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何が怖いかを考えよう

変異株、ますます拡大の様相を呈しています。国境管理の強化とか、いろいろ大変そうですよね。

世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は1日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染が、すでに確認されているカナダとブラジル以外の南北アメリカ各国にもほどなく拡大する可能性が高いとの見解を示した。
WHOによると、現在までに24カ国で感染者が報告されており、各国が国境管理を強化して水際対策に動いている。

ロイター「オミクロン株、加・ブラジル以外の米州にも拡大の可能性=PAHO」2021年12月2日

でも、今のところ、オミクロンって軽症で済むという話だったように思うのです。

オミクロン株について、ECDC=ヨーロッパ疾病予防管理センターは11月30日、EU=ヨーロッパ連合の域内で感染が確認された11か国の合わせて44人について、重症や死亡の報告はなく、把握しているかぎりは全員が軽症か無症状だと明らかにしました。

NHK NEWS WEB「オミクロン株 日本含め27の国と地域で確認」2021年12月2日

そう。あくまでも、「今のところ」ではありますが、軽症か無症状って言ってます。

この騒ぎは茶番なので、あんまり真面目にツッコむつもりはありません。でも、さすがにこの段階で、この騒ぎはちょっとやりすぎじゃないのかと思わずにはいられません。大の立派な大人たちが、こんな茶番に大慌てするのも滑稽だし、こんな雑な茶番をしたり顔で仕掛けてる人間がいると思ったら、それもそれで滑稽です。

個人的には、ワクチン接種者の免疫低下が指摘されてもいるので、コロナを怖がって、ワクチンを接種してしまった人は、弱毒ウイルスに対しても、警戒する必要があるかもしれないと思ったりしています。

金曜日、アンソニー・ファウチ博士は、COVID-19ワクチンについて、宣伝文句通りには機能せず、免疫力の低下によってアメリカ人が危険にさらされていると、ついに冷厳な事実を認めました
ファウチ氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、最初のワクチン接種から数ヵ月後に、感染や入院に対する免疫力の低下が見られるようになったと述べた。その上で、イスラエルのデータを引用して、発生時期が1カ月から1カ月半ほど先になる傾向があると述べました。

RED VOICE MEDIA「Dr. Fauci Admits The Truth About Jabs – The Jabbed Are In Danger」
2021年11月14日(機械翻訳)

オミクロンの報道をみて怖がる人は、既にワクチンを接種してしまっている人である可能性も高いわけですし、そういう人たちは警戒しないといけないのかもしれません。そういう意味では、元々コロナを恐れている人たちは、引き続き「正しく怖がっている」のかもしれません。

けれども、本当にそれでいいのか?という気がしてならないのです。

それと冒頭の記事の写真、ひどくないですか?

こんな写真と一緒に報道されたら、そりゃビビる人はビビると思います。けど、この写真、オミクロンと関係ないですよ?

2021年4月にサンパウロで撮影って・・・この文脈でこの写真を使うというところに、マスメディアの「煽り屋」としての本質を見る気がします。「仕事ってのは、こうやるんだよ」という、メディアエリートの鼻息交じりの自慢声が聞こえてきそうです。

人間、それぞれ何が怖いというのは、違って当然だと思います。しかし、何が何だかよくわからないまま、その怖いものに振り回されてしまったら、その恐怖心を、こういう人たちに利用されて、いろいろと痛い目に遭うのではないかと思うのです。

現実から目を背けろと言っているわけではありません。むしろ、その逆です。ちゃんと調べてなぜそれが怖いのかを考えてみる必要があると思うわけです。

私なんかにしたら、こっちの方がよっぽど怖いです。

スウェーデンでは、何千人もの人々が皮膚の下に小さなマイクロチップを挿入している。ID、ジムのパス、仕事場に入るためのキーカードなどを持ち歩く必要がなくなり、生活が格段に楽になったという。
しかし、データのリスクがないわけではありません。
AFP通信によると、過去3年間に約3,000人のスウェーデン人がこの小さなチップを体に挿入したという。
電子タグは米粒ほどの大きさで、注射器を使って手の甲に埋め込まれている。

euro news「Microchips are getting under the skin of thousands in Sweden」
2021年6月1日(機械翻訳)

生活が格段に楽になった?そ・・・そうですね。

こんな極小チップを作れたことは、人類の偉大なる発展の証だし、それによって面倒くさい手間を省けるようになったのは、事実でしょう。

けれども、これをどう使うか?という点で、とても心配になります。

こんな記事もありました。

世界初の生きたロボットを開発した米国の科学者によると、「xenobot」と呼ばれるこの生命体は、植物や動物では見られない方法で繁殖することができるという。
名前の由来となったアフリカツメガエル(Xenopus laevis)の幹細胞から作られた「xenobot」は、幅が1ミリメートル(0.04インチ)にも満たない。この小さな塊は、動き、グループで協力し、自己修復することが実験で示され、2020年に初めて公開されました。
(中略)
「xenobot」は、1940年代のコンピューターを想像してもらえばわかるように、非常に初期の技術であり、まだ実用化されていない。しかし、分子生物学と人工知能を組み合わせたこの技術は、体内や環境でのさまざまな作業に利用できる可能性があるという。

CNN「World's first living robots can now reproduce, scientists say」2021年11月29日(機械翻訳)

これがもはや生き物なのか、そうでないのかすらよく分かりません。よく分からないけど、とにかくすごい技術だと思います。人類の叡智はそこまできたのか?と感嘆せざるを得ません。

ところで、それが体内での作業に利用できる可能性があるというのですが・・・それって大丈夫?と思います。

こうしたミクロ技術が、これからの管理社会に与える影響を考えると、とてもではないですが、「生活が楽になった」などと手放しでは喜べません

結局、技術などというものは、それそのものでは何の効果も生みません。人が介在し、それを使うことによって、はじめて効果が発揮されるわけです。問題は、その人がどう使うかという点です。

私自身、できれば性善説で世界を捉えていきたいと思って生きてきました。しかし、近年の世界情勢、社会現象を見るにつけ、巨悪がはびこっていることを否定できなくなりました。とてもではないですが、性善説を前提に、世界を捉えることはできないわけです。

昔は陰謀論ということで、一言で片づけられていたんだけれども、そういった人たちが実は思考停止していただけなんだと。見たくない、本当のことを知りたくない。そういう知的な退廃があったんだということが、次第に具体的に明らかになってきた

思考停止してしまうわけにはいきません。

そう考えたら、こうした素晴らしいと思える科学技術に対しては、いちいち「怖い」と思って、戒しておく必要があるわけです。

オミクロン???えっ、そんなの怖がってるの?もっと怖がるべきことって、ほかのところにあるでしょ?

えっ?便利になった?そこで喜んでるの?

ほぇぇぇ、意味わかんない。


ま・・・いっか。

それでも一応、言っておきます。何が本当に怖いのか、よーく考えよう。


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