販売するならおコメがよさげ
ずっと故障してて、修理に出していた刈払機が、ようやく戻ってまいりました。
せっかく購入した刈払機でしたが、真夏の雑草が一番大変な時期には、まったく役に立ちませんでした。今シーズン、畑での雑草刈りは、ほとんど手鎌です。体力使って頑張りました。
しかし、ここだけは手を付けずにいました。
手を付けずにいたというよりも、とてもじゃないけれど、手が付けられない状態でした。
ここは、ササニシキを育てている田んぼで作業をする時、車を入れる道なのですが、しばらくの間、田んぼでの作業がなかったため、ある意味、放置していたところです。しかし、いよいよ収穫準備にも入らなければならず、放っておくわけにもいかなくなりました。
ということで、久しぶりに刈払機での作業です。
やっぱ、楽ですわぁ~~~。機械のありがたさを実感いたします。
そして、この日の作業は、ササニシキを植えた田んぼの「ヒエ抜き」です。ヒエを抜く前の田んぼの写真、うまく撮れていなかったのですが、こんな感じでビニール袋を持って田んぼに分け入り、ヒエを抜いていきます。
このヒエ抜きの作業は、もう今年の収穫にはあまり関係ないそうです。収穫に関係ないのに、この時期にヒエを抜く理由は、来年以降、ヒエが生えてこないようにするためだそうです。
思い返せば、この田んぼ、去年はほとんど使われておらず、雑草が生え放題でした。
イセヒカリを植えた田んぼに比べて、こちらの田んぼの方がヒエも雑草も大変だったのは、そういう理由があったのだと思います。
それが今年は、ヒエも抜きも終わって、こんな立派になりました。
ここまで頑張れば、来年、またさらに立派な田んぼになってくれることでしょう。こういうことの積み重ねで、田んぼは作っていくのだということを実感します。
そして、抜いたヒエは、こんな感じに収まりました。
これはゴミの日に捨てればいいそうです。
これで、こちらの田んぼは、稲刈りの日までじっくりコメが育つのを待つだけになりました。次は、いよいよ収穫です。
それにしても、コメはいいです。
何がいいかって、まず主食だし「コメさえあれば何とかなる」といったところがあります。
備蓄もきくので、食糧問題に備えるのにも役に立ちます。野菜で、一年も二年も備蓄できるなんて、まずないと思います。
栽培するのも、比較的、負担がかからなさそうです。水番のおじさん曰く、「コメは放っておいたってできる」だそうです。「放っておいたってできる」は、ちょっと言い過ぎのようには思いますが、水番制度がある河口湖では、あながち嘘でもなさそうです。除草の時期は大変だったりしますが、ある程度、決まったことさえやっていれば、それなりに収穫が望めます。
さらに、誰かに分ける(売る)場合にも、大きさ、色、形といった出来栄えをあまり気にする必要がないので、非常に扱いやすいように思います。私のような素人でも、何かしらできた作物を販売するとしたら、野菜ではなく、コメだったら断然イケるような気がするのです。
この日の作業後、富士河口湖農園の平田代表と「やっぱりコメがいいですね」という話をしたら、「だから一年前、私がさんざん言ったじゃん?」と返されてしまいました。
あー、たしかにそう言われていた気がする・・・(苦笑)。
でも人間、いくら言葉で言われても、実際にやってみないと気が済まないことってあります。
最近、私もいろいろな人から求められて、それなりにアドバイスなんかもするのですが、意外とその通りにはならんものです。言葉で言われても、実際にそうでない方向で進んでいる時は、そっちをやってみたいようなのです。
もしかしたら、注射の話もそんな感じかもしれません。SDGsのくだらなさなんかもそうです。食糧危機の話なんかにしたって、言葉で言われているだけじゃ、分からないのでしょう。
体験してみないと分からないということを、しみじみ実感しました。
「コメがいい」というのは、この一年間、私が体験を通じて知ったことのように思います。ある意味、それを知ることができたのが、この一年間の大きな成果だったのかもしれません。
稲刈りは、おそらく10月の中旬あたりで、その後もはざ掛けやら、脱穀やらがあるので、本当の意味で結果が出るのは、それ以降になりますが、いずれにしても、ものすごい量のコメが獲れるとしたら、ちょっと販売してみるのもアリかな?などと思ったのでした。
そんなわけで、もしかしたらおコメ、販売するかもしれません。もしそうなったら、またあらためて記事でも紹介する・・・かな?
ともあれ、おコメの収穫に向けて、徐々にテンションが上がってまいりました。来月、楽しみです♪
最後に、こちらの実験結果です。
トレイに種まきをしたハクサイをポッド上げせずに、いきなり畑に植えて、大丈夫か?という実験です。
早速、こんな失敗例が出ました。
葉っぱがマルチに触れてしまい、そこが焼けてしまったので、葉っぱ全体がやられてしまったようです。おそらく、この子はダメでしょう。
ポッドに育てた後ならば、それなりの大きさになっているので、葉っぱがマルチに触れるようなことはなく、こういう事故は起こらないのだろうと思います。
やはり、「トレイ→畑」の二段階栽培はリスクがあるようです。
ただ、こうやって元気に育ってくれているのもいるので、全滅ということにはならなさそうです。
時間的に余裕があるのなら、やはりポッド上げをした方がいいかもですね。