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田んぼ塾やります

既に記事にしていますが、来年、田んぼの塾を開講しようということで準備を進めています。

これから、何が起こるかは分かりません。ただ何が起こるにせよ、自分でコメが作れるようになっていたら、いろいろと安心感があると思うのです。

またこのコメ作りについては、一人で頑張ってやるよりも、ある程度、まとまったコミュニティーを形成しながら進めていく方がいいように思っています。

ということで、だいぶ概要も決まってきたので、内容が固まり次第、あらためて記事の中で、ご紹介させていただきたいと思います。


ところで、このコメ作り企画の打合せでも話があったのですが、「8月に入ったら、もう除草作業もなく、あとは収穫を待つだけ」ということになります。うん・・・たしかにそのはずでした

でも、もしかしたら、そうではないかもしれません

私の田んぼの稲、倒れております

稲が倒れる原因には、いつか考えられるといいます。そのうちのひとつとして、化成肥料や肥料のやりすぎという問題があるそうです。肥料を与えると、全体として稲穂はよくつくのだそうですが、その重さに耐えられなくなり、倒れやすくなるみたいです。

言われてみれば、私のササニシキの田んぼだけは、若干、上写真のような状態になってしまっていますが、富士河口湖農園で管理しているほかの田んぼでは、ほとんど倒伏が起こっていません化成肥料などを使っていないからかもしれません。

そして、周りを見渡してみると、もっと豪快に倒れてしまっているところもあるので、そういうところと比べると、私のササニシキの田んぼも、まだマシなのかもしれません。

こうして倒れてしまった稲穂が、土や水についたりしてしまうと、稲穂が腐ったり、発芽したりしてしまい、収穫にも支障が出るそうです。

「倒伏」とは、収穫前に水稲が根元から折れて倒れてしまうことで、台風などの天候の影響もありますが、水稲が徒長することによって発生しやすくなります。
倒伏すると、折れた部分から養水分を吸収しにくくなってしまうため穂が育たず、収量減や品質低下を招きます。さらに穂が水に浸かると、籾が発芽したり病害虫に侵されたりして、収穫できなくなることもあるのです。

minorasu
「米(稲)の収量を増やす方法は? 倒伏を防ぐ栽培のコツと、技術開発の最新動向」
2021年12月5日より引用

これはちょっと困ります

「除草が終わったら、何もしなくていい」は、ある意味では本当ですが、必ずしも、収穫を待つだけで終わらないということです。

例えば、台風などが接近していて、倒伏の恐れがあるようなときは、予め田んぼの水を深めに入れおいて、稲が倒れにくくするような対策もあるそうです。

河口湖エリアでは、エリア全体での水管理を行っている関係上、自分たちの田んぼだけ水を入れるといった細かな調整ができないため、この方法をとることができませんが、仮に自由に水の調整ができるという場合には、それなりに効果的な対策かもしれません。


また、今回の私のケースのように、既に倒れてしまった稲についても、何かしらの対策ができそうです。

稲を束ねて立て直すという方法もあるようですし、ただ田んぼに分け入って、倒れた稲を起こすだけという対応でも意味がありそうです。

ただし、倒れた状況についても、きちんと確認した方がよいと思います。

たおれた稲については、たおれている状況(じょうきょう)により、3つの場合がかんがえられます。
1.なびき型(稲が横にたおれている状態(じょうたい))
2ざせつ型(稲の維管束(いかんそく))の部分がおれてしまっている状態)
3.ころび型(稲が根の部分から持ち上がってしまっている状態)です。
なびき型であれば、農家の人は稲をひもなどでしばり、持ち上げて稲に栄養がいくようにしてそだてています。
2、3つめの状態の稲は、もう育ちません

農林水産省HP
「たおれてしまった稲(いね)は、もう育たないのですか。」より引用

完全に折れてしまったり、根っこから持ち上がってしまっていたら、たしかにもうダメっぽいですよね・・・。

いずれにしても、「お家に帰るまでが遠足です」みたいなもので、コメ作りも最後の収穫をするまでは、気が抜けそうにありません。うちの田んぼの倒れた稲については、状況を確認したうえで、何かできそうであればやってみます

まぁ、こんな感じで、何かといろんな問題が起こるコメ作りではありますが、来年あたり、ちょっとやってみませんかね???で、もしよければ、田んぼ塾にもご参加ください


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