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一新塾講師に飯島博さん(NPO法人アサザ基金代表理事)!『アサザプロジェクトの100年計画』

今週は、日本でも屈指の社会起業家である飯島博さん(NPO法人アサザ基金代表理事)を一新塾講師にお迎えいたしました。講義テーマは『アサザプロジェクトの100年計画』です。

一新塾での講義は2004年から今回が20回目!

飯島さんが取り組まれている「アサザ・プロジェクト」は、霞ヶ浦再生に向け、学校や市民団体、企業、農林水産業、研究機関、行政などの多様な組織や人々が恊働するネットワークし市民型公共事業として、200を超える学校を結びつけ、のべ34万人もの人たちが参加した壮大な社会実験となっています。

何度お聞きしても、飯島さんの突き抜けたビジョンと哲学の深さには圧倒されます。そして、この哲学が貫かれた事業を霞ヶ浦に生み出され、湖の上流にある水源地から下流の湖までを被う様々な事業へと発展しています。独自の哲学と徹底した現場主義で、新しい価値を生み出し続ける飯島さんの社会変革者としての生き方から学ばせていただきました。

マイケル・ポランニーの暗黙知。

あまりにも部分最適の「組織的秩序」が幅を聞かせる現代社会にあって、そうではなく、全体最適の「自生的秩序」が潜在的可能性を浮上させるとのお言葉、深く響きました。

タテ割りの壁を溶かして、市民参加でなく、行政参加をもたらす、自然という構造に合わせた社会につくり変えるネットワーク。まさに、アサザプロジェクトで具現化されたことに心揺さぶられました。

飯島さんがご自身の立ち位置について語られた、どこに行っても門外漢、常に素人、常によそもの、常に開いている。とのお言葉も深く染み入りました。

今年の色紙のメッセージ。
『# 提案祭 限界を共有するな!選挙の壁を溶かせ。』

既存の組織、企業、組織が持っている限界を共有してはダメ。 祭りにしてカオスを生み出し、無秩序に振動を与え変化を起こす。人々の対話的分散で、つながりあって、地域や社会が持っている潜在的な可能性を救い上げる。

以下、塾生の皆さんのご感想と胸に響いたお言葉です。

●自分のもやもやに素直になる
●答えを共有するのでなく、問いを共有することの大切さ
●問いの共有が場を開く、自己完結しない
●組織との連携は、組織的秩序に取り込まれない戦略が必要
●1人の人が誕生するたびに、新しいユニークなものが世界に持ち込まれる
●社会のホルモンの役を果たす
●自分の感性を信じてよき出会いの連鎖
●ネットワークの中で行政を機能させる
●数名でもいい、変なことを言ってもいい、批判なんか気にしない
●自分の中の子どもを劣化させない

パンデミックも、戦争も、身近で起こる不条理な数々の出来事も、「問い」を共有することで、自分を場として開き、よき出会いの連鎖で未来が開かれること、深く深く実感させていただきました。


■ NPO法人一新塾(東京・大阪・名古屋・仙台)
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■『第二の人生は志を生きる~サラリーマンから市民への転身』(一藝社)
NPO法人一新塾/森嶋伸夫 著
https://www.amazon.co.jp/dp/4863592485

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