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質問は相手へのプレゼント

研究会や学会などで,発表に際して「この会をもり上げるために活発な議論をお願いします」と言われたり,先輩や上司から「積極的に質問しろよ」と言われるのが苦手というか,嫌いです.

これは自戒の意味もこめて,あえて書きます.

発表した後に質疑応答が盛り上がるかどうかの責任は,

「もちろん聴衆にもあるが,大半は発表者にある

と思っています.質問がたくさん出るということは,それだけ聴いている人の興味を惹きつける内容だったということ.

自分の発表に関しては,なるべく質問がたくさん出たらいいなぁと思うし,質問が出なかった時は,自分の準備や発表が至らなかったのだと思うようにしています.

盛り上がらなかった時に聴衆のせいにするのは,なんとなくマインドとして不健全だと思うからです.

自分が発表した後に質問がたくさんくることはすごく嬉しいです.それだけ興味を持ってもらえているし,興味を持ってもらえるような発表ができたと思うから.

というわけで,逆に自分が聴衆に回った時は率先してなるべく質問をするようにしています.

そう,質問は相手に対して「興味を持っていますよ」というメッセージ付きのプレゼントになるのです.さらに質問することで,発表者が気付きを得れるような内容の質問をできればベストだと思います.ここで間違えても,自分の知識をひけらかしたり,マウントを取るような質問やネガティブな質問,答えに困るような意地悪な質問はしないように心がけています.(学会や研究会ではこういう質問は少なくありません..汗)

そうそうあと余談になりますが,「質問は3点あります」と言われた時に,1つ目の質問に答えた後,2つ目以降の質問内容を忘れてしまうのは僕だけでしょうか.そんなに記憶力がよくないので,質問は一つ一つしてもらえるとありがたいなぁと思うこの頃です.

もう一つ積極的に質問するメリットとしては,「自分がこういう価値観や考え方を持っている」というアピールもできることです.とはいえ,質問する時に「こんなこと知らないってバレるのは恥ずかしい」といった心理は働くのもよく理解できます.でも,自分が思っている以上に,周りの人たちはそんなことを気にしないと思います.

ただ恐れず怯まず,これからも果敢に質問できる自分でありたいと思います.

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