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日本人舐めてもらっちゃ困る

ふとネットを開いてみたら、こんな動画がありました。

この話、よく聞きます

終戦後、マッカーサー元帥は、昭和天皇が命乞いをしてくるかと思ったら、「自分は殺されてもいいから、民を救ってほしい」と願い出てきたという話です。これをみて、マッカーサー元帥は、日本の統治には天皇が必要だと感じたといいます。
※そこからの間接統治については、ここでは述べません。

もちろん、素晴らしい話だと思います。ありがたいことです。責任者として、あるべき姿を体現してくださったと感謝したいです。しかし、戦勝国の方々・・・そして、外国の方々は、日本人を誤解しています。

たしかに昭和天皇の振る舞いは、立派でした。けれども、昭和天皇だけが立派なわけではありません

言っておきますが、日本には総じて、こういう人たちが多いです。みんなとはいいません。やはり、そうでない人もいるので、それはそれとして認めておきましょう。

しかし、日本にはこういう「美学」があるのです。

自分の命が潰えると知ったうえで、(現地の人たちを侮辱したという)汚名を着てでも、他者の命を救うような人々がいたという話です。

左翼の皆さんが、ヤンヤヤンヤと騒ぎ立て、日本人に自虐史観を植え付けようと必死ですが、日本人の心から、こうした「美学」が消えることはありません

それには、いろんな呼び方があります。「大和魂」という言葉だったり、「武士道」という言葉だったり・・・日本人は、そういう「美学」のために生きていたりするのです。

マッカーサー元帥が、どれだけ日本人のことを理解していたのか分かりませんが、その類の話は、昭和天皇に留まりません

例えば戦国時代、鳥取籠城で有名な吉川経家の逸話です。

10月に入り、
「これ以上は無理だ……」
と判断した経家は、自らの切腹と引き換えに城兵と農民の助命を申し入れました
経家は非常に責任感の強い人物だったようです。
秀吉から「経家は責任取らなくてもいいよ。代わりに何人か別の人に切腹してもらうから」(超訳)と言われたのを断り、結局、その”別の人”たち(森下道誉もりしたどうよ・中村春続)と共に自害しています

BUSHOO!JAPAN
「秀吉に囲まれた吉川経家の壮絶籠城戦~鳥取城渇え殺しとひらがなの手紙」より引用

部下や民衆のために、大将が自らの首を差し出すというのは、日本ではたびたびみられることでした。こうしたことは、ひとつの日本人の生き方を表しているのであり、けっして昭和天皇に限ったものではありません

その精神は、私たち日本人全体に根付いていると思います。


海外の人たちからしたら、とても不思議にみえるかもしれません。けれども、日本人は、誰から教わるわけでもなく(?)、最高の生き方というのは、最高の死に方にあることを理解しているのだと思います。

最高の死に方というのは、必ずしも、華々しく散るとかそういうことではありません。静かに、ひっそりと散っていく死に方もあります。死にざまに、一様な理想形があるはずがありません。そんな単純なものであるはずがないです。

しかし、それらひとつひとつには、「生きざま」が宿っているのです。死にざまは、生きざまでもあります。それが華々しかろうが、ひっそりとしていようが、そこに「美学」があることには変わりません。

今、私たちが窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、自分たちの命が脅かされることになってきています。実際、既に命を奪われるような人たちが、出てきてしまっているような状況です。

そんななか、私たちは徐々に自分たちの「死」について、少しずつ考えていかなければならないことになるでしょう。

恐ろしいこと?

はい、もちろん恐ろしいことです。しかし、死にざまを示すチャンスでもあります。つまり、生きざまを示すチャンスということです。

死にざまだなんて言葉を使っていますが、命を粗末にしてはいけません。ひとつしかないんですから、ものすごく慎重に使い方を考える必要があります。けっして粗末にしてはダメです。

そうやって、慎重に考えるからこそ、その死にざまは生きざまに繋がっていくのだと思います。

何が正解かということではなく、これからは、そうやってひとりひとりが、自分の命の使い方を考えるときなのでしょう。

命に代えても、政治を変えたいという人たちがいてもいいと思います。自分の会社を変えたいという人がいるかもしれません。もっと身近なところから変えていきたいという考え方だってあります。

人それぞれです。

分からない人には、ずっと分からないままでしょう。とくに海外の人々ちんぷんかんぷんの人も多いと思います。

うん、だから分かっている人たちだけで、構いません。生きざま、見せつけてやりましょうぞ

日本人、舐めてもらっちゃ困ります


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