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新説・進化論~思考から生命が生まれる~

ずいぶんと仰々しいタイトルにしてしまいました。進化論について、非常に興味深い内容となっている動画があったので、ここで紹介したいと思います。

この話は、普段、私が投稿している時事問題などとは、かけ離れたテーマに見えるかもしれません。しかし、全部つながっている話です。今回、そのつながりや関係性まで、説明することはできませんが、それらについてはいずれ機会をあらためて整理したいと思います。もしよろしければ、お付き合いください。

今回、紹介したいのは、「イチゼロシステム」の「【進化論2.0】月は天体ではない「思考する何かが生命を生んだ」(リメイク版)」という動画になります。

時間がある方は、この動画を見てください。一応、以下に私なりの解釈で簡単な内容をまとめさせていただきます(したがって、動画の内容と一致しているわけではありません)。

テーマは進化論です。これまで進化というのは、突然変異によって生まれた体の変化が、競争によって勝ち残るという自然淘汰の積み重ねによって達成されるという説明がなされてきました。例えば、最初は単細胞だった生物が、徐々に複雑な構造になってきて、さらに知能をつけて、より高度で複雑な生命体になる、これが突然変異の積み重ねによって成し遂げられたということです。

ところで、ここで疑問が提起されます。例えで、挙げられたのが大腸菌です。

大腸菌のべん毛を動かす根元の部分、ここに超高性能のモーターだけでなく、トルクコントロールするためのクラッチが備わっているといいます。構造的に非常に複雑、かつ高性能な機能を持つこのような器官が、突然変異という、設計図もない偶然の変化の積み重ねで作られるというのは、不可能なのではないかという疑問です。つまり、偶然の積み重ねで、たまたまアミノ酸から複雑なタンパク質ができて、奇跡的に生命を構成する遺伝子ができあがったと考えるのでは、無理があるのではないかということです。

ここで、思考や精神に話が移ります。少しぶっ飛んだ話に聞こえるかもしれませんが、生命の起源は、そうした偶然の積み重ねでできたタンパク質からできたのではなく、思考や精神からできたというのです。思考や精神が先にあって、そこから生命が生まれたということです。

例えば、一般的に思考というのは、知性をもった生命体ができることだと考えられています。つまり、脳という体の構成部位が、進化の結果、高度に発達し、複雑な思考をするようになるということです。

しかし、実はそうではないという話になるわけです。

思考をする脳は、電気信号を制御するネットワークを構成しています。

電荷が溜まっているか / なくなっているか、伝わったか / 伝わってないか、そういうものが思考をするということであり、そうした働きを司る電子回路が脳であると言えます。ポイントは、その作りが大変シンプルであるということです。ネットワークは、点と線で構成されており、コンピューターなどに使われる集積回路も、基本的にはこのような構造になっています。

ここで考えるべきポイントは、機械は設計図なしに、複雑なものを作るのが非常に難しいですが、一方で、回路・ネットワークはシンプルであり、これが大規模になれば、複雑なことができるようになるということです。

臓器でいうと、例えば心臓のようなものは機械に近く、かたや脳は電子回路のようなものです。

心臓のような複雑な構造物は設計図がないと作れない、放っておいて、勝手に作られるというのは、まず考えられないと言っていいでしょう。

一方、は心臓などの構造物に比べて、小さく簡単なものの集積であり、作り自体はシンプルです。

ここで思考について、もう少し掘り下げます。思考が、電荷のやり取りをするネットワークによってもたらされるとすると、これは自然の中にもたくさんあることが考えられます。

単純に物質と物質の間で、電荷の交換がなされ、それがある種のネットワークを構成していたら、そこには思考があると考えられるわけです。例えば鉱物や雪のような塊が、ひとつのところに停滞した場合、それが思考する可能性があるのではないかということです。これは地球上のみならず、宇宙空間まで含めれば、その思考する「何か」はいろんなところにあると考えられます。

このように考えていくと、宇宙空間にはそうした思考するだけの生命体がいてもおかしくないのではないかというのが、この動画における最大のポイントです。この思考するだけの生命体が、「体が必要だ」と思えば、生命の源となるタンパク質を作ったと考えるのが妥当だというのです。

さて、いかがでしょう?ぶっ飛んでるお話と感じましたでしょうか?たしかにぶっ飛んだお話かもしれません。しかし、物事の理解をするうえで、不可解な部分を説明する、ひとつのアプローチとしては、大変興味深いものがあるように思います。

また今回の生命(思考)に関する考え方は、日本人の八百万の神(自然にも精神が宿る、いろいろなところに神様がいる)の精神にも通じるものがあると思います。思考や精神が、「肉体が必要」だと思ったからタンパク質を作った・・・そういう意味では、肉体(物質)が先ではなく、思考や精神が先にあったという点、少し真面目に考えたいと思います。

最後に一点だけ。私は、世界が共産主義に向かっているように思っています。

共産主義唯物論的な考え方からすると、この記事で取り上げたような思考や精神が先にあったなどというのは絶対にありえません。肉体のないものが、思考するなどということはあり得ないし、もちろん神のようなものが存在することも許されません。

そういう観点でみても、やはり私は共産主義を受け入れることはできない・・・とつくづく思うのでした。

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