自分で政党を作る覚悟してみ?
ずいぶん昔のことですが、「政治家になったら?」と言われたことがあります。
実際、国会議員の秘書の仕事をしたこともあったので、その気になったら、そういう道もあったのかもしれません。しかし、私には絶対に無理だと思っています。
何故か!?
んーと・・・すごく分かりやすくいうと、今の国民のために立ち上がりたい、身を粉にして働きたいとは思えないからです。
国会議員の秘書をしながら、すごく違和感を覚えていました。
国民のために良い政治をしようとしている候補者たちが、一方的に頭を下げるという構図は、絶対におかしいです。
候補者と呼ばれる人たちが、本当に国民の生活を考えているかは、一旦、横に置いておきます。
でも仮に、候補者と呼ばれる人たちが、真に国民の生活を考えているとしたら、国民に頭を下げて、票をお願いするというのは、構造としておかしいとしか思えません。
考え方によっては逆です。
国民の側から、「お願いですから、私たちのために良い政治をしてください」と頭を下げられなければいけないはずです。
だから本来、政治家を目指す人たちは、「私たちは、こうやって良い政治をする!」とだけ宣言し、それを分かりやすくまとめておくだけでいいのだと思っていました。
国民の質が高ければ、あるいは国民が本当に自分たちの生活のことを考えて、真剣に政治家を選ぼうとしているのであれば、それらを自分できちんと調べて、そういう「まともな政治家」に票を入れるでしょう。
政治家って、誰のためにいると思っているんだよ?お前らのためにいるんだよ?って話です。
こんなことをグルグル頭の中で考えていたら、有権者に頭を下げて「どうか、あなたの一票を私にください」なんて、心底、バカバカしくて、政治家なんてやってられないと思ったのでした。
そう考えてみると、参政党の人たちは、本当にすごいことをされているのだと思います。頭が下がる思いしかしません。
いちいち、こんなのに付き合っている神谷さん、本当に不憫でなりません。
「一を聞いて十を知る」などという言葉がありますが、神谷さんの「一」を聞いて、その熱意や意図を理解しようとせず、「感謝が足りない」と言わんばかりの有権者のために政治をやろうなんて、私にはとてもではないですが無理です。
国民ひとりひとりが、真剣にそういう問題について悩んでいたら、そんな問題を解決したい!と立ち上がった候補者たちに対して、自然と頭を下げて、こう言うはずです。
けど、今の国民は、どうでしょう。
自分自身も国民の一人なので、これは自分を含めて言うべきことですが、とにかくレベルが低すぎます。政治家の悪口言って、政権批判して、世の中良くならないとブーたれて・・・今の政治家の面々は、そういうレベルの低い国民にお似合いだと思います。
「日本人の意識をかえないと議席をとっても参政党は続かない」
この言葉に尽きると思います。問題の本質は、神谷さんでもなく、参政党でもなく、日本人ひとりひとりの意識にあります。
私なんかは、上のやり取りをみるだけで、げんなりしてしまいます。
文句があるのなら、自分一人でも国を変えるつもりになって動いてみればいいのです。自分で政党を立ち上げるつもりで、頑張ってみたら分かるはずです。国を変えるということがどれだけ大変で、そのために人々を巻き込んでいくというのが、どれだけエネルギーがいることなのか・・・。
そういう意味で、今の国民は、全然覚悟が足りません。まるで他人事だし、他人任せの根性丸出しです。
そんな不真面目な国民たちが、まともな政治家を選べるわけがないのです。
たとえ、仮にまともな選択ができたとしても、システム的な問題から、そういう人は選挙に勝てないという見方だってあるくらいです。今の私たちは、そうした厳しい世界に生きているということから、認識をスタートさせなければなりません。
つい先日、フランスの大統領選がありました。ゴリゴリのグローバリストである現職・マクロン氏に対して、ルペン氏の当選に期待を寄せる声も多かったと思います。
しかし、結果はダメでした。
めいこさんは、そのことを前もって、こんなかたちで予言されていました。
仮に、国民が「まともな政治家」を選ぶようになったとしても、選挙自体に問題があるので、それで社会が変わるようなことはないという指摘のようです。
国民の大部分が覚醒をして、まともな投票行動をしたとしても、それが選挙結果に反映されないとしたら、今、私たちが置かれている状況は、相当厳しいとみなければなりません。
そんな厳しい状況にあるなか、本当に世の中を何とかしたい、政治をどうにかしたいという人は、自分で政党を作って、立候補して、直接政治家になって、世の中を変えると決心してみるといいと思います。かなり大変なはずです。いやほんと、すっごく大変なはずなのですよ???
その大変さを知ったら、少しでもそれに挑戦して、現実化している人たちに対しては、感謝こそすれ、批判なんてできようはずもありません。
批判できるのは、自分一人でも国を変えようなんて覚悟もしていないし、結局は他人任せの根性が残っているからだと思えてなりません。
ということで、私は、今の時点では、政治に足を踏み入れるようなことはしません。政治以外に、いろいろとやることがあって、忙しくてたまりません。
皆さんも、限られた自分の時間、どんなことに使っていくのがよさそうなのか、いろいろと考えてみるといいと思います。政治はひとつの切り口です。けど、それがすべてでもありません。
ただ、それでも政治にこだわりがあるのなら、自分で政党を立ち上げて、政治活動をする覚悟をされてみたらいいと思います。いろいろ見方が変わるのではないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?