こどもと一緒に防災館へ!予想以上に楽しめました♪
防災士にはなったものの、まだまだ手探り状態の私たち。防災関連のセミナーに参加したり、防災検定を受験したりと、メンバーそれぞれが思いつくことから、少しずつ活動に取り組んでいます。
ひよっこ防災士なりにできる発信をしていきますので、一緒に防災に関心を持っていただけたら幸いです。
というわけで、今回お伝えしたい内容は…
防災館に行ってきました!
墨田区にある本所防災館へ。
子どもたち(小2ボーイズ)も連れて合計4人で防災体験ツアーに参加しました。
まずは、防災シアターで映画を鑑賞。夏休みということで、子ども向けの内容でしたが、防災士の研修で学んだことも含まれており、大人にとっても良い学びとなる内容でした。改めて、子どもたちが防災について学ぶことの重要性を感じています。(防災教育については、いつか記事でまとめたいと思います!)
体験したコース内容のご紹介
私たちが選んだコースは都市型水害体験コース。4つの体験で構成されています。(1〜3は全コース共通。体験は要事前予約)
1.煙体験
煙は上に行く性質があるので、もくもくと漂う煙の中、体を低くして歩く練習をしました。ニセモノの煙とわかっていても、ドキドキです…
実際に起こった際、パニックにならずに冷静に行動できるよう、こうして体験しておくことの大切さを実感。
印象的だったのは、小さなお子さんを連れた参加者の方がいらしたこと。お子さんを抱えながら、煙の中を歩く様子を拝見し、万が一の際、少しでも負担の少ない避難方法を知るためにも、子どもと一緒に体験しておくことは大切だなと、子連れの方にこそ、体験していただきたい内容だと感じました。
2.消火体験
消火器を使い、画面に映し出された火を消す練習ができます。
皆さんは消火器の使い方ご存知ですか?恥ずかしながら私は知りませんでした。
使い方はとてもシンプル
・ピンを外して
・ホースを向けて
・レバーを握る
簡単なステップですが、いざ使うとなったら戸惑ってしまいそう…
本体に説明も書いてありますが、火が目の前で燃えている時に、ゆっくり読んでいる暇なんてないですよね。
落ち着いた状態で練習&実際に触ってみる体験は超おすすめです!
初期消火の際の注意点ですが、少なくとも炎から3mは離れること。炎の高さの2〜3倍の距離をとって消火器を使用すること。炎の高さが天井まで届いてしまった場合には、消火はあきらめてすぐに逃げましょう!
こちらのサイトがわかりやすいです▼
3.地震体験
小学生は震度6弱まで、大人は震度7を体験しました。熊本地震と同じ震度7、立っていられないほどの大きな揺れでした。体験なので、周囲に何もなく、安全が確保された状態でしたが、それでもダンゴムシのポーズでうずくまっているだけでも大変でした。
実際に室内で家具がある状態だったらどうなってしまうんだろう…
電子レンジが飛んだという話も、実際の揺れを体験すると納得です。
家や家具の地震対策を考える良いきっかけになります。
4.都市型水害体験
連日のニュースで豪雨災害を身近に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、水圧がある中でドアを開けるにはどれくらいの力が必要なのかを体験できます。
水の深さが30cmになると、かなりの力が必要です。私たちは、大人2人&子ども2人の4人がかりで力を合わせてなんとか開けることができました。
また、車のドアを開ける体験もできます。全身の力をかけられる通常のドアとは異なり、車内では押しにくい体勢で押すため、水深10cmでも開けるのが大変です。ドアが開かない場合には、窓ガラスを割るなど、他の脱出方法も教えていただきました。
この体験で何より強く思ったことは、
大雨の時、アンダーパスへの侵入は慎重に!
です。
ぜひ、みなさんも頭の片隅に置いていただければ。
119番の練習ができる!?
子どもたち1番のお気に入りは119番通報コーナー。
様々なシチュエーションがあり、それぞれ119番通報、火事や救急の際にどう伝えればよいか学ぶことができます。
例えば、
家に具合が悪い子がいたらどうする?
火事を発見したら?
他にも、
目の前で突然、人が倒れた!
というシチュエーションでは、119番通報だけではなく、画面を通してではありますが胸骨圧迫(心臓マッサージ)のシミュレーションまで体験することができました。
この体験を通じて、息子が自宅の住所を言えないことに気がつきました。シミュレーションを参考にして、ひらがなで住所を紙に書き、壁に貼ることにしました。
体験したからこそ、気がつけることがたくさんありますね。
楽しみながら防災を学ぶ!
今回は、私たちが防災士としての学びを目的として訪れた防災館でしたが、子どもたちの反応が想像以上に良く、とても楽しんでいる様子でした。
息子は防災館で頂いた記念品の懐中電灯を避難リュックに入れていました。
さらに防災グッズを自作してみたり、
「次はどこの防災館に行く?」とノリノリです。
なにげなく道を歩いている時にも、
「ここの川は雨が降ったら気をつけなければいけないね」
なんて言葉が自然と出てくるようになりました。
早速、防災館で得た学びの影響を実感しております。
災害は実際に起こったらとても恐ろしいですが、こんなふうに日頃から、楽しみながら防災を学べる環境があることはとても良いですよね。
子どもを巻き込みながら大人も一緒に知識を身につける場所として、防災館は最適の場所かもしれません!
まだまだ暑い日が続きそうです。
暑すぎて、外で遊べない。。。
そんな日はお住まいの近くにある防災館や防災センターを訪れて、楽しみながら防災を学んでみませんか?
私たちも引き続き、都内を中心に、防災館や防災センターを訪れる予定です。
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