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眉毛がないから死滅した?!

人類の誕生について、多くの日本人は、当たり前のようにダーウィンの進化論に基づいて、サルから進化して生まれたものと考えているのではないかと思います。しかし、それは必ずしも常識とはいえません

例えば、アメリカでは約4割の人が、人類はサルから進化したのではなく、神によって創造されたと考えているといいます。

多くの日本人にとって、「エッいまだに?」と驚いてしまうことが米国で続いている。米市民の10人中4人が、人間が神によって創造されたといまだに信じているのだ。
いや、ようやく10人中6人が「進化論」を信じるようになったと言い換えた方がいいかもしれない。

日経ビジネス
「米国で進化論を信じる人が過半数超え」
2019年7月26日より引用

進化論について、私たちは、それを疑う余地のない定説として、ただ受け入れていますが、もう少し真剣に考えてみるのがよさそうです。

最初に述べておきたいのは、この議論は、ただ知的好奇心を満たすために「考えるべき」というのではありません。これから先、私たちが生き続けて、「何者になろうとしているのか」を考えるうえで、必要な知識・情報だと思うからです。

真理などというものに辿り着くのは大変です。科学が、常に仮説の検証を重ねることによって成り立つのだとしたら、絶対的な真理を得るというのは、極めて難しいことです。

しかし、だからこそ、当たり前だと思われていることに対しても、常に「どうして?」という疑問を持ち続けることには、非常に意味があると思われます。そのことによって、今、科学的に常識とされていることが、必ずしも絶対ではないことを確認できるからです。

まず、私たち人類の体について考えてみると、他の陸上に住む哺乳類に比べて、驚くほどのレベルで、体毛がないことに気づきます。普段、裸で歩き回っていないので、意識していないかもしれませんが、私たち、ほとんどツルツルです(笑)。

例えば、象やサイなんかも体毛が少ないです。

実は、ゾウの背中や頭には毛が生えています。
アフリカゾウは毛が短いため、あまり目立ちません。よく見るとちくちく毛が伸びていることがわかります。
一方、アジアゾウは茶色の長い毛が生えています。頭から背中はふさふさです。子どものアジアゾウはとくに毛が多いため、一目瞭然。

ZOO ZOO Diary
「ゾウの種類【アフリカゾウとアジアゾウ】耳も鼻も頭も違うよ」より引用

背中と頭には毛が生えているといいますが、それ以外のところには、たしかに毛らしい毛は見当たりません。ただし、彼らの場合は、体の体積に比べて表面積が小さく、体内の熱を外部に放出しやすいように、体毛がなくなったという説があります。

同様に、人類の場合も、食べ物を求めて長距離を移動する必要があり、体温を効率的に逃がすためだったという人がいます。

なぜ,過熱を防ぐことがそれほど重要になったのか? それはヒトの祖先でのライフスタイルの変化がある。森から草原に出たヒトの祖先は,食べ物を求めて長距離を歩いたり走ったりするようになった。活発に動き回っても体温が上がりすぎないための仕組みが必要だったのだ。

日経サイエンス 2010年5月号
「なぜヒトだけ無毛になったのか」より引用

納得できます?

私は、全然しっくりきません。そんな理由なら、人間はもっと長距離移動に適した体になっているべきです。でも、全くそうなっていません。ほかの動物と比べて、むしろ逆ではないかと思えるほどです。

それ以外にもいろいろな説があるようです。人類は、かつて水のなかで生活していたという説まであります。

ヒトがチンパンジー等の類人猿と共通の祖先から進化する過程で、半水生活に一時期適応することによって直立二足歩行、薄い体毛、厚い皮下脂肪、意識的に呼吸をコントロールする能力など、チンパンジーやゴリラなどの他の霊長類には見られない特徴を獲得した、とする仮説である。水生類人猿説(すいせいるいじんえんせつ)とも呼ばれる。

ウィキペディア
「アクア説」より引用

正直、よく分かりません。そう、とにかくよく分からないのです。

ここであらためて、私たちが常識だと考えているダーウィンの進化論に戻ってみます。そこで言われるのが、自然淘汰説というものです。

自然選択説とも。進化の要因論として,C.ダーウィンとA.R.ウォーレスが同時平行的に到達した説。生物は原則として多産性で,そのために起こる生存競争の結果,環境により適応した変異個体が生存し,その変異を子孫に伝える。このため生物は次第に環境に適応した方向に向かって進化するという考え。ダーウィンはこの説を《種の起原》において本格的に論じ,それによって進化論は広く認知された。

コトバンク「自然淘汰説」より引用

この自然淘汰説に沿って、眉毛について考えてみます。

例えば、体毛がなくなっていく過程で、ある個体だけ(理由は分かりませんが)眉毛が残りました。あるいは、一旦、顔面のすべての毛が抜けた後、突然変異で眉毛が生えてきたのかもしれません。

その眉毛は、たまたま目の上にできました。しかも、両目の上にです。片目の上にだけでなく、突然変異の割には都合よく、両目の上にできてくれたのです。さらに偶然にも、その両目の眉毛は、ほぼ同じ高さの場所に生えてくれました

一方で、眉毛ができなかった個体も、たくさんいたことでしょう。人類の祖先が体毛を失っていく過程では、(体毛を失う理由が不明のため、確信的なことは言えないものの)一緒に眉毛もなくなってしまった個体の方が、きっと多かったと思われます。あるいは、ツルツルの顔面に、突然変異で眉毛ができたのだとしたら、眉毛ができなかった個体の方が、圧倒的に多かったはずです。

したがって、それら眉毛を持たなかった大多数の個体は、死滅してしまいました。死滅してしまった理由は簡単です。眉毛を持たなかったからです。

うん???

眉毛を持たなかったから死滅した???それ、本当ですかね?

水辺で狩りをするとき、あるいは雨のなかで獲物を狙うとき、眉毛がなかった人類の祖先は、狩りの成功率が格段に下がってしまったため、生存競争に生き残れなかったということでしょうか?

ここまでの眉毛の話、途中途中でも、既にあちこちに疑問だらけですが、とくに最後の部分、「眉毛がないから死滅した」というのは、本当に「それで大丈夫か?」というレベルで引っかかります

そもそも、ダーウィンの進化論については、いろいろな矛盾点が指摘されているようです。

【1】カンブリア爆発が説明できない
【2】コピー・ミスで進化するのか?
【3】不利な形質も残っている
【4】中間段階の化石が未発見
【5】長期間進化してない生物がいる
【6】突然変異の仕組みが説明不足

進化論の矛盾に関する詳細は、こうした記事を読まれてみるといいと思います。

どちらにしても、よく分からんのです。それが結論です。

よく分からない以上、生物の進化については、ダーウィンの進化論だけではなく、あらゆる仮説を立てながら、真面目に検証していくという姿勢こそが、科学的見地からしても、非常に重要であることはいうまでもありません。

そして、そうしたあらゆる仮説のなかには、こういうものも含まれるべきです。

宇宙人?そんなバカなーーー(笑)。

まぁ、そんなバカなーーーかもしれません。しかし、よく分からない以上、この類の仮説を排除するわけにもいきません。今後、きちんとした検証が必要です。


記事の最後に、今後の進化に関する話としては、私たち自身が思考することによって、私たちの体に大きな変化がもたらされるかもしれないという点、申し添えておきたいと思います。

このように考えていくと、宇宙空間にはそうした思考するだけの生命体がいてもおかしくないのではないかというのが、この動画における最大のポイントです。この思考するだけの生命体が、「体が必要だ」と思えば、生命の源となるタンパク質を作ったと考えるのが妥当だというのです。

「新説・進化論~思考から生命が生まれる~」より引用

私たちの思考というのは、普段、私たちが思っている以上に、重要な役割を担っている可能性があります。その力は、私たち自身を人類ではない「別の生物」に進化させるかもしれないということです。

嘘か、本当かはあなた次第です(笑)。

ただ、仮にそれが本当だとしたら、思考に与える影響として、「強く思えば、別の生命に進化する」という情報は、それなりに意味があると思いますよ~。


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