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ロボッツ振り返り解説第8節 vs川崎

こんにちは、一色翔太です


それでは第8節ホーム川崎戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

Game1 茨城96-105川崎
ものすごく良いプレー多かったし川崎相手に良い試合しました、試合としても見てて面白かった!って言いたいんだけどそれ以上に気になっちゃったことがあるので自分なりの解説を書きたいと思います。まずは試合の展開がガラッと変わったのが4Qに川崎がファジーカスを下げて篠山藤井のツーガードに変えてきた事。一気にディフェンスの強度が上がり機動力もアップ。3Qまでの川崎とは別のチームみたいになっていた。ミスとかもあって追いつかれたり逆転されたりはあったものの試合の勝敗を分けたのはここから。4Q残り2:12辺りからバスケットLIVEを見返してほしいというか是非見てください。3連続で川崎がオフェンス成功させる。3回ともデリアニョのディフェンスが失点の要因となり、ここが敗因と言ってもいい。

①4Q2/2と3ポイントが当たりだしたアギラールに対してキャッチから簡単に打たせすぎたこと。その前の動きから見ていくとスクリーンにも引っかかるしボールとマークマンを把握できていないのでスッとボールを貰いにウイングに上がったアギラールについていくのが遅れて身長差もあり手はあげてチェックには行っているものの影響なくアギラールは気持ちよく打てている。まずこれが一つ。

②トップの位置で藤井についている平尾に対してアギラールがスクリーンをセット。それに対してデリアニョは藤井に対して全くノーヘルプ。何にもない。これは正直信じられない。スイッチするのか、ショーして平尾が戻るまで待つのか、アンダーで間を通らせるのか、ブリッツと言って積極的にダブルチームに行くのか、何もなかった。むしろ藤井の事を一切見てないようにも感じるし平尾お前に任せたぞと言うふうにも見える。決めきった藤井は凄いけど平尾はこれじゃ守れない。絶対守れない。終盤であんなザルなディフェンスで簡単に行かれるのはなしでしょう。これが二つ目。

③スクリーンのディフェンスが甘いと味をしめた藤井とアギラールはもう一回同じプレーを選択。デリアニョの動きは②の時と以下同文。福澤やトラソリーニが慌ててヘルプに行ってコーナーの長谷川がどフリー。長谷川はこの試合唯一の得点をこの大事な場面で決めてきた。流石です。これが三つ目。

①と②の後に平尾と福澤がビッグショットな3ポイントを決めてなんとか食らいついていたんだけど3連続は厳しい。その後福澤が慌ててターンオーバーで失点。ここで勝負あり。ディフェンスの甘さをついて簡単に得点できた川崎が試合巧者だった。確かにこの試合デリアニョはオフェンス面での貢献度は高かった。ただしあのディフェンスを勝負所でされたらあの競り合いの状況では使えなくなっちゃうので、コーチ陣はデリアニョへの熱いディフェンス指導をお願いします。タラレバだがあそこが鶴巻だったらあんな簡単に得点されることはなかっただろう。試合後のロッカールームであそこが話題になってなければダメだと思うのでそこはチームで厳しく言い合うべき。👇インタビューでもアジア枠だからと言ってプレータイムが確保されているわけではない、コーチからの信頼を勝ち取らなければならないと言っているので高い向上心はあると思うので「ディフェンス」を是非頑張ってください!そしたら必ず大きな戦力になるはず!

あとは平尾のファウルトラブルなんだけど3つ目と4つ目のファウルは気をつけて。ちょっとムキになっちゃってのファウルに見えたのと今このチームで言うと平尾とジェイコブセンの2人は代えの効かない選手なのでそこはグッと抑えてなんとか我慢して欲しかったな。


Game2 茨城67−93川崎
Game1とは打って変わって試合の序盤から主導権を握ったのは川崎。Game1では4Q入るまでそんなに厳しくなかったディフェンスがこの試合は前日の終盤の強度とプレッシャーを試合開始直後からかけてきた。やはり序盤から追いかける展開はロボッツとしては避けたかった。さらにこの試合でも平尾のファウルトラブルで想定外のゲームプランになっただろう。古巣相手で力が入ったところだと思うがGame1でも書いた通り平尾はファウルトラブルは避けてプレーして欲しい。ある程度プレイタイムと得点面でベンチからは計算されている選手なので。本来の川崎の強さが出た試合だったので力の差が点差にはっきり出た感じ。川崎的には前日の改善点であるディフェンスを修正した試合だったのとファジーカス頼りにならない多くの選手がバランス良く活躍したので満足度の高い試合となったず。前半終わりの多嶋のターンオーバー。残念。最近ちょっとターンオーバーが目立っちゃってるのはきっと本人も気にしているところだとは思う。この試合は川崎の良さ、強さが存分に出た試合になってしまったので振り返りはこれ以上無しで。それにしてもファジーカスのパスヤバイわ👇強肩プラスコントロール抜群。おそらくフリースロー中にファジーカスとジャニングスで「投げるぞ」「OK」的なアイコンタクトとかあったんじゃないかな。すげーの一言。


・見どころ照らし合わせ

平尾多嶋vs篠山藤井
1番印象的だったのがGame1の4Q福澤がハーフコート超えたあたりでサイドラインに追い詰められ篠山がダブルチームに行きスティール、走っている増田にパス出しレイアップ、ロボッツタイムアウト。この2人が同時に出た瞬間川崎のバスケが変わったし一気に牙を剥いてきた感じがした。篠山はGame2でもピック&ロールからのアシストなど素晴らしかった。藤井はディフェンスの良さは相変わらずすごかった。特にゴール下へのヘルプに行ってパスをスティールしたのは圧巻。1on1で決めきる能力もあり攻守に渡ってワンランク上のプレーを見せた。きっと日本代表選ばれるでしょう。対するロボッツの平尾はファウルが重んでしまったこと、多嶋は大事な場面でのターンオーバーが出てしまった。ロボッツにとってこの2人が安定して落ち着いてプレー出来ることがチームの安定に繋がる。ただし今日みたいに2人がグラついてしまうとチームも揺らいでしまうのでポイントガードの重要性も出た試合となった。


・良かったところ

ジェイコブセンの走りっぷりは今節もnice runでした。画面の端っこから坊主頭がスッと現れ一気に全員抜き去り先頭走りレイアップと言ったシーンが映像でもありました。おおお!!走ってますねーー!!って解説しながら言いました。これはBリーグNo.1と言って過言ではないでしょう。

福澤の賢いプレー。Game1の2Q残り5:15辺りからのオフェンス。ピック&ロールを仕掛ける際にスクリーナーをヒースがついていたジェイコブセンがかけにきたけど「違う違うお前じゃない」と追い返しファジーカスがついているトラソリーニを呼びつけスクリーン貰ってスイッチさせて中にディフェンスを収縮させたところでデリアニョにパスを出し3ポイントを沈めた。ファジーカスの方がディフェンスがルーズなところがあるので相手を良く見てプレーできたシーン。いわゆるバスケIQが高いプレーだった。

谷口が2試合とも3ポイントを2本ずつ決めてきた。Game1では前半終わりの2連続。あれは会場も沸いたしチームも気持ちよくハーフタイムに入ることができた。相手の高さに対しての対策として川崎戦は早めの起用となったが今後コンスタントに試合に出る為には3ポイントだけでなく、相手外国籍選手を守ること、ディフェンスリバウンドを取ること、味方への身体を張ったスクリーンなどが出来るかどうかだと思う。ジェイコブセンが休んでる時間に谷口、タプスコット、トラソリーニでインサイドを守りきれるようになると今後もっと使われるようになるんじゃないかな。



久しぶりのホームゲームは残念ながら連敗。水戸での初勝利はお預けとなってしまった。Game1勝っときたかったなーってのが本音。川崎相手に勝つチャンスがある試合をできるのは現実的に5試合に1回とかそんなレベルだと思う。それを逃して実力差が出たGame2。今後また年末にホームで川崎との対戦はあるのでリベンジのチャンスはある。ロボッツやるな、油断したらやべーぞっていう印象はつけれたはずだし、現在の順位以上に他のチームもロボッツなら簡単に勝てるなんて思わないだろう。バイウィークで少し間が空くので休養と気分転換、ここまでの課題を修正してアップグレードする期間として有意義に使って次の試合に挑んでもらいたいです。


余談だがシーズンの日程が出た時に選手はバイウィークはあるのか、いつあるのかを真っ先に探します。


このnoteもバイウィーク入ります




次回
ロボッツ見どころ解説第9節 vs千葉



一色翔太

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