Photo by piccolotakamura 『(無題)』品川陽子詩抄 (No.53) 17 一錢亭文庫 / 菊池 與志夫 2023年11月3日 10:53 (無題)なが患らひにだんだん笑ふことの少くなった貴女にも時折射す島影のやうなほのぼのとした笑の通りすぎる時はひどくたのしそうだったこよひ月は見えないけれど月のあることを思はせてほの明るい空に私はあの時の貴女の笑ひもこのやうにはるかな幸福につながってたのしいものであったことを知ってしみじみと心深くバラの花を持つものゝ幸福を羨やましいものに思った 自筆原稿より(『品川陽子詩抄』平成25(2013)年10月 柏崎ふるさと人物館発行 より) #品川陽子 #品川約百 #詩 品川 陽子(明治38年(1905)12月6日―平成4年 (1992) 12月12日)本名は品川 約百よぶ新潟県柏崎町納屋町に生まれる詩人佐藤春夫に師事兄に、本郷の古書店「ペリカン書房」の品川力、弟は、版画家の品川工 ダウンロード copy #詩 #品川陽子 #品川約百 17 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート