夕焼けはずっとなまえのない感情
小学生の頃から、綺麗なグラデーションを描いて染まった夕焼けの空を見たり、早朝のちょっと冷たい爽やかな風を感じると、思わず涙が出ました。
あの気持ちに名前をつけるなら、とうまい言葉を考えてみましたが、全く何も浮かばない。
わたしの中ではずっと一番の「なまえのない感情」です。
結局今でも、どうして泣けるのかはよく分からないまま。
けれど、みんなが楽しそうに校庭で鬼ごっこに夢中になっているのに、1人だけ、夕焼けを見て泣くなんて、随分変な小学生だったと思います。
だからいつもそんな