第二の人生は志を生きる
大転換時代、第二の人生は、
20代、30代、40代、50代、60代、あらゆる世代に押し寄せました。
私たちの生きている現代は、まさに100年に1度の大転換の時代であります。戦争、コロナパンデミック、気候変動、自国至上主義の蔓延、世界の分断など多くのも懸念材料が転がっています。デジタル革命はますます加速化し、シンギュラリティも近づいています。働き改革、ライフスタイルにも大きな影響をもたらしています。
国内では、人口減少、少子化・高齢化、財政危機、ハイパーインフレ等の危機、さらに新型コロナの蔓延はこうした構造的な問題を顕在化させかつ加速させました。
このような現代の一番の危機は、
多くの人が「自分の志を生きられない」と思い込んでいる、
ことではないでしょうか。
しかし、すべての人は、意識していようと、いまいと、唯一無二のかけがえのない志を抱いています。そして、「自分には志があるのだろうか?」と不安に思われる方も、誰もが志を生きられます。それは、仕事以外に一人の人間として自分自身に立ち戻る時間を持つことです。一市民となって、「市民の顔」を取り戻すということです。
「市民の顔」で地域に一歩踏み出せば、志で響きあう多くの仲間と出会え、日々の生活が変化にとんだわくわくするものになっていく・・・その延長線上に「とことんやってみよう!」となれば、脱サラして起業家や政治家への転身など、新ステージが拓かれています。キーワードは、”ギアチェンジ”です。
一新塾では、この28年間で、6000名の塾生が「第二の人生」にギアチェンジしてきました。
週末には市民リーダーとして活躍する5000名。
社会起業家に転身された方は320名。
政治家に転身された方は225名。
私は、26年間、6000名近い塾生の舞台裏の人生の転換のドラマに立ち会わせていただきました。
その舞台裏のドラマを『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)を執筆させていただきました。
ギアチェンジの形は、唯一無二。十人十色、百人いれば百通りですが、
ある傾向も浮き彫りになってきました。
●「業界のフィールド」から「地域のフィールド」へギアチェンジ
●「敷かれたレールの人生」から「自らレールを敷く人生」へギアチェンジ
●「組織のミッション」から「個人のミッション」へギアチェンジ
象徴的に表現するとすれば、
サラリーマンから市民への転身!
きっと、これから、どのように志を生きる人生に向かえばいいのか、模索されている方の道標になると思います。
PS.お恥ずかしいのですが、表紙の油絵は、私が30年前のサラリーマン時代、もやもやの思いを抱いているときに描いたものです(笑)