「組織のミッション」から「個人のミッション」へ
私は、かつてサラリーマン時代、周りの目を気にして、空気を読んで、外からの評価に一喜一憂する自分がありました。業界のルールの中での競争に勝つことに必死で、組織の論理に埋没し、自らの本当に果たしたい志を実感できず、空回りし続け、悶々とした葛藤の日々でした。
一般に日本社会では,一個人、一市民の立場でモノを言うことはあまりありません。組織の論理が幅をきかせるサラリーマンの世界では特に顕著です。
なぜか、主語が自分でなく、「組織」になってしまうのです。
サラリーマンは、自分の中に、二人の自分が存在します。
一人は「組織の論理」に合わせる自分。
もう一人は「個人の論理」を貫く自分。
ときに、個人だったら踏みとどまることも、
組織となった時に、盲目的に流されてしまうことがあります。
日本が戦争に突き進んだ時も、
バブル経済に翻弄された時も、
そして、失われた30年も、
個人としての主体性を手放してしまった後悔。
いまこそ、主語を「私」に変えてみる。
私たちは、組織人である前に、一人の人間です。
それこそが、「組織のミッション」から「個人のミッション」を生きること。
時代は、あなたの一歩を待ち望んでいます。
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