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「男らしさ」なんて求めるな!

ネットの記事の中に、やたらと「男らしさ」がどうだの、「高スペック男」の孤独だのというテーマが目につきました

中年おじさん的には、何が書かれているのか気になったので、少し覗いてみたとです。

それほど冴えた人生ではないし、豊かでもないし、「正規」の会社員や家族を持ってもいないけれど、そこそこ楽しく幸せでいられる。そうした光の当たらない中高年男性たちがささやかに集まって──ホモソーシャルではなく、あるいはブラザーフッドのようなものでなくても──楽しく過ごせる、本心を語り合ったり相互ケアしたり弱さをシェアしたりできる、そんなポジティヴな「物語」がもっとあっていいだろう。

東洋経済オンライン
「何者にもなれない「中年おじさん」が苦しむ呪縛」
2022年10月18日より引用

「男らしさ」を見失った中年おじさんたちは、随分と暇を持て余しているようです。

まぁ、心にゆとりをもって生きること自体、悪いことではないと思います。私だって、そういう生活には憧れます

一方で最近、人類家畜化のようなことが、考えるべきテーマになりつつあると思っています。これから、大変な時代になっていくのではないかという危機感は募るばかりです。

どうも奴隷のような働き方をしている人は、人生の見方が近視眼的になって、周りが見えていないような気がしてなりません。そのまま突っ走っていくと、奴隷を通り越して、家畜にでもされてしまうのではないかという余計な心配すらしてしまします。

「奴隷みたいになるなよー」より引用

そんなことを考え始めたら、いてもたってもいられませんやることだらけです。

先日、私の田んぼの稲刈り&はざ掛けのお手伝いには、若いご夫婦にも来ていただきました。幼いお子さんを連れての参加でした。ご主人は、お若いながらも、これからの時代を考えて、自分の家族を守ろうという思いから、コメ作りを考えられているとのことでした。

心底、素晴らしいと思いました。

家畜になんて、なってたまるか!」と思ったら、やることだらけです。

でも、ここに出てくる「中年おじさん」は、いったい何をやっているのやら・・・。家畜として飼われ続けて、「あー、暇だー。やることねぇー」とボヤいているだけのようにもみえます。

考えていることといえば、こんなんです。

男性は「男のプライド」にこだわったり、能力主義を重視して何事にも効率的で意味のあることを求めがちだ。たとえば病気でリハビリ中の身でも「おれはあいつより努力しているから回復が早い」などと、競争意識や能力主義にとらわれてしまう
日常の「ささやかなこと」や「無駄に思えること」に意味を見いだせないことが、「男」らしさの呪縛なのかもしれない。

東洋経済オンライン
「何者にもなれない「中年おじさん」が苦しむ呪縛」
2022年10月18日より引用

ん?男のプライド?それが「男らしさ」の呪縛というやつなのですか?

くっだらねぇぇぇぇ!心底、くっだらねぇぇぇ!!!!

これに対して、記事のなかで「月並みな意見だが、常日頃から仕事・家族以外にも複数の「依存先」を作り、ポジティブな意味でのタコ足配線を増やしていくことが必要になってくるのではないか。」などという提言がなされています。なんだか的を射ない、スッキリしない提言に思えてなりません。

他人の人生なので、出しゃばったことは言いたくありません。そういう人生もあっていいとは思います。

でも、もし私が提言をしてもいいということであれば、「もっと世界のことを勉強しろ!」と言ってあげたいです。

家畜になる、ならないの境界線は、おそらくそこにあると思います。家畜になることを選んでいたら、そりゃ暇を持て余すことになるだろうし、くっだらないプライドを振り回して一人で落ち込んだりもするでしょう。

社会のこと、世の理のことをもっときちんと勉強してほしいものです。それができずに家畜になるのなら、それはもう自業自得です。きっぱりと諦めて、そのくっだらない「男らしさ」の呪縛にまみれて生きていくしかありません。


もうひとつ、こんな記事もありました。こちらにも「男らしさ」という言葉が出てきます。

男はモテなければならない」という「男らしさ」の固定観念に、いまだ囚われている男性にとって、モテないことは、「男としての敗北」を意味する。それゆえ、現実から目を背け、モテないことを認めようとしない男性も存在する。
54歳の佐藤正さん(2021年春時点、仮名)は、東京の難関私立大学出身、大手ゼネコンで営業部の部次長までのぼりつめたが、プライベートでは女性を「条件」で品定めすることがやめられず、なかなか交際には至らなかった。43歳で入会した結婚情報サービスもわずか半年で退会し、「婚活疲弊」の色を隠せない。

マネー現代
「54歳独身「高スペック男」が語る…パワハラで出世を逃し、両親を亡くした「孤独」の先にあるもの」
2022年10月18日より引用

読んでいると、すべてが自業自得です。そして、パワハラで訴えられてもいるようです。事実がどうなのかはしりませんが、少なくとも、円満な人間関係ではなかったことはあきらかです。

そして、ここでもテーマになっている「男らしさ」は、前の記事に似たくだらなさがあります。

難関私立大学?大手ゼネコン?それがどうしたって話です。

社会や組織の枠組みに閉じ込められて、その狭い価値観のなかで、目の前にぶら下げられた餌を一所懸命追い回すことが当たり前になってしまったら、家畜としての習性は大いに鍛え上げられたと言っていいと思います。

しかし、そんななかで語られる「男らしさ」なんてものは、薄っぺらすぎていけません

低収入で自信がなく、女性に積極的になれない男性は依然として多い。そんな男性たちが懸命に努力して一定の経済力を身につけても、数多ある出会いの場で粗探しに終始してマッチングにつながらないケースもあれば、家事力をアップしてモテ男を目指しても、心の奥底には、男は妻子を養うべき、妻(女性)より優位に立つべきなど、伝統的な「男らしさ」という規範が居座り、自分で自分を追い込んでしまうケースもある。

マネー現代
「54歳独身「高スペック男」が語る…パワハラで出世を逃し、両親を亡くした「孤独」の先にあるもの」
2022年10月18日より引用

低収入で自信がないだの、家事力アップだの、妻より優位に立つべきだの・・・ゴチャゴチャうるさいっ!

繰り返しですが、まずは勉強しましょう!そして、動きましょう。さらに備えましょう。自分だけでなく、周りの人を守れる力を持っていきましょう。

そうしたら、そこには次第に人が集まってくるはずです。ゴチャゴチャ言ったり、考えたりする必要はありません。強い信念をもって、一所懸命やっているうちに、気づいたら、そんなふうに頑張っている人をみて「男らしさ」を感じてくれる人だっていると思います。それで十分でしょう。

男らしさ」なんぞは、追い求めて得るものじゃないのです。勝手ににじみ出てなんぼです。

・・・などと、中年おじさんは思ったのでした。


2022年産の新米の価格が3年ぶりに値上がりした。農林水産省が18日に公表した統計によると、コメの業者間の取引価格は、今年9月は1万3961円(玄米60キロあたり、税込み)で、前年同月に比べて706円上がった。

朝日新聞デジタル
「新米価格、3年ぶり値上げ 生産大幅減の一方でコスト値上がり」
2022年10月18日より引用

ほれ・・・今年はまだそんなに動くとは思っていませんでしたが、それでもジリジリと動き始めたようです。

中年おじさんたち・・・やること、みえてこないかな?


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