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デモテープづくりを通じてアントレプレナーシップの基礎を学んだ大学時代
いまやMAC一台で楽器が弾けなくても作曲ができる時代ですが、20年以上前の大学生の頃にバンド活動をやっていた頃はまだテープのMTR(マルチトラックレコーダー)の時代。それも700ドル近くしたのを、メンバーでお金出し合って買って使ってました。(たぶんこれだったと思います↓)
ちょっと高価なメタルテープを使ってもダビングを重ねるほどテープが伸びていくので、必死に練習してなるべく失敗しないように録音を重ねていた頃が懐かしいです(笑)
さて、こちらの本は「起業とイノベーションを成功させるヒントはミュージシャンに学べ!」って本なのですが、ミュージシャンとIDEOのディレクターの共著とだけで面白いに決まってた一冊。ビヨンセ、レディガガ、ファレル・ウィリアムス、ビートルズ、デビッド・ボウイなどのミュージシャンが実践してきたことを事例に、アントレプレナーシップとその手法が学べます。
いま自分がアントレプレナーシップの授業を教えていても、この本に出てくるような「作曲→デモテープをつくる→練習しブラッシュアップする」という過程をどこかで踏襲している気がします。そういう意味では無駄な経験って人生にないんですね。きっと。
デモテープを作っていると、つまらないアイデアがつまらないまま終わることも、逆にいまいちなアイデアがコラボによって化けることも体験できました。それ以上に、まずは作ってみるってことの大事さと失敗する経験を重ねたことは、アイデア発想プロセスにおける自分のベースになっていると思います。
久しぶりにこの本読んでから、自分のつくったデモを引っ張り出して聞いてみましたが・・うーん、恥ずかしいくらい下手(笑)でも懐かしい人生の一コマです。
創造思考: 起業とイノベーションを成功させる方法はミュージシャンに学べ (パノス・A・パノイ&R・マイケル・ヘンドリックス、2021年、東洋経済新報社)
【本日の朝食】
バレンタインデーなので、オレンジリキュールをいれたショコラテリーヌのプレート。苺とヨーグルトを胡桃を挟んだ干し柿を添えて。