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一新塾講師に、山中光茂さん(前松阪市長・しろひげ在宅診療所院長)!「当たり前の幸せを地域で、在宅で、支える江戸川しろひげモデル」

山中光茂さん(前松阪市長・しろひげ在宅診療所院長・医師)に一新塾にてご講義いただきました!テーマは「当たり前の幸せを地域で、在宅で、支える江戸川しろひげモデル」です。

大学時代、外交官の内定直前まで進みましたが、その段階で、外務省は日本の国益ありきで国際社会の共通利益のために働けないとの考え、一転、医師になることを決意されました。その後、医学部に学士入学。医師免許取得。2004年からアフリカに渡り、ケニアにおけるエイズプロジェクトに関わります。

帰国して、2007年、三重県議会議員に当選。
2009年、松阪市長に就任。当時33歳、全国最年少市長でした。
そして、とことん『市民分権』を進めました。

一つは、「シンポジウム・システム」。
制度や政策の方向性を決める際、毎週末、シンポジウム形式で市民の声を聞きます。現場の課題を、市民と直接対話をして透明性を高めました。

もう一つは、「住民協議会」。
松阪市を小学校区単位のように43地区に分け、住民協議会を設置。若い人から高齢者まで住民は誰でも参加でき、活動交付金も割り当て、市民が自分たちでお金の使い道を話し合いながら決める仕組みにしました。

「地域のことをよく知っているのは松阪市の1000人の行政職員ではなく、その地域で暮らしている市民」との思いで、市民が地域の将来像に役割と責任を持つまちづくりに挑まれました。

そして、市長退任後は、訪問診療・在宅医療の医師として、東京都江戸川区に「しろひげ在宅診療所」を開設、「現場の幸せや痛みに寄り添う」生き方を貫かれています。

「本来は、最初に現場・現実があって、次に来るのが政治」とのお言葉も深く染み入りました。目の前の現実に起こったことに、まっすぐに向き合うことの大切さを刻ませていただきました。そして、他者の痛みを基軸に、市民のために、患者さんのために、とことん寄り添い続ける山中さんの姿勢がとっても胸の奥に響きました。

参加された塾生の皆さんのご感想と気づきの一端です。

●他者の幸せを基軸に生きる
●現実・現場主義を貫く
●生きることに覚悟を決める
●目の前にあることに一生懸命
●謙虚に生きる
●偽善者でいい
●小さな一つ一つをしっかりやる
●川上で止める、川下で助ける
●理念ではなく、現実を語る
●社会より他者。まず、目の前の人!
●他者を考える、ということがブレてない!

アフリカでの医師⇒市長⇒在宅医療院長。
ステージを変えても一貫されていらっしゃる山中さんだからこその生き方に心揺さぶられました。参加者一人ひとりに親身に寄り添っていただき、勇気とエネルギーを引き出していただきました。

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■『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)
NPO法人一新塾/森嶋伸夫 著
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