基本法」の基本理念の一部です。( A )( B )に当てはまることばのセットで、正しいのは①~③のどれでしょう? 答えはアンケート送信後!

●すべてのこどもについて、( A )、その基本的人権が保障されるとともに、差別的取扱いを受けることがないようにする
●すべてのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、( B )、その最善の利益が優先して考慮されること

こども基本法第三条(基本理念)一、四より

① A.個人として尊重され B.その意見が尊重され 
② A.個人として尊重され B.大人が保護するものとし
③    A.大人が保護するものとし B.その意見が尊重され

正解は①!
正答率は66%でした

Q4.これからの育児・子育て環境、子どもたちが生きていく未来への、理想的なイメージについて、何かお考えがありましたら教えてください。

51名の方々からコメントをいただきました。

●学ぶ機会を増やす

現在の産休・育休・その他行政が提供している制度について、男女共に学ぶ機会が増えるといい。現在総務職をしていて、産休は女性しか取ることが出来ないからか、男性の関心が全然なく、また女性も当事者になるまで制度自体を理解していない人が多いと感じた。制度自身の時代に則したアップデートも必要だが、それ以上に知らせる・知りたいと思う環境が大事だと感じる。(30歳代・女性)

子供を産んで、初めて知ることや環境に対して肩身が狭いと感じることがすごく多かった。自分だけでなく、日本人は子育てや子供に対しての知識が少ないと感じた。子育てしやすい環境作りのために、小学校や中学校などから子供と触れ合う機会や、教育に取り入れてくれると子供、子育て世代へのより良い社会環境が生まれてくるのではないかと思う。(30歳代・女性)

●こどもの意思や意見が尊重されること、のびのび育つこと

得意なものを伸ばしていける雰囲気が大切(多少の我慢も教育上は必要だが、長所を伸ばしてあげられる社会がいいと思う。(30歳代・男性)

子ども達には何不自由なく育って行って欲しい。勉強する事や何かに挑戦する事を大人側が少しずつ手助け出来るような世の中になって欲しい。やりたいと思った事に何らかの障害で出来ない(お金がないからとか)という事がないような世の中になっていれば嬉しい。(30歳代・女性)

良くない事を初めから教えない教育や子育てではなく、どんなことがどう悪いのかを教えたり自分の気持ちのまま正直に体感したりサイコパス的な考えを起こさないすくすく伸びやかに育つ環境になってほしい。(40歳代・女性)

のびのびと希望を持って育ってくれたらいいと思います。(30歳代・男性)

親の資金力に関係なく、子どもが夢に挑戦し続けられる権利(40歳代・男性)

子どもが、家庭環境等に左右されず、自らの意思で積極的に学び、様々な経験をすることができる社会。(30歳代・女性)

子どもは家庭の、そして社会全体の鏡だと思います。大人は子どもが自ら生き抜く力を育て、育っていく環境(自然も含め)を守る存在だと思います。子どもをあまり型にはめず、子どもの自由な発想から見習って、大人も一緒に社会を作り上げるというスタンスが大切だと思います。(40歳代・女性)

子ども一人ひとりが尊重され、その個性が豊かに成長できる環境を作りたい。(30歳代・男性)

●経済や制度のことなど

基本的な教育や医療などのコストがかからない、育児に専念できる制度が整うとありがたいです(40歳代・男性)

わたしたち親世代の負の遺産による負担を背負わない社会(30歳代・女性)

子育てにお金のかからない社会(30歳代・女性)

経済的な不安の解消
職場での子育て者への配慮(30歳代・女性)

子供を1人産むたびに1000万円の貯金が必要と考えなくても良い時代になればいいなと思います。(30歳代・女性)

父親、母親のキャリアや経済環境に対して、マイナスにならない子育て環境になること(30歳代・男性)

まずは子育て世帯の負担を軽減し、家庭から幸せを感じられる世の中になったらいいと思う。(30歳代・男性)

子どもたちの世代に年金の負担を負わせたく無い。年金をやめてほしい。(30歳代・男性)

現在8ヶ月の子供を育てている。
離乳食を始めて、アレルギーがあるかも…と感じることがあるが、アレルギー検査をするのに可能性のある食材を絞らないと高額になってしまうため、まだ様子見をしている。せめて乳幼児期はそういうところも無償化にしてほしい。(30歳代・女性)

特に乳幼児がいる人が、今助けてほしい!と言ったら今すぐ助けてくれるサービスを全員が無料で受けられるようになってほしいです。
子どもを持ちたい人が、お金を理由に諦めないといけない環境ではなくなってほしいです。(20歳代・女性)

充実した教育を受けられるよう、公立教員の処遇改善が必要と思う(30歳代・男性)

子供の生存権を侵害しているため、年少扶養控除を早く復活させてほしい。児童手当に所得制限があるのは人権侵害。(30歳代・女性)

お金が掛かる(30歳代・男性)

法だけでは役に立たないから親は政治に参加していって、子供達も政治に参加するようになる流れが作れればいいと思う。(40歳代)

●平和や安全、公平

平和で、命の安全が確保された世界であって欲しい。(30歳代・女性)

金銭面、預け先、職場、地域の環境などが安定して子育てができる未来があるといいです。(30歳代・女性)

こどもが宝物として
周りの人も皆、協力して見守る環境
産前産後1年間
母親と父親とこどもの生活に必要な物は
支給される
児童への犯罪のない未来 (30歳代・女性)

周りの人(近所の人でもいいし、ママ友でもいいし、SNSでもいいし)と支え合いながら子育て出来る、とにかく平和な世界であってほしいと願っています。(30歳代・女性)

公平な世の中であってほしい。(40歳代・男性)

戦争の無い社会、健やかに個人の成長を目指せる世界(20歳代・男性)

戦争がなく平和で、犯罪(特にネット犯罪)に巻き込まれることがない安全な日本社会であって欲しいです。(20歳代・女性)

子供がたくさんいる社会(30歳代・男性)

●社会の雰囲気、みんなで育んでいく意識

子どもを宝と思える社会の雰囲気の醸成(50歳代・男性)

家庭や子育てに絶望し、子育てに伴う悲しみが日本社会全体で共有されてしまっている現状を危惧している。(30歳代・男性)

ほとんどが地域での子育てが各家庭のみで行われているため、共働きや育児に対して不安や孤独を少なくとも感じているから、保育園や学童保育のようなサポートが簡単に受けられると良いと思う。子供を預けて気分転換に出ることに対してハードルが高く、それがなかなかできないことが不満や初歩的なネグレクトを引き起こしかねないと思う。もう少しほとんどの家庭が子育てが大変だということをオープンに話せたら悲しい時間が減ると思う(30歳代・女性)

子供はみんなで育てるものであり、両親親族だけでなく、社会みんなで育てるのが理想だと思います。(30歳代・男性)

年齢や年代関係なく、地域や近所の人とのコミュニケーションを沢山取れる環境。閉鎖的ではなく、積極的に誰とでも親しめるような人間関係を形成させたい。(40歳代・女性)

タバコの配慮、泣き声への理解をみんなができる世の中が良い。
虐待などなく、施設の子どもたちがもっと家庭の中で育っていける制度、環境、周りの理解が整って欲しい。(30歳代・女性)

子育てエッセイコミックをまだ家庭を持っていない・子供を産む前の人に事前学習して欲しくない。ちゃんと個人差がとても激しいので参考程度にして欲しいことを理解した上で読んで欲しい。
そうしなければ「子育て大変そうだから産むの・育てるの止める」という参考書になりかねないから。(30歳代・女性)

昔のように近所の人などが、怒ったり可愛がってくれたり見守ったりとみんなで子育てができる環境が理想です。今は子供は邪魔でうるさいものと思う人々が増えて子供が決まった狭いところでしか伸び伸びと過ごせない環境になっていることがとてもざんねんです(40歳代・女性)

地域全体での共同育児(40歳代・女性)

一昔前に戻って地域のコミュニティの中でみんなで育てていける環境があったら楽しいかも?(60歳以上・女性)

●働き方、生き方、環境づくり

育児で仕事を離れることに社会全体がポジティブになれたらいいな(30歳代・男性)

「子育てに伴う喜びを実感できる社会環境」という未来を描く前に、まずは政府の子育て世帯への処遇の向上が前提条件として不可欠です。(控除復活や所得制限の緩和など)
そのうえで。 
わたしは、家庭をもつ&子を育てる以外の多様な世帯のあり方・生きて生きかたが肯定されるような多元的価値観をみなが持っていること未来がよいと思います。子育て・家庭に夢をもつことは良いことです。一方でそれを至上とする価値観が強化されすぎるのは目指す未来ではありません。(30歳代・女性)

家庭と仕事を両立しやすい環境作りが理想です(30歳代・男性)

まずは、日本人の働き方を見直すべき。
男女ともに定時で仕事を終え、個人や家庭の時間として当てることを良しとする社会になれば、自然に幸せな人が増える、幸せな家庭が増える。(40歳代・女性)

親が、育児も自己実現も諦めずに楽しく生きれること。親が幸せに子育てしていれば、子供も幸せになる。(30歳代・女性)

保育園の待機児童がゼロ0になるように、また男性/女性が育休を躊躇なく遠慮なく自由に取れるように、大企業であれば職場に、小規模の会社であれば近隣の会社数社で協力して保育施設的なものを作り、仕事&子育ての両立が苦なく出来るような環境になってほしいです。
子どもが、周囲の人たちとたくさん関わりながら、いくつになってものびのびと自分らしく、他人に対して思いやり&感謝の気持ちを持って楽しく生きていけるような未来。(40歳代・女性)

家庭を充実するためには働き方が関わってくると思います。ワークライフバランスができるよう、仕事量の不平等さがないようにすることが、少子化・自殺・虐待対策などにつながると思います。
私も役所職員でしたが、効率の悪い人事配置や仕事内容から発達障害を持つ子の育児両立が続けられないと感じ、退職しました。
実際は子育てをするか、仕事をするかしかできないのが現実だと思います。
でも仕事がしたくてもできないと、収入がなく、出産を諦めます。イラついて虐待、うつ・自殺に繋がります。
子育てのことだけ強化してもその場しのぎで続かず解決しないと思います。(30歳代・女性)

●子どもたちが「将来は明るい」「子育てしたい」と希望を持てる社会へ

子どもたちが「自分たちの将来は明るい」と希望を持てる社会にしていかなければならないと思います。
私の世代は残念ながらそう思えない時代を生きています。
私たちの世代にはそういう社会にした責任はありませんが、子どもたちの未来の社会には責任があります。
私たち世代の一人ひとりが、子どもたちの未来の社会をつくることを人任せにしてはいけないと思います。(30歳代・男性)

全ての年代の人が「子育て」にプラスのイメージをもてる社会が理想。
まずは子供たちが、将来親になって子育てをしたいと思える環境を作ることだと思います。(40歳代・女性)

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むすびに

育児クイズパパ力検定は、
アンケートにお答えくださった方々をはじめ、多くの方々とともに、
子どもたちのための未来を思い描いて歩みを進めています。

今回は51名もの多くの方に、想いと願いのこもったコメントを寄せていただきました。ありがとうございました。

「こども基本法」では、こどもや若者、子育てをしている人の意見を聞きながらこども施策に取り組むことが定められています。

ひとりひとりの声は、必ず誰かを勇気づけ、さらには社会を動かす力になります。
子どもたちが大人になっていく過程において切れ目なく支援され、社会全体であたたかく見守っていける土壌ができるように、私たちは、
育児クイズパパ力検定のユーザーさんはじめ多くの方たちとともに、声を発していきます。

コメントの中にも
私たち世代の一人ひとりが、子どもたちの未来の社会をつくることを人任せにしてはいけないと思います。」という言葉がありました。

私たち一人一人が、学び、知っていきながら、行動を起こしていく・言葉にしていくことが、子どもたちの未来へ繋がっていきます。

「こども家庭庁について」(令和4年9月)の資料には、

「(こどもたちが自分らしく健やかに幸せに成長できるように)、大人が中心になっていたこの国や社会のかたちを「こどもまんなか」へと変えていく司令塔として、こども家庭庁という国の新しい組織をつくることになりました」

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_seisaku_suishin/pdf/betu2_kodomo_siryou.pdf

と書かれています。

「こども基本法」の施行、「こども家庭庁」の発足は、国全体・社会全体で、こどもを社会のまんなかに置き、「個人として」「権利をもつ主体」としてその意見を尊重しながら、みんなでこどもを育んでいく社会を目指していく第一歩です。

私たちは、
「LINEで1日1問育児クイズパパ力検定」
●書籍「ふたりの子育てがもっと楽しくなる パパのための育児クイズ115」
●企業様での従業員様向けセミナー
などを通して、
親御さんたちが「知っておきたいこと」「知っておくと安心すること・不安が軽くなること」のほか、
職場や社会における理解を広めるための発信に努めていきます。

クイズに挑戦したい方は、まずは無料でLINEに登録してみてくださいね
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親御さんだけではなく、小学生から年配の方まで広く読んでいただいています。

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