ロボッツ振り返り解説第23節(代替試合)vs三河
こんにちは、一色翔太です
それではシーホース三河戦を振り返っていきましょう
・試合の振り返り
茨城98-110三河
開始5分で9−16とビハインド。追いかける展開は避けたかったところだが三河がシュートを落とさない。福澤とシェーファーの3Pの決め合いで試合が始まりハイスコアの展開。👇ここ数試合思うようにシュートが決まらなかった福澤だが1本目から決まったってのが本人としてもホッとして今日はイケるってなったんじゃやないかな。どんどんモーションが速くなってきてる気がする。
1Qもう一人頑張ったのがジェイコブセン。インサイドでの得点とファウルをもらうプレーができていたのでもっともっと試合通してボールを集めてあげたかった。👇1Qラストのこのプレー。三河のリバウンドからの見事なトランジション。ユトフ→長野→角野全く無駄のないパスと走り。教科書に載せていいお手本です。タプスコットは仕掛けるのが早すぎたし最後シュートで終わるくらいで良かった。タプスコットのドライブに対してユトフが終始目を光らせてチェックやブロックに行っていたのが印象的だった。
2Q入っても止まらないこの日のヒーローのシェーファー。👇こんだけ3P打って決めるなんて聞いてないし止めようがない。こんだけシュート入ればジャパンのホーバスHCは大喜びなんじゃないかな。
ロボッツはシュートも高確率に決まっているしミスがあるわけでもない。2−3ゾーンの時間帯なんかは三河が攻めあぐねていた場面もあった。マンツーマンのディフェンスの時に裏を取られるプレーだったり、リバウンドから走られたり、一瞬気が抜けたところをイージーに決められたりしたのが目立ったのかな。前半ガードナーがアシスト役に回り7アシスト。名前の通りガードナーがガードだあ。ボール運びからそのままトップで押し込み、ガードナーに目がいった隙にカッティングで合わせる。完全に前半はガードだあ。点差が開きかけたところでDT砲もいいところで決まっていたけどシェーファーのお陰で完全に活躍が隠れてしまった。ロボッツはシュートも良く入りミスも少なく49点。だがディフェンスの強度が足りないのとペイントで得点取られすぎ、ガードナーに気を取られてしまいすぎたのが前半で58点も取られてしまった要因かなと。後半へ。
3Q最初のプレー👇タプスコットがシェーファーからand1。前半はトップからのアタックが多く抜けきれないのとヘルプが来ている、パスを出せずにシュートも決められない状態だった。角度を変えてパスを受けてからのウイングからの1on1。ヘルプも来れないし持ち味が出せたプレー。
対する三河は前半とは打って変わってガードナーが得点を取りにきた。前半のアシストが布石になってるかのようでディフェンスは対応しきれず1on1やトップからのアタックされ得意のステップでかわされる。👇これ両方ともうまかったな。1個目は小刻みなフェイクを3つ、ジェイコブセンからファウルを誘う。2個目は身体の幅を活かしたステップを踏んでのシュート。うまし。
ガードナーとシェーファーでジェイコブセンからFを2つ奪いジェイコブセンの個人ファウルは3つ目に。ここがこの試合のターニングポイントだと思う。この後ジェイコブセンは福澤とのピックでムービングスクリーンを取られて4つ目。ベンチに下がる。この間2分弱の出来事。ガードナーが攻めに転じてロボッツのゴール下の番人をコートから追いやった。👇苦しい状況になってここで代わって入った谷口がDT砲2連発。離されそうになったところでこの日は谷口が救ってくれる。所々でこれがなかったら10点差のゲームは出来なかったはず。20点30点離れてもおかしくはなかった。
このしつこさと粘り強さは今シーズンのロボッツを象徴している。ジェイコブセンがベンチに戻ってロボッツはスモールラインナップ。これはしょうがないんだけど平尾、多嶋、福澤の170トリオの時間が長すぎてローレンスにあからさまなミスマッチを狙われて失点されていた。この辺もっと早く気づいてメンバーチェンジするべきだったんじゃないかなと思う。三河からしたら狙い所はっきりして攻めやすかったでしょう。3Q残り3:08で66-80、14点差まで開いたところで4Fのジェイコブセンを戻す。この判断は勝つ為なら間違いではないしこれ以上点差が広がったら取り返しのつかない状況になっていたかもしれない。👇ハビちゃんのコーナーキャッチ&3。ボールをもらう2秒前くらいから構えて貰う準備をしている。見逃さず出したタプスコットも良かったし決めきったハビちゃんナイス。この後逆サイドのコーナーからも決めてるしコーナーはもう自信満々で打ててますね。
👇ハイライト1:21〜10点差まで詰めてさあ4Q勝負だというところでローレンスがジェイコブセンからand1を奪う。ここだけでいいからこのハイライト見てみてほしい。
微妙な判定なんだけどちょーっとだけジェイコブセンが左に動いてるようにも見えなくはない。これは3Q始まってすぐのトランジションからジェイコブセンが西田がFTを貰ったやつがあったんだけどあれもこれと一緒でチャージングになってもおかしくない微妙なプレー。この辺はお互い様って感じなのかな。それにしても4Qに望みをつなぐ形で終われるかと思ったところでローレンスがやってくれました。Q間にリッチHCがテクニカル取られて14点ビハインドで4Qスタート。納得いかない事に感情的になるのはしょうがないけど水を差す感じになるのはいただけない。開始早々ユトフ、ローレンスに連続得点されて76-94とこの試合最大の18点差。タイムアウト明け三河はトーンダウンし3Pなどで10点差、11点差まで持っていくも追いつくまでは至らず。4Q三河はガードナーをいつ出すのかと思いながら見ていだけどベンチに温存しきった。この辺りは鈴木貴美一HCは次節の川崎戦を見据えてるんだろうなって思いながら見ていた。この試合はジェイコブセンのファウルアウトが勝負を決めてしまったのかな。3Q開始早々に連続でファウルを奪った三河が見事だったしロボッツは最もコートに残ってほしい選手がいなくなってしまった。タラレバになってしまうが選手が揃っていればとついつい考えてしまう。CS争いをするチームと渡り合えるだけの力は十分ついてきたしフルメンバーだったらどんな展開になってたのかなって。負けはしたけど内容は良かった試合。出場した8人が役割しっかり果たしていたし福澤の復調と多嶋の復帰、DTキャリアハイなど最終節に向けて明るい材料も多かった。疲労もありディフェンス面での強度や連携なんかは修正が必要かな。三河もCS出場に向けて必死なのは当然で強さを見せつけられた試合でした。上位の順位争いやCS出場がかかってないチームとの対戦だったら勝ってたんじゃないかな。それだけロボッツも良いバスケをしていたと思います。
・平尾の熱盛プレー
一色個人的にはこの試合で一番好きなプレーを一個だけピックアップ。 2-3ゾーンだった時間帯トップからのガードナーに対して平尾がマッチアップ。押し込まれてあっさりガードナーに点取られたんだけどその次のこのプレー👇押し込んでくるガードナーのドリブルに合わせてスティールに。同じやられ方をしないところは流石。その後必死に全力疾走して取り返しにくるガードナー。しかしすばしっこい平尾には追いつけず。このガードナーのダッシュは結構貴重だと思うな(笑)平尾の頭使った守りと逃げ切りのスピードに熱盛!
マーシー、お大事に。
次回
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一色翔太
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