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ロボッツ振り返り解説第9節 vs千葉

こんにちは、一色翔太です


それでは第9節アウェイ千葉戦を振り返っていきます


・試合の振り返り

Game1 茨城77−83千葉
3−2ゾーンディフェンスからスタートしたロボッツ。この試合に向けて準備してきたんだなと感じたのでいきなり仕掛けてきたロボッツ。千葉に対してと言うより富樫の良さを消すのに試合通してとても有効的だった。谷口も3−2使うことでプレータイム増えてきたことは本人にとってチャンスだし攻守共に存在感出せるようになってくるとチームとしての厚みだったりセカンドユニットの特徴が出せるようになると思う。試合展開で言うとロボッツとしてはインサイドにボールが入らないので攻めあぐねる感じと千葉もゾーンオフェンスがうまくいかないでお互い苦しんでいる。得点もぐんと伸びないのでロースコア。3-2ゾーンの前線が上手く動けているなって感じでウイングの平尾や多嶋が後ろを警戒しながらポジション取りして、センターの鶴巻がうまくポストをケアしながらトップにもマッチアップできていた。正直ゾーンが長すぎるなと感じるところもあったがここまで使い続けるリッチHCの思い切りの良さが結果的には富樫の良さを消すことが出来のかなと思う。3Q開始直後の平尾からジェイコブセンへのアリウープ。初めて見るプレーで実戦で成功させてきたのは素晴らしかった。👇ロボッツ公式Twitterより

千葉のミス誘発して3Q最高の出だし10−0のランを決めて一気にタイに戻せたところはこの試合の中でもグッと流れを掴めた時間帯だった。試合のターニングポイントが2つあったかなと。それはくしくも赤穂の負傷退場の場面。1つ目はトラソリーニのシュートファウルの時。首痛めて数分間時間が止まった。それまでFT100%で21/21。このフリースローをトラソリーニは2本とも外したわけだが、フリースロー打つ前にあのような時間が空くのは正直リズム狂うし腕とかも縮こまりがちなのでなんとなく嫌な雰囲気ににはなったと思う。ファウルもらったらその流れのままラインに立ちたいところだけどアクシデントでやむなし。あとはフリースロー前にタイムアウトとか挟まれるのも少しリズム狂うので戦略的にタイムアウト取るケースもある。時間が空いた後でもきっちり決めてくる選手は流石だなって思います。2つ目はトラソリーニのバックスクリーンでの接触後。たまたまトラソリーニと赤穂が2連続で続いたけど故意でもなくあれはアクシデントだと個人的には思います。担架で運ばれた後の再会後ロボッツはミスが続き西村が要所で3ポイントを決めたてきた。3Q終了で53−55で最後の10分で勝負ができるナイスゲームだったが力及ばすと言う感じの試合だった。


Game2 茨城103−111千葉
この試合も出だしこそマンツーマンから入るも3-2ゾーンを継続。リッチHCの何か意志の強さも感じた。一転してハイスコアの展開になったが2日続けて接戦を繰り広げることができた事は確実にbuild-upできている証拠。4Q最後に西村、原に決められた3ポイントが痛かった。2日とも最後まで粘りの納豆バスケを見せてくれたがちょっとしたスキができたところをしっかり仕留めてくるところがチャンピオンチームだった。3-2ゾーンは今後武器になっていくはずだがまだまだ荒削りなところもある。特にコーナーにボールが落ちた時や、逆サイドに展開された際にジェイコブセンやトラソリーニが外まで出きってしまうとインサイドにボールを通されてミスマッチやリバウンドでのミスマッチが起きてオフェンスリバウンド取られたりするシーンが多々あった。パスをうまく回されると最後のオープン3ポイントに繋がるのでそこは今後練習や試合を重ねて質を上げていきたいところ。マンツーマンとゾーンの使う時間帯なんかもうまく使い分けできるようになると相手も攻めにくくなるんじないかな。2試合通して「良い試合」ができた。次は「勝てる試合」をとなってくるので4月のホームでの千葉戦は更に面白くなると思うので今から楽しみです。
今節のMVPは千葉の西村ふーみん。千葉にいた時に1年だけ一緒にプレーしたけど上手さやシュート力、アシストというガードとしての能力全般高い選手。だけどこの2試合際立っていたのは試合の流れや点差を読みながらプレーする状況判断。ファウルで止める場面やミスマッチを見逃さないパスだったりゾーンに対して空いている所を見つけたり自分で決め切る所だったり冨樫が調子上がらなくても控えにこの選手がいるってのは強いなあって感じます。

・見どころ照らし合わせ

富樫に対して特にGame1ではゾーンディフェンスが効果的だった。ピック&ロールに対する守り方を懸念していたけど使わせないディフェンスを選択してそれを2試合通してやりきったベンチは凄いなと素直に思った。裏を返せばマンツーマンじゃやり合うのが厳しいと言う判断なのかも知れないが王者相手にあの手この手で挑む姿勢は今までにないベンチワークで良かった。平尾とのガード対決は平尾に軍配を上げてもいいような活躍だった。特にピック&ロールからの仕掛けは千葉は守り切りていなかったし平尾の得意な縦の切り込みが上手くいっていた。

・良かったところ

平尾と鶴巻
千葉相手に堂々とプレーして、安定して得点できている所と誰を相手にしても変わらず自分のプレーが出来ているように見える。プレータイムも伸びてきているのはコーチ陣からの信頼ももらえてる証拠なので2人の今後の安定した活躍に期待していきたい。👇Game2のこのプレー。ロボッツ公式Twitterより。何か自信満々に見えるし外国籍選手相手にも臆する事なくアタックできている。ディフェンスだけじゃねえぞって感じさせてくれるプレーだった。


2連敗だったが確実に自信に繋がるゲームだったし何より見ていて一喜一憂できるバスケットの面白いところが存分に見れたし、最下位のチームとは感じさせないに試合だった。現地で見た人は悔しかったが楽しかったはずでしょう。



次回
ロボッツ見どころ解説第10節vs島根



一色翔太

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