はざ掛けの準備
いよいよ、稲刈りの日が迫ってまいりました。
先日、稲刈りのお手伝いの呼びかけをさせていただき、何人かの方においでいただくことになりました。
ありがたいことです。
思えば去年、noteの記事を始めて、それをきっかけにして、リアルにお会いするようなことがありました。
その際、固定種のカボチャをいただきました。
今年、何とか育てたいと思っていたのですが、なかなかうまくいきませんでした。ビニールハウスのなかで、カボチャの苗がことごとくネズミに喰われてしまったのです。
なんとか残った苗が、5つでした。それを定植して・・・ようやくこの日、収穫に至りました。
いやぁ、よかったです。
このカボチャの隣には、サツマイモがあります。カボチャとサツマイモのつるが、互いに絡み合って、それはもう大変にぎやかな畑です(笑)。
紆余曲折ありましたが、この場を通じて、つながったご縁をひとつかたちにできたような思いがしています。
そして、ここからは稲刈りです。
一応、稲刈りを予定している日の作業は「稲刈り&はざ掛け」となっていますが、稲刈り自体は、機械さえ動けば、稲刈り機で行ってしまう予定です。
順調にいくと、こんな感じになります。
これができるとめっちゃ楽です。ある程度、稲を刈ってくれた後、自動的に束を作って、脇にまとめてくれるので、鎌をもっての稲を刈るという作業は、ほぼしなくてよいことになります。
ということで、当日メインとなる作業は、はざ掛けです。
はざ掛けというのは、この作業になります。
稲刈り機で束ねられた稲を、さらに手できつく縛り、それを田んぼに設置した巨大な物干しざおにかけていく作業です。このように天日干しして、稲を乾燥させるのです。
しかし、私自身、自分の田んぼではざ掛けをするという経験がないため、どうしていいかさっぱり分かりません。もちろん、道具もない状態です。
いろいろと調べているなかで、今回はこれを購入してみました。
このセットを1反半分です。
1反半分で、どれくらいになるかというと、購入ロットの関係もあり、2メートルのポールが60本、三脚が25個という量でした。結構な数・・・ですよね?
そしてこの日、農業リーダー・軍曹殿と一緒に、それをお店に取りに行くことになりました。
軽トラでは、到底積みきれないのではないかと思いましたが、意外と積めるものですね。
軍曹殿に助けていただき、軽トラの荷台にバッチリ収まりました。
軽トラは、やっぱりあると便利です。エブちゃん(軽バン)だと、さすがにこれは積めません。
田んぼの隣まで運んできたはざ掛け棒は、一旦、ブルーシートにくるんで、近いうちに行われる「稲刈り&はざ掛け」に備えて、保管することになりました。
さぁ、これで「稲刈り&はざ掛け」に向けて、準備が整ってまいりました。いよいよです。
ところで、コメの収穫という意味では、このはざ掛けで終わりにはなりません。
この後、稲が乾燥したら、脱穀を行い、稲穂を籾(粒)の状態にします。この籾の状態にまでして、ようやくコメの収穫が完了ということになります。
さらに田んぼの作業としては、稲穂が削ぎ落とされた稲藁を、藁カッターで粉々にして、田んぼにばら撒くという作業も残されています。これをすることで、翌年、再び稲作ができるような地力を確保するそうです。
ちなみに、藁カッターについては、既に去年、私も経験しています。
この記事が11月なので、田んぼの作業が完全に終わるのは、これから1か月くらい先ということなのかもしれません。田んぼのシーズンは、もう少し続くといったところでしょうか。
しかし、このあたりの作業を、バババーっと一気にやってしまうのが、コンバインという機械らしいです。
コンバインを使うと、稲刈りだけでなく、同時に脱穀や藁処理までやってくれるそうです。そりゃすごい・・・。乾燥は、その日のうちに別工程を組んで行うらしいですが、コンバインを使うと、とにかくスピーディーです。
でも、やっぱりコンバインとなると、すごく高価だし、置く場所も大変だし、簡単には手が出ませぬ・・・。
ということで、私たちはのんびりいきます。
お付き合いいただく方々、よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?