No.215,己の身体は己で知れ!(血液検査をもとに)
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己の身体は己で知れ!
自分の身体のことはある程度わかっていた方がいいなと思っています(あくまでもわかる範囲)。
なので、2014年から現在まで体重と献血検査の記録を残しています。
時間があればそのデータをもとにろいろ調べています。
BMI指数([体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値。肥満や低体重(やせ)の判定に用いる)が高くなればどの数値が高くなるのかを調べてみた(n=45)
分析(相関分析)
BMIと献血検査数値の相関を示す(表1)。
BMIとγ-GTP(r=.48,p=.01)、アルブミン(r=.40,p=.01)は有意であった。
● BMIとは、日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます(出典:献血Web会員サービス ラブラッド)。
● γ-GTPとは、肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く1ヶ月位禁酒するとある程度正常化します(出典:献血Web会員サービス ラブラッド)。
● アルブミンとは、血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリーニングとして大きな意味があります(出典:献血Web会員サービス ラブラッド)。
結果
BMIとγ-GTPとアルブミンとの間には中程度の有意な正の相関がみとめられ、BMI指数が高いほどγ-GTPとアルブミン数値も高くなることが示された。
私の場合は、肥満度が上がればアルコール(γ-GTP)などの摂取が多い可能性もあります。
また、アルブミンも高くなるので栄養過多の可能性もあるといった至極当たり前の結果だった。
※相関関係なのであくまでも関連はあるが、因果関係まではわかりません。
おわりに
世の中の当たり前だと思っていることの根拠を示すには、こういった分析も使えます。
当たり前だと思っていることを数値化すると違った結果も出ますし、根拠を示すのは難しいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます(^^♪