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多様性ある社会とは混乱や複雑を受け入れる社会:共感とは何なのか?
ブレイディみかこさんの本は鴻上尚史さんとの対談きっかけで読むようになりました。
冒頭でも本人がふれているように、エンパシーを「他人の靴を履く」と表現するのは英語の慣用句なんですけど、彼女の言葉みたいにちょっと間違って伝わってるんですかね。
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共感が大事だよね、って言われる日本で最近よく聞くようになった「シンパシーとエンパシーは違うんですよ、英語では」って話の総括みたいな一冊。
面白くないわけじゃないけど、冒頭は心理学系の本からそのまま持ってきたような感じで・・そこから彼女がいくらパンク好きでイギリスに渡ったとはいえ、アナーキズムとエンパシーを融合するあたりは、ちょっと無理があったように思えました。
ただ、本の内容と直接は関係ないんですけど、自分の中にあった「ブランディング」という言葉の定義が、セルフブランディング的な部分と、マーケティングや広告を絡めた商業的な部分で実は「言語」がそもそも違うんじゃないかな・・と考えていたことには、ひとつの答えをみつけた本でした。
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他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ(ブレイディみかこ、2021年、文藝春秋)