Photo by elkbearr 『五月の日記』品川陽子詩抄 (No.35) 14 一錢亭文庫 / 菊池 與志夫 2023年10月16日 16:58 五 月 の 日 記私達はその坂の彼方にはげしい街のいとなみのあることを知りつついつか樂しくもくちにした 坂越へて海ありと蒼さみどりの葉影ゆらめく小徑にかたみに手をつないだ私達はしたしく白いしぶきはいつかほゝにかゝることを夢みながらあゝその日ひゞきはひびきを呼ぶこゝろのなんとなつかしくしばしではあるが街の騒音をのがれ得たうれしさ 「海風」昭和十五年十月號 第六年第二號 より #品川陽子 #品川約百 #詩 #海風 #品川力 #織田作之助 #織田文庫 大阪府立中之島図書館 織田文庫 所蔵品川 陽子(明治38年(1905)12月6日―平成4年 (1992) 12月12日)本名は品川 約百よぶ新潟県柏崎町納屋町に生まれる詩人佐藤春夫に師事兄に、本郷の古書店「ペリカン書房」の品川力、弟は、版画家の品川工猫はキジ猫のマヤ ダウンロード copy #詩 #海風 #織田作之助 #品川力 #品川陽子 #品川約百 #織田文庫 14 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート