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お弁当屋さんの創業経験:僕が料理が好きになったわけ。
留学生の頃、お弁当屋を経営していました。
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夏休みの間限定で、バンドでギターを弾いていた友人と一緒に週3回日替わりメニューを事前に配布し、予約販売形式で販売。ちょうど夏休みに学食が閉まっている時期にあわせて、直接寮まで届ける宅配形式で営業してました。
友人がファイナンスの専門家だったのできちんと利益計算などをやってくれたおかげで、短期間ですがそれなりの収益をあげ、そのお金で念願のドラムセットを買いました。(それまでは電子ドラムでごまかしていたので。)
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そういえば・・この頃、弁当(BENTO)って日本食が市民権を得ていたこともあり、わりと英語圏で認知度が高い日本語だったんですよね。ダウンタウンにも幾つかお弁当屋さんがありましたし。
僕自身は小学生の頃から料理に興味があり、簡単なものは作ったりしていましたが、きちんと人のために・・お金をもらって料理をしたのはこの時が最初だったかもしれません。日々美味しく食べてもらえるようにレシピを色々と研究し、試作を繰り返しながら作った時間は、自分が未だに料理好きなことの原点にある体験です。
こちらは、Soup Stock Tokyoの遠山さんがつくるお弁当の本ですが、料理に携わる人よりもデザイン方面の方が中心になり作られているので、一種のフードアートのようになっています。キャラ弁とは違った意味で、これだけワンテーマ×食材に遊び心と工夫を加えられる日本人ってすごいなぁ・・と思う一冊です。
まあ・・食べて実際に美味しいかどうかわかんないな・・ってお弁当もありますが、料理本というより食のアートブックとして手元においておきたくなる本でした。まさに「見せたくなる」お弁当の本。
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見せたくなるお弁当100(遠山正道、2013年、文藝春秋)