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この世界のはなし(1)~ゆらぐ世界~

世界統一政府が樹立されるのではないか?
グローバリズムに支配されるのではないか?
世界共産主義の人類監視社会が成立してしまうのではないか?

ちょっと昔までは、陰謀論として鼻で笑えてたことが、最近、現実の話のように聞こえている人もいるのではないかと思います。

このワードでピンとこなくても、今、経済がおかしくなってきているとか、世界全体が管理社会に向かっているとか、そのように感じている方は多いのではないでしょうか。私も実際、日本だけでなく、世界全体がそういう方向に向かっていると思っています。

しかし、ここのところ、コロナの感染者がどうだの、ワクチンが危険だの、日本が外国から乗っ取られるだの、不景気な話ばかりになっているので、ここらで少し違うテーマを扱ってみたいと思います。

今、グローバリズム世界共産主義というものが、私たちの社会を覆いつくそうとしているように思います。

それによって、私たち日本の国土や国民の資産が、一部の外国勢力に買い占められ、日本という国が、国民の手から離れるような動きになってしまっています。大変です。このままでは、日本という国が、本当になくなってしまいます

ところで、そうしたことを仕掛けてくる「彼ら」には、ちょっとした特徴があります。それは「唯物史観」、「唯物論」というものです。つまり目に見えるものだけを信じる・・・簡単に言ってしまえば、「カネやモノが一番!」ということです。

目に見えるものだけを信じるので、神や宗教、それらが主に扱う精神世界のことなど一切は否定されます。したがって、例えば「誰かに喜んでもらえた、嬉しい」などという(精神的)幸福感というものは、「彼ら」にとって価値あるものとは認められません。神の存在など、目に見えるものではなく、証明することはできません。「彼ら」からすると、そんなものはないも同然なわけです。

逆を言えば、いろいろなものを証明してくれる科学は、とても素晴らしいものになります。私たちが知らないこと、分からないことを目に見えるかたちで、体系的に表してくれます。説得力も抜群です。

精神的な豊かさが無価値である一方、こうした科学がもたらしてくれる恩恵には、多大な価値を認めます

しかし、科学も万能ではありません。実際のところ、科学の世界も分からなことだらけだったりします。

宇宙はいつどのような始まったのか、最初の生命はどのように誕生したのか、暗黒物質とは何なのか・・・。いろいろありますが、一旦、それらは置いておきましょう。ここでは物質はどこまで小さく刻めるかについて考えてみたいと思います。

物質の最小単位は何かということには諸説ありますが、それらに共通して言えるのは、単なる「小さな粒」ではないということです。そこには「ゆらぎ」があるというのがポイントです。

物質の最小単位のひとつとして、量子というものがあります。文部科学省のHPには、量子について以下のように記されています。

量子とは、粒子と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位のことです。

「粒子と波の性質をあわせ持った」というところがポイントです。この波の性質の部分が「ゆらぎ」です。これは粒子がゆらゆらしているというわけではありません粒であると同時に波でもあるということです。

この「同時に」というところがミソです。

量子論では、ミクロの物質というのものは、私たちが見ていないと「どこか一箇所にある」のではなく、「ここにあるとも言えるが、あそこにあるとも言える」波の状態になっているとされているのです(「ここにもあって、あそこにもある」でもありません)。ほぼ、禅問答のような状態ですが、これが波の性質です。

ただし、それはいつまでも波なのではなく、誰かがそれを見ると、見たその瞬間、波ではなく粒になるのです。つまり観測者が観測して、はじめて物質は「そこにある粒子」として存在することになるということです。

小さな物質は、見る人(観測者)がいてこそ、はじめてそれがそこにあると言える状態になる・・・何とも奇妙な話に聞こえますが、量子論ではそうなるわけです。

アインシュタインはそうした量子論が不満で、「君は、君が見上げているときだけ月が存在していると本当に信じるのか?」と言ったといいます。不思議な話ではありますが、私たちがみているものが、そうした小さな物質の集りだとすると、私たちが住んでいる現実世界というものは、それだけ「ゆらぎ」のある曖昧模糊な存在ということになるかもしれません。

量子論からの積み上げで、この世界を解釈すると、私たちは「ゆらぐ世界」のなかで生きている。それはただゆらいでいるわけではなく、「見る」ことによって固定化(粒子化)した世界に生きているとも言えるわけです。

その世界とは「観測者が見ることで、初めて決まる世界」であり、言い換えれば、

「あなたの世界は、あなたが見ることで初めて成立する」

ということです。これを広げてみると、この世界はそういう人々の集まりでできており、この世界自体がみんなが見ることによって成立していることになります。

この量子論の奇妙な問題は、いろんなことに通じてくるかもしれません。

ー「無我の境地」とは何か?
ー高次元と精神世界
ー一人一人が世界を作るとはどういうことか?
ー精神世界はどこにあるのか?
ー多次元世界をどう解釈するべきか?
ー神様はどこにいるのか?

私は、この量子論の話を起点にして、人間の精神世界の話や高次元世界の存在などを論じることができるように思っています。そしてそれらは、「彼ら」にとっては、解釈し得ない世界、あるいは知られたくない世界なのではないかと考えます。

この動画・・・いろんなコンテンツが切り抜きしてあるので、正直、わけ分からん内容になっています(笑)。

けれども、ここではひとまず、「この世界はわけ分からないんだな」ということが伝わればそれがいい感じです。

ちなみに、私は特定の宗教には属していません。無宗教といえば、無宗教です(かといって、もちろん唯物論者ではありません)。それから、スピリチュアル系でもないです。

ですが、これからのグローバリズムや世界共産主義と向き合う上で、科学の未知な部分不思議な世界を考えることは、きわめて重要だと思っています。これを理解すると、「彼ら」に負ける気がしなくなるのです。

コロナも大変ですし、経済もめっちゃめちゃ。日本が外国に乗っ取られてしまう・・・そんなことを考え始めたら、暗いことばかりになってしまいます。

それらとは向き合うことは大切です。しかし、そうした問題と真正面から向き合いつつ、目に見えない部分や次元の高い次元から考えることで、問題解決のヒントは生まれると思うのです。

今後、ちょくちょくこうしたテーマも取り扱っていきたいと思います。

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