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ロボッツ振り返り解説第24節 vsSR渋谷

こんにちは、一色翔太です


それでは最大20点差をひっくり返した劇的勝利の水曜ナイトゲームホームSR渋谷戦を振り返っていきましょう!


・試合の振り返り

茨城95-91SR渋谷

谷口、遥、トラソリーニを欠くロボッツ、実質9人での試合。苦しいチーム事情の中ワイルドカード争いで1試合も落とせない渋谷相手に接戦をモノにしたバスケットボールの面白さが詰まったとにかく面白い試合だった。NBL時代も含めてロボッツが渋谷に勝利したのは初めてのことなのかな?1Q特に渋谷はベンドラメ、ロボッツは平尾が得点を重ねて両キャプテン同士が調子良さそうなスタート。1Qの後半から渋谷のディフェンスのプレッシャーが増して徐々にロボッツが攻めあぐねる展開に。ロボッツは出だしから渋谷のピック&ロールに対してアンダーで守る。アンダーで守る時はボールハンドラーがシュート打たないとか苦手な選手に対してやるのが多いけどロボッツは全員に対してアンダーで守る。ここまであからさまにやるってことはデータを見ての判断なのかなと。現在B1での3ポイント成功率は試合前時点でワーストだったけど、とはいえね。ベンドラメ、盛實、石井に対してチェックが甘くアンダー通って決められていたのがどうも良い策とは思えなかった。データだけ見ての判断なのかどうなのかはコーチ陣に聞いてみないと分からないところだが普通はあんな守り方はしない。結果的に前半の渋谷の3ポイント成功率は8/17で47%。しっかりのせてしまった。前半は渋谷のやりたいような文句なしの展開だった。ディフェンスのプレッシャーも素晴らしくロボッツは思い通りにパスを回せずに打ちたくないシュートを打たなければならない展開に強いられる。2Qに一気に突き放され最大20点差ついたが少し取り戻して42−56で前半終了。

ハーフタイム。。。

このハーフタイムを機に両チーム人が変わったような内容に豹変する。渋谷は後半開始早々気が抜けたようなミスや前半の全力プレッシャーのディフェンスがどっかに行っちゃったような出だし。息を吹き返したロボッツは次々にオフェンスを成功させる。特にジェイコブセンがゴール下深い位置でボールを受けるシーンが増えたのは良かった。ディフェンスでも前半アンダーで守ってやられたのを修正したのかシューターに対してもファイトオーバーの守りに変えていた。後半の渋谷の3ポイント成功率は2/11で19%。これはシュートが入らなくなったというより前半より簡単に打てなくなって難しいシュートになったので落ちたという感じ。ディフェンスの改善がもろに出たような部分。攻守に渡って前半と対象的な両チーム。「3Qの間にせめて1桁の点差にはしておきたいですね」とコメントしたけど見事追いついてしまった。前半の出来を見るとどんな忖度しても「追いつけますね」なんて言えなかった。それくらいの内容だったので、見事に裏切ってくれました。勝負の4Q、いきなり鶴巻平尾の連続3ポイントで逆転しリードを奪う。特に鶴巻の3ポイントはでかかった。1試合に1本でいいのでパス回しの中からオープンになったシュートを決めてくれるとチームは大助かり。その後には3ポイント決めた伏線が効いていて相手はチェックに来た所をカウンターで抜いてゴール下を決める。直前に決められた相手に対してチェックにいかないのは無理なのでディフェンスとの駆け引きを3ポイント1本決めたことで優位に立てたことが良かったところかな。「シュートあるよ、空いたら決めちゃうよ」っていう怖さを相手に印象付けることが大事。スラムダンクの山王戦で流川が沢北に対して全く歯が立たないで抜けないで苦しんでたところパスを使いだした。これで相手は守りに迷いが出るから次は抜けると。これに近いものがあって、鶴巻の身のこなしドライブを活かすのはオープン3をきっちり決めること。前半広瀬に上手くテイクチャージされたシーンがあったがあれは「シュートはない、ドライブで来る」という読み勝ちないぶし銀テイクチャージだったので、4Q始めってすぐの3ポイント決めたのは自分のプレーを有利に進めることができるので今後もオープンのキャッチ&シュートは確率良く決めれるようになってもらいたいです。話は脱線したので本線に戻す。リードを奪ってから残り1:49まではまさに一進一退。この間選手の交代をテンポよく繰り返す珍しい采配を見せたのが印象的だった。ベンチメンバーが出ている時間帯も決して落ちることなくジェイコブセンが身体を張りまくってゴール下で戦ってくれたのは功績に値する。5ファウルで退場になってしまったけどマカドゥとのバッチバチの1on1は見応え満点で両者やり合ってました。マカドゥのオフェンスリバウンドへの執着心は半端なかったがあそこを五分で渡り合ってやり合えたことで周りの選手は自分のディフェンスに専念できたんじゃないかな。1:49のロボッツのタイムアウト後に決めた福澤の3ポイント👇これ凄いんだけど、きっとシュート打つつもりでボールを受ける準備をしていたけど平尾のパスに対して石井の手が当たりパスの勢いがなくなって足元でのキャッチ。リズムとバランスが崩れてもそれでも打って決めてきた。渡辺もハンズアップからチェックをしていたものの「マジか打ったよ、うわっ入ったよ」みたいな感じだったのかな。シュートするには不十分な状況から自分のシュートに持ち込んだ素晴らしいプレー。

その後マカドゥに1本返されて1点差に迫られて後平尾の3ポイント👇俺が決めるんだという強い意志を感じたシュート。これでほぼ勝負を決めたと言っていいシュート。福澤の活躍をかき消し、タプスコットとジェイコブセンのゴール下での奮闘むなしくMVPは平尾に。美味しいとこ取り。頼りになりますな。

試合の最後の場面ハレルソンのプレーは明らかにアウト。二人に押さえつけられてるとはいえ完全に中村を投げつけていた。柔道なら一本だけど畳の上ではなくバスケットコートなのでここはレフェリーに試合をコントロールしてほしかった場面。中村が両手使って押し込んでいるので事前にファウル吹いていればとも思ったし、ハレルソンが投げ飛ばしたのも3人いたらあそこは一人は見ているだろうに何もなかったは疑問点。一瞬時が止まったようなところでリバウンドをマカドゥ自ら取ってダンク。うずくまる中村。リッチHCタイムアウト取ろうよ。あの場面レフェリーに文句言いたいのはすげー分かるけどあそこでターンオーバーしてたら同点、逆転にされかねなかった状況。タプスコットが3人に囲まれてボールが外出てロボッツボールになったから良かったけどあれが取られていたら感動的な勝利はなかったことになっていたかもしれない。最後は福澤にボールを持たせてきっちりフリースロー決めさせることができたので締めは良かったが、一瞬の判断、遅れれば大惨事なので接戦になればなるほどベンチの俊敏かつ的確な判断が求められる。

なんにせよ、渋谷に勝利した事実は揺るがない

最高です!


・ナイスプレーを振り返ろう

バックボードアリウープ

髙橋のバックボードパスからのアリウープ、シャレオツです。髙橋のこういうプレーもっと見たいですね。

アリウープパート2

多嶋からジェイコブセン。これパスで合ってるよね。中継でも「あれはパスですね」と断言しちゃったけどシュートじゃなくてパスで良いんだよね?多嶋ならあそこから狙いすましたパスを出したと信じています。絶対パスだよね。

右手🖐

ナカムラコーヘーの右手でのエンド1。しかも3Q同点に追いついたプレー。このリングへのアタックよ。強気のドライブ。これそナカムラコーヘー。



起承転結、大きめの転からの劇的な結

良い映画を観たような興奮を味わえました


まさに水曜ロードショー


いやぁ、バスケって本当にいいもんですね〜




次回
ロボッツ見どころ解説第25節vs新潟




一色翔太

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