ピンチにこそアイディアは役立つ
2021年もあと3日ほど。
コロナで壊れた日々がニューノーマルという言葉で「新しい日常」になりつつあります。
こちらの本は「日本(日本人)は我慢という言葉で抑圧されすぎている」という観点から、世界のコロナに負けない・・というかコロナが起きたから変わってしまった世界での新しい取り組みを80個ほど集めた一冊。コロナの中でどう儲けるか、という話もありますがそんな事例よりも、コロナが起きたからこそ着手し成功した事例のほうが面白いと思いました。
たとえばセーヌ川にボートを浮かべて映画をみる、って話。コロナがなかったらたぶん企画段階で手間や採算性を考えてやってないと思います。
レストランシェフが家でも楽しめるようなミールキットを開発するとかも、日々の営業で追われていれば着手しないでしょう。
トリノにある「カフェ・ソスペーゾ(次の恵まれない誰かのために1杯多くコーヒー代を払う習慣)」がまた着目されているのも素敵だと思います。
これからの未来に不安もありますが、こんな時代だからこそアイデアで新しいワクワクは起こせると信じているような人のための一冊かと。
アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例(原田曜平・小祝誉士夫、2021年、ディカヴァートゥエンティーワン)
【本日の朝食】
ローストチキン・チーズ・アボガド、ハム・チーズ・アボガドの2種類のベーグルサンドにて