ロボッツ振り返り解説第1節 vs秋田
こんにちは、一色翔太です
第1節アウェイゲーム秋田戦の振り返りを書いていきたいと思います
・試合の感想
7Qで負け、完敗、、、
Game1 秋田−茨城
18 1Q 16
20 2Q 13
25 3Q 18
21 4Q 16
84 F 63
Game2 秋田-茨城
28 1Q 16
20 2Q 8
22 3Q 18
13 4Q 15
83 F 57
2試合の結果見るとQ毎の得点で勝ったQ(太字)がGame2の4Qのみ。7Qで負けてなおかつ20点以上取ったQがない。昨シーズンあれだけ100点ゲームを演じてきたロボッツとは思えないような結果である。B1の洗礼を浴びた開幕戦となった。
秋田のプレッシャーディフェンスと高速トランジション
特に目立ったのがGame1よりGame2の方。出だしからエンジン全開で来た秋田。スタメンを伊藤、中山、古川→長谷川、田口、保岡に変えてきた。3人が前線から強烈なプレッシャーをかけて楽にボールを運ばせず、やっとフロントコートに入っても簡単にパスを出させないディナイを全員が徹底していた。ボールがリズムよく回らずシュートもタフショットにさせる。更にスティールやディフェンスリバウンドからの切り返しの速さが高速。ガードのプッシュにグリン、デイビスも追いかけ一気にリードを奪った。開始2分強で12−3となりロボッツタイムアウト。このタイムアウトの際にメンバー交代でテコ入れを期待したが5分経つまで交代なく進み流れを変える事ができなかったのが痛かった。このディフェンスを3Qの勝負が決まるまで誰が出ても強度とスピードを落とさずに続けたことが素晴らしかった。選手一人一人のコンディションの良さと、開幕戦でここまでの強度を作り上げた前田HCの手腕も素晴らしいと感じた。
ジェイコブセンの不在
プレシーズンマッチ越谷戦でのジェイコブセンの負傷が開幕までに間に合うかが気がかりだったが欠場となった。インサイドの得点力、ディフェンス強化、走力、献身的なプレーなど昨シーズン仙台在籍時は敵ながら天晴なプレーヤーだったのでロボッツにとって一番の補強だったと言っても過言ではないと思っていた。タプスコット、トラソリーニ両選手が2試合通して長時間のプレータイムだったがやはり所々疲労や集中力を欠くシーンなどがあったのでジェイコブセンの復帰が待ち遠しく感じた。
・見どころ照らし合わせ
試合前の秋田戦見どころ解説との照らし合わせていこう
オールコートから当たってくるディフェンス
予想通りにプレッシャーをかけてきたが予想以上にロボッツがこのディフェンスにハマってしまった。ボール運びの際にガード陣からウイングの選手とセンター陣が早めにボールを繋いであげてほしかった。ガードからしたらフロントコート入ってずっとボールを持ち続けるのは正直しんどいので早くボールを離してオフェンスを動かしたいのだがそうはさせなかったのが秋田のディフェンス。ボール運びで多嶋、平尾、高橋全員が1on1であっさりスティールされるシーンなどそこまでは想像していなかった。B1全チームがこの秋田のガード陣のディフェンスには苦労するはず。
古川、田口、グリンのシュート力
Game1:古川2/2 田口1/3 グリン4/6 Game2:古川1/4 田口2/2 グリン2/6 Total 12/23 52% 3選手の3ポイント成功率が2試合で52%、成功12本。完全にやられたといっていい数字 。3人共にスクリーンをうまく使ってオープンになったり、トランジションからの3ポイント、ガード陣が切り崩して自分のマークがヘルプに行きオープンになるケースで気持ちよくシュートを打っていた。古川とマッチアップ中になのに谷口がポストのダブルチームに行き古川にどフリーで3ポイントを打たれるシーンがあった(Game1)。打たせてはいけない優先順位を把握しなければならないのと、チームのシューターと言われる選手に3ポイントを決められるとチーム全体、そして会場全体が盛り上がるので今後はシューターの3ポイント成功率を下げるようなディフェンスを意識しなければならない。逆にロボッツだと福澤、中村、あと西川あたりが決めるべき選手なので彼らが気持ち良くシュートを打てる展開を作りたい。
クレイジーピンク
こればっかりはバスケットLIVEでは感じきれないので選手たちや秋田の会場で直接クレイジーピンクを体感したブースターの皆さんから機会があったらどうだったか聞いてみたいところ。それでも大量のピンクの中から見えるいばらきブルーは選手にとって力強く、必ず目に入ります。アウェイの方がよりブースターの方の一人ひとりの顔や応援してくれている姿は印象的です。この状況下でアウェイゲームでも応援してくれているロボッツブースターに選手は是非ともプレーで魅せて、帰路を笑顔で気持ちよく帰ってもらえるようにしたい。
・良かったところ
多嶋、平尾のコンビ
見どころ解説で注目選手にもあげた二人はこの2試合でもよく機能していた時間も多くあった。特に平尾がアシストを受けてシュートを打つシーンは昨シーズンまであまり見受けられなかった。自らドライブで得点を取ることに加え周りからアシストを貰うことによってさらに得点の機会も増えると思う。多嶋の試合中の表情や仕草から推測するにまだまだ連携や意思疎通が足りない部分もあるんじゃないかと思うので、試合や練習を重ねて高めていってもらいたい。
谷口の頑張り
正直昨シーズンまでの彼のプレーはあまり知らなかったが、アウトサイドのシュート力と外国人選手に対するディフェンスはこの2試合でも良さが見えた。オープンでは迷いなくシュートを打つ姿勢は今後も続けてほしいし、秋田のアイバーソンに上からリバウンドを取られるようなシーンもあったが体を張ってボックスアウトを続けている姿は期待がもてる。日本人ビッグマンがこのリーグで活躍することは非常に難しいが、とても重要な役割を持っている。外国籍選手との組み合わせによっては重宝される存在なのでこのジェイコブセンが離脱している時期や、ハビエル・ゴメス・デ・リアニョ(なんて呼ぶかまだわからないゴメスでいこう)が合流すればPG、ゴメス、タプスコット、谷口、ジェイコブセンといったラインナップもあると思うと楽しみになってくる。なので彼にはシーズン通して活躍できるように頑張ってもらいたい。
・不安な点
福澤のPGの起用
福澤だがPGとして出る時間帯が昨シーズンより多くボール運びや、ドリブルからの仕掛けが多すぎることがとても気になった。彼の一番の魅力はなんと言っても3ポイント。それはB2だけでなくB1のトップのシューター選手と比較しても決して引けを取らない。Game1 1/3 Game2 0/5 シュートは水物と言われるように入らないときは入らない。だが問題は福澤の3ポイントのシュートセレクションが厳しいチェックににある時がほとんどなのでそれは確率悪いよなと。極力ボール運びは他の選手ができるような組み合わせにしてあげたり、彼にフリーになるようなスクリーンをかけてあげるようなプレーがないと福澤本来の長所が消えてしまいそうな気がする。自分も背の低いシューターだったのでPGの要素は幅を広げるためには必要だが、昨シーズンのようにチームに勢いをもたらすのは福澤の3ポイントなのでチームとして彼の長所を引き出すような起用法を用意してあげたい。琉球の岸本のようなスタイルが身長の低いシューターの活きるプレースタイルではないかと思う。
西川の存在感
西川はまだ怪我からのコンディションが本調子ではないからなのか、まだリッチHCのバスケに馴染めていないのかは分からないがこの2試合だけで言うと存在感がなかった。本来こんな選手ではなく3ポイントに加え身体能力を活かしたドライブで躍動する選手なのだがコーナーにポツンと立っているという印象。これは同じポジションの鶴巻もそうだが3番ポジションが少し浮いてしまうのが気になるところ。ドリブルからの仕掛けが中心のリッチHCのオフェンスの中で西川のようなスウィングマンが活躍できるように今後なるか西川にとっても大事なところ。ロボッツにとってもオフェンスの多様化が必要なのでガード、タプスコットの仕掛けだけに頼らない引き出しを増やしていきたい。
最後まで見ていただきありがとうございました。改めて試合の振り返りをしてみると意外と大変で時間かかることに気付き続けられるか心配になったがまず慣れるまで頑張って続けるので宜しくお願いします。
次回
ロボッツ見どころ解説第2節 vs滋賀
一色翔太(´-`)
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