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2023年お米づくり開始〜塩水選〜

2023/03/26
今年の稲作がスタートしました。
まずは塩水選。

塩水選とは、種籾を塩水に入れて比重の軽い種を排除する作業のこと。
軽い種=中身が詰まっていない=丈夫に育たない
この丈夫に育たない種を排除し、良質な苗作りをするための第一歩として昔から行われている作業のひとつになります。

けどこの塩水選、この家に嫁いでくるまでは農業高校でやった以来は目にすることがなかったです。
というのもぼくの実家では塩水選は行わず、農協で買った種籾をそのまま全量使っています。
なので最初は「塩水選やるんだーすげー」と感動した記憶があります。

簡単に作業肯定を書くと、

①1.13くらいの比重の塩水をつくる(うちでは水50L、塩10kg)
②ざるに種籾を入れて塩水にぶちこむ(1袋20kgの種を7kgずつくらいに分けて)
③よくかき混ぜて泡が落ち着くまでなじませる
④浮いてきた種を別の容器に移す×3回
⑤よく洗って塩を落とす
⑥ネット袋に入れてよく乾かす。

これを我が家では、コシヒカリ20kg×4袋、こしいぶき20kg×4袋分行いました。

今回作業して感じたこととしては、
種籾の出荷場所によって籾の質がぜんぜん違うことです。

今回コシヒカリの種籾の出荷農協がAとBあったのですが、
Aの籾は全く問題なく塩水選をしていたところ、Bに切り替わったときから浮く種籾の量が倍近くまで増えました。
明らかに籾の汚れなども見え、籾殻も多く混ざっている始末。
地域によって種籾の出来が違うことは想像がつくのですが、選別方法などにも違いがあるんですかね?

多少余裕をもって頼んでいるので問題はないのですが、
今回は種籾の出来だけでなく出荷場所によっても変わるんだと言うことを知れた良い機会になりました。


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