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ロボッツ振り返り解説第32節 vs群馬

こんにちは、一色翔太です


それではタプスコットフィーバーだったホーム群馬戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

茨城96−78群馬
終わってみれば快勝。一度もリードを許すことなく並ばれたのは1Qの6−0ランからタイムアウト明けの五十嵐の連続3Pで同点になったのみ。試合開始直後から群馬が緩い入り。集中していないような感じで迫力に欠ける。タプスコットとジェイコブセンのピックから始まるオフェンスが結構ハマってて、群馬は毎回スイッチしてくるのでキーナンやバルヴィンがタプスコットに、パーカーがジェイコブセンにマッチアップ。序盤はジェイコブセンのオフェンスリバウンドや深い位置でボールを受けて得点を重ね、鶴巻のアウトサイド、タプスコットのアタックとバランスよく1Qで27-20と出だし良し。相変わらず群馬のディフェンスの強度が上がらずロボッツはあまりプレッシャーを感じずに攻めれたような印象。バルヴィンの連続3ポイント綺麗なフォームで決めたのと👇ボールプッシュからのフリースローラインからレイアップはビックリ。

あと2Qヒヤッとしたのがパーカーの連続スティール。👇これ2本目なんだけど狙いすました読み通りのスティール。左手で取りに行けちゃう余裕がすごいね。

このもう一個前のスティールも見事で2Q残り2:33あたりからのパーカーの動きに注目。分かりますかね、ずっとパス出すところを狙っているんですよね。ジェイコブセンも狙われているのに気づきドリブルでずらしてマイナス方向にパス。パーカーはしつこいからもう一回スティール狙うタプスコットはパーカーの頭上を通そうとしたけどスティールすると決めているパーカーの頭上は一番危険なところ。パーカーが和歌山でプレーしてた頃千葉にいた一色はパーカーの頭上をパス通そうとして取られはしなかったけどヒヤッとした場面があって、当時のヘッドコーチ、レジー・ゲーリーに"Don't challenge him!!!"って怒鳴られたのを覚えてます。あれ以降パーカーの近くにパスを出す時は細心の注意を忘れません。話は戻って連続スティールで5点差に詰め寄られてロボッツタイムアウト。この試合追い上げられるなってタイミングは2ヶ所あってここと3Q終わりから4Qの序盤にかけて。最大で21点差開いたところから群馬がバルヴィンのインサイドを攻めだして4Q残り7:40の時点で10点差まで縮められた。群馬は残り時間考えてもさ行くぞってところで連続ターンオーバー。終わってみてここが勝負を決めたところなのかなって思いました。ここからは前半で25点取って3Qは少しお休み気味だったタプスコットの時間。4Qだけのスタッツが17PTS,FG5/6,3P3/3.FT4/4。打てば入るゾーンに入った状態。簡単なシュートはなかったと思うけどあれも入るこれも入る。しかも最後残り2分切ってベンチに下がるまでフル出場ので試合の終盤大事なところで大爆発させるあたり流石だなと。タプスコットならぬ、まさに「タフスコット」終わってみれば45PTSで今季のリーグ最多得点を記録。良いものが見れました。タプスコットの活躍はもちろん良かったんだけど得点の取り方がチームとしてボールと人が動いて結果的にタプスコットが決める展開だったのが良かったところ。群馬は対照的でチームプレーの中の個人プレーがなく、ただジョーンズやキーナンが攻めに行くようなオフェンスだった。きっとノッたら強いんだけどこういう脆さが見えると、どこかチームとしてのまとまりが感じられなかったのでチームの状態や雰囲気などはロボッツの方が完全に上回ってましたね。最終結果は96−78と快勝。リーグ最終戦に再度群馬と対戦があるのでいいイメージを残せたんじゃないでしょうか。それにしても神級の活躍のタプスコットお見ゴッド。チェイ、ハンパないって。

・ナイスプレーを振り返ろう

1:00〜、2:55〜遥とアキチェンの1on1

ドライブから体当ててしっかりストップしてシュート。代わって出てきてand1にこのプレー。後半のやつはアキチェンもナイスディフェンス。チェックも行ってるけどターンからフェィダウェイ。”Good Defence but Better Offence”がピッタリな二つのプレー。あと何より他のメンバーやベンチの反応がいいね。わちゃわちゃ。ベンチポイントが課題だったなかこの日の遥の活躍はすごく良かったし欲を言えば毎試合このパフォーマンスが見たいって期待しちゃいますね。

1:34〜平尾のストップとフェイク

スクリーン使ってカールしてペイント内でもらいしっかりストップ。遅れてくるディフェンスを見越してシュートフェイク。ワンドリブルついてブロックもかわして技ありの得点。スピードに頼らないこういうプレーを見るとうまいなー、渋いなーって思います。

2:08〜福澤→ジェイコブセン×2

福澤はこの試合3Pは1本と数字では物足りなさはあるけど実際のプレー見ていたらそんな事はなくドライブからのアシストが冴えていた。特にこの連続でジェイコブセンとのコンビプレー。福澤のピックに対してアンダー通るデェフェンスするチームはいないだろうからうまく引っかけさえすれば自分以外のチャンスが広がる。群馬も勿論福澤に対して打たせないようにディフェンスしていた中でドライブに切り替えて行けたところが今シーズン通して福澤のBuild-upポイントなんじゃないかな。

シャレオツドリブルタプスコット

ディフェンスのスティールからの流れであそこをビハインドですり抜けようとする発想とそれを成功させる技術。山崎もファウルしたかったけどそれすらさせてもらえなかった。ベンチの谷口のわちゃわちゃもいいね。チェイ、バンパないって。



シーズン最終戦も群馬戦。それに向けて良いイメージ持てた。アウェーが続くけど連敗で挑むよりも、この1勝のおかげでずいぶん気持ち的に楽になったはず。


北海道から南下して秋田。戻ってきて横浜アウェーとタフなスケジュールだけど最後はホーム3連戦ADみとでプレーできるので乗り切っていってもらいたいところです。



次回
見どころ解説第33節vsレバンガ北海道



一色翔太

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