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ロボッツ振り返り解説第10節 vs島根

こんにちは、一色翔太です


それでは第10節ホーム島根戦を振り返っていきます

・試合の振り返り

Game1 茨城59−87島根
金丸が体調不良で欠場の島根はどのような戦い方してくるかに注目したこの試合。代わりに白濱をスタメンに起用。ロボッツは今シーズン初めて高橋をスタメンに起用してきた。安藤に対しての高橋をぶつけてくる作戦。高橋は最初の3分のみの出場でもっと出せばいいのになって思いました。振り返ってみると島根が3ポイントの確率が良くない中ロボッツがミスが多かったので追いつくチャンスを不意にしてしまった。勝負を決めたのはケイのトランジションからのゴール下エンドワンと連続3ポイント。これが決定的だったかな。それにしてもロボッツは何か諦めが早いような選手起用方法で4Q残り7分くらいから特に最後の悪あがきもなく選手を下げていた。島根のトラビス19得点、ビュフォード23得点、ケイ得18点とこの3人がものすごく良かった。3人合計60点ってことはロボッツ総得点を3人で稼いだ。対してロボッツはタプスコット6得点、トラソリーニ9得点、ジェイコブセン8得点。3人合計23得点ってことはビュフォード1人分しか3人で取れていない。Game1での一番の敗因は外国籍選手の勝負が完敗だったことかなと。3−2ゾーンに対して島根は最後まで崩せていなかった。ロボッツは平尾が起点になっているときは切り崩せて得点に繋げることが出来ているがそれ以外の選手がイマイチ物足りなかった。それよりも島根のディフェンスが想像以上に良かった。金丸が欠場した分ディフェンスを頑張る白濱、阿部、北山のプレータイムが増えたことが功を奏していたのかもしれない。外国籍選手たちもそれぞれロボッツのインサイドを1対1で守りきっていたし、ジェイコブセンのポストアップを外に外に押し出して苦しいシュートを打たせていた。

Game2 茨城88-85島根
アダストリアみとアリーナでの初勝利、サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!©空気階段水川かたまり。
トラソリーニの最後のプットバック。興奮しながらの解説となりました。リバウンドをボーッと見ているビュフォードとリバウンドがあると信じて飛び込むトラソリーニ。リバウンドの時間も残してシュート打った平尾も良かったししっかりスクリーン当てたジェイコブセンも良かった。

気持ち一つでこんなにも変わるんだと言うことを見せてくれたGame2でした。久し振りにアリーナが揺れるような感覚になったのは会場にいた方なら分かると思う。最後の10分島根がディフェンスのエナジーを上げて安藤が本来のプレーを見せてきて10点以上あったリードをひっくり返される展開となった。それでも我慢して耐えて最後のワンプレーが生まれた。トラソリーニはその前の同点に持ち込んだフリースロー2本決めたのは凄かったな。タイムアウト後のフリースローって時間空くしいつもとリズム変わるから1本目なんかは外しがちなんだけどしっかり決めてきた。トラソリーニ、ジェイコブセンの2人が本来の活躍をしてくれた事がGame1との大きな違い。島根はピック&ロールに対してのディフェンスが4Q入るまで修正できなかった事。4Qはスクリーナーのディフェンスがボールマンに激しく出るハードショウに変えてロボッツを苦しめた。ラストプレーではハードショウに出なかったのは指示だったのかは定かではないが結果的にはオープンに打たせてしまいオフェンスリバウンドに繋げてしまった。あそこをトラビスが平尾に対してグッと出ていたら違う展開になっていたかもしれない。とにかく水戸での初勝利、負けが続いていた分一つ一つの勝利の喜びが大きく感じる。


・見どころ照らし合わせ

Game1の安藤に対して高橋を当ててきた事は作戦として面白かった。ただウルトラマンと同じ時間しか見れなかったのが残念。注目の安藤に対してマッチアップする選手が全員プレッシャーかけて簡単にプレーさせなかったりGame2で前半0点に抑えた事はチームとしてやりたい事ができたところだと思う。
島根のトランジションバスケはGame1ではお見事だった。ケイやトラビスがリバウンド取ってそのままプッシュして細かいパス繋いでミスなくレイアップまで持っていく形はお手本のようだった。
平尾に関しては解説してても「すごい」「さすが」「素晴らしい」と言った簡単な表現になってしまったがシンプルにそう言わざるを得ないようなプレーだった。Game2では+高いエナジーが乗っかって覚醒しているような感じだった。渦潮ドライブも2回ぐらい見せたが決めるまでは行かなかったかな。残念。
あとは前半得点の予想のやつ。Game2ニアピン賞だったな。なんか嬉しかったな。


・良かったところ

良かったところはGame2に凝縮されていると言うかあまりGame1では良いところが少なかったと言うか、、、なのでGame2から!

中村から平尾へのロングパス👇

ギリギリのところよく出した中村と下がりながらのキャッチからバランス崩さずシュートまで持っていった平尾のフィジカル。前半の大きな盛り上がりの一つ。

ジェイコブセンのバンクショット3ポイント

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決めた後の顔を見るからに狙ってはないなと確信していますが入れば同じ3点。このタイミングで前半チームで唯一の3ポイントを決めた事が大きかった。

チームディフェンス
Game2では24秒オーバータイムを3回、もしくは4回は取れていたはず。1on1のディフェンス、ダブルチームからのローテーションとこの2つがバチっとハマって島根を苦しめた。オーバータイム取ると一気に流れが変わるプレーになる。全員良かったが特に鶴巻のビュフォード、安藤との場面でやられなかった事が特に良かったかと。3-2のディフェンスも今後ロボッツの武器になってくる。島根戦ではマンツーマンとの使い分けがされていて出ている選手に合わせてうまく使えていた。特にこの3-2では上3人の負担と責任が大きい。特にトップを多く守っている鶴巻の運動量とハイポストのケア、コーナーにボールが落ちてビッグマンがついた時には時は下までおりて2-3に変則的に変わったり気を使うしよく動くし大変なポジション。ここを遥やゴメスデリアニョができるようになってくると2人のプレータイムも増えてくるんじゃないかな。これこれ👇Bリーグ公式Twitter




この3勝目はチームにとって重要な意味をもたらすものになったはず。インタビューとかで気持ち、エナジーが足りませんでしたとかよく聞く話。目に見える物ではないはずなんだけど、本当にプレーにこめると不思議と「気持ちのこもったプレー」に見えてくる。これって1人2人がやってても効果がなくて、チーム全体で気持ち、エナジーが高い雰囲気が作れるかが大切。意外と難しい。だけど前日の反省から生まれたこのまとまった気持ちをスタンダードに次の北海道戦に繋げてもらいたい。



次回
見どころ解説第11節vs北海道



一色翔太

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