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タイムマシンなんて怖くない

マスメディアの話なんて聞いてても、バカバカしくて聞いてられません。自分で考えることができない人たちに、「これで満足しなさいな」と言わんばかりに情報を垂れ流してきます

最近、目にしたもので、輪をかけてヒドイと思ったのが、この記事でした。

参政党について、「『オーガニック信仰』が生んだ」というのは、さすがにちょっとどうかと思います。前提となる世界観が異なるのは仕方ないにしても、ピントのズレ方が激しすぎます

そして、長々と訳の分からない記事だなぁと思って眺めていたら、この記事の筆者、お名前に見覚えがありました。この方の記事、インパクトが強すぎて、今でも忘れられません

「トランプは勝ったのか、負けたのか」。CNN(日本版)をみれば2秒で判明する結論を、日本の保守派がこれほど執拗に論争しているのは、本当に滑稽な知的怠惰であると思える。

ニューズウィーク日本版
「「勝ったのはトランプ」と一部日本人までが言い張る理由」
2020年12月17日より引用

この記事、大好きです。

マスメディアをみれば2秒で分かる話を延々と議論するなんて、本当に滑稽な知的怠惰だ」という話・・・ここにすべてが凝縮されています。「マスメディアを疑うな」というのを、こんなに堂々と高らかに謳われているところが素敵です。

私、本当に大好きなんです。大好きなんですが、「マスメディアを疑うな」という部分に対しては、常に「マスメディアを妄信する方が、滑稽な知的怠惰をされていますよね?」と言って差し上げたいと思っています(にっこり)。

どういう意図か知りませんが、まぁ、ヒドイものです。


しかし、かと言って、その嘘を暴いて「真実はこうだ!」と訴えかけ、「このままだと危ない!」、「我々の世界は乗っ取られる!」というような情報ばかりに触れるのも疲れます。気持ちが落ち込むばかりで、日々、暗澹たる気分で過ごすなんてことになったら、それこそもったいないです。

せっかくマスメディアの言うことを妄信せず、自分の頭で考えられるようになったのなら、そこらの中途半端な勉強じゃなく、もっともっと勉強していきましょう

・・・で、何を勉強する?というときに、例えば、タイムマシンの話なんてどうでしょう?

都市伝説?オカルト?バカバカしい夢物語?

そんなことを言ってしまったら、こういう科学者の言うことを頭ごなしに否定するということになります。それで本当に大丈夫でしょうか?

ロン・マレット氏には夢がある。時間を旅行したいという夢だ。
これは単なるファンタジーではない。マレット氏は米コネチカット大学の尊敬される物理学教授だ。
マレット教授は自分自身について、「情熱を抱く普通の人間だと思う。タイムトラベルの可能性に、私は情熱を注いでいる」と話した。
教授はもうずっと長いこと、タイムマシンを作りたいと考えて生きてきた。自分の情熱は幼少時代の悲劇がきっかけだろうと言う。

BBC NEWS Japan
「タイムマシンは造れるのか 科学者たちの挑戦」
2018年8月14日より引用

現代科学は、世の理を解明し切れてはおらず、まだまだ未知の領域を多く残しています。そのなかのひとつに、こうしたタイムマシンの話があるのです。

ところで、このテーマを取り上げたとき、まず真っ先に考えたいことがあります。

「もし、タイムマシンが開発されてたら、既に未来から、過去や現在に人が大勢やって来てるはずだよな?

そう、そのはずです。時間を自由に行き来できるのがタイムマシンだとすれば、当然、未来から人がバンバンと人がやってこなければおかしいはずです。

実際、未来から人がやって来た?みたいな話もあります。

いろいろと謎も多いですし、予言されていることが全て当たっているわけでもないようなので、こうした情報をもって「タイムマシンは実在した!」などという断定もできません

ただ、いずれにせよ未来人、そんなにたくさん来ていないように思います。タイムマシンがあるとして、未来人が何となく来ていたっぽい話もあるけれど、そんなにたくさん来ているわけでもないし、「やっぱり、タイムマシンってあるんだ!」などと断言できるほど、決定的な状況にはなっていません


そこで、今一度、タイムマシンとはどういうものなのかを考えてみます。

通常、私たちは、タイムマシンというのが、時間を移動できるものだと考えているのではないかと思います。しかし、厳密にいうと時間を移動しているのではなく、多世界解釈論でいうところの「他の宇宙」に移動しているだけという話があります。

私たちがタイムトラベルを行うことは、パラレルワールドに行くようなことだ

多世界解釈論によれば、今、私たちが視認している「この宇宙」以外にも、同じような宇宙が無数に存在していることになります。

その「無数にある宇宙」が、いわゆるパラレルワールドということです。タイムマシンというのは、そうした「無数にある宇宙」の間を行き来するものであるというわけです。

そして、タイムマシンが、このように「無数にある宇宙」の間を行き来するための機械だと考えると、「あまり未来人が来ていない」ということにも、説明がつくことになります。

つまり、「この宇宙」からタイムトラベルをした人たちがいるとして、その人たちは、「この宇宙」の過去や未来ではない、「他の宇宙」の過去や未来に出てしまっているだけということです。

そして、そうしたタイムトラベルが横行している「他の宇宙」では、タイムマシンが抱える「親殺しのパラドックス」など、宇宙存続にとって深刻な問題が発生しているかもしれません。

一方で、「この宇宙」にもタイムトラベルをしてくる人がいるかもしれませんが、それは極めて微小であり、ほとんど大勢に影響がない程度のものに限られているということです。

タイムマシンはあっていいですが、「この宇宙」は、その影響を極めて小さい状態で抑えたまま、続いていくと考えられるわけです。

それは例えば、「心霊現象」のようなものがあるにしても、それがあちこちで頻発するわけではないというのと同じです。超能力などの不思議な力によって、世界が右往左往させられることもありません

その詳細については、既にコチラの記事にまとめています。

他の4次元世界とも交差(相互作用・干渉)してしまうようなグチャグチャな4次元世界では、幽霊が頻発するとか、みんなが超能力みたいなものを使いまくって崩壊しちゃうとか、タイムトラベルが横行してて「親殺しのパラドックス」で消滅しちゃうとか・・・とにかくそういうグチャグチャなことが起こっているかもしれません。グチャグチャなので、現れては消えてを繰り返すような不安定なものとも考えられます。
(中略)
しかし逆に、今私たちが現実に生きている4次元世界といったらどうでしょう?
幽霊が多発するわけでもなく、みんなが超能力を使いまくるわけでもなく、タイムトラベルが横行しているわけでもありません(笑)。
不思議なことなんて、そんなに起こっていないと言えます(多分、「ちょっと不思議ね?」くらい?)。ところかまわず、あちこちに幽霊が出るとか、そんな「グチャグチャなこと」は起こっていないのです。
つまりそれは、それだけこの世界が「まっさらで美しい」ということではないでしょうか。

「この美しい「4次元世界」」より引用

他の宇宙」に対する捉え方については、夢や妄想との関係も考慮すると面白いと思います。

つまり、「他の宇宙」といっても、そんなにハッキリとずっと続いているようなものではないかもしれないわけです。夢や妄想がスッと消えてしまうのと同じように、「他の宇宙」なるもののほとんどは、割と簡単に消滅してしまうような儚いものかもしれないということです。

コチラの動画では、パラレルワールド(他の宇宙)と夢の関係について、語られています。

盛りだくさんになってきてしまいましたが、要は、タイムマシンなんてものはあってもいいけれど、「この宇宙」は、そんなもので揺らいだり、大きく干渉を受けることはないだろうということです。


中国がタイムマシン開発????

当局は否定しているということですし、パクリ天国で、新しい革新的な技術が生まれるのか?というと、なかなかに信じがたいところがあります。

しかし、仮にもし中国共産党のような組織が、タイムマシンのような夢の機械を開発してしまったら、どんなに大変なことになるでしょう?不安になります?

いや、私は、中国共産党でなくとも、「この宇宙」で誰かがタイムマシンを開発したとして、それを悪用しようとしているとしても、そんなものは放っておいていいと思っています。

なぜなら、タイムマシンなんてものは、「この宇宙」の行く末に、あまり関係のない話だからです。

仮にタイムマシンの開発に成功したとして、それで何かをしでかそうなんて考えている連中がいるとしても、彼らができることなどというのは、「他の宇宙」に飛び出して、大いにやらかして、「親殺しのパラドックス」のような問題を起こして、その宇宙を消滅させるくらいなものです。

ということで、この世界は魔法のような奇跡が、簡単にポンポンと起こるようにはできていないのです。少し残念に思われるかもしれません。しかし、そういう部分にこそ、この世界(宇宙)の美しさがあるのではないかと思います。

「この美しい「4次元世界」より引用

タイムマシンきっとあるんじゃないでしょうかね。何よりも、そう思った方が楽しいです。

でも、そんなもので、ガチャガチャいじくり回すことができないところに、「この宇宙」の良さがあるのだと思います。タイムマシンなんかで、ガチャガチャいじくり回すことができないところに、「この宇宙」の美しさがあるのです。

タイムマシン、やりたい人にはやらせておきましょう。それだけです。

何も怖くありません


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