本当に美味いお店の探し方がわからない件
自分はアナログでは無い、と思っている。一応web業界に関わっているし、一般の人?と比べるとそれなりにネットを使いこなしていると思っている。
そんな僕でも、というと偉そうだが、ネットで飲食店を探すのが苦手で、どうすれば本当の情報が出てくるのかわからない。知人などに頼まれて、良さげなお店を探して予約をしないといけない時、それはそれは困る。
女性とデートするお店を決める時なんて、もうそれは一大事だ。仕事そっちのけで、まばたきを忘れるくらいPCの画面を凝視しながらネットの世界をさまよっている。
なぜこんな事になっているのかと言うと、
まず、飲食店をあらゆるキーワードでググった場合、検索結果の上位は大手ポータルサイトに占領されている。(ホットペッパー、ぐるなび、食べログ、レティー、一休.comなど。)
ポータルサイトに掲載されているお店は、バカ高い掲載料を払っているお店なので、そりゃあ美味しいお店もあるだろうけど、マズいお店だって載っている。撮影や加工のスキルで雰囲気が良くて美味しそうな料理に見せる事なんてサラッとできてしまう。(まあ、大体はどこのお店も似たような料理と店内、PR文になっている。)
なので、そんな中からお店を選ぶのは、勝算の低いバクチみたいなもので危険すぎて選べない。女性と初めてのデートという一大イベントを、そんな危険なバクチに賭けるのはあまりにも無謀すぎる。
じゃあ、SNSはどうだろう。
SNSに投稿する内容は個人的な感想だから信用できる、みたいな事が囁かれインスタでお店を選ぶ若者も多いと聞く。
しかし良く考えて見て欲しい。昨今のインスタ映えブームはどうだ?食事の美味しさや店員さんのサービスやお店の雰囲気なんか、もはや関係ない。
「とにかくインスタ映えすればそれでいい。」と思っている人たちが多い。
そんな自己顕示欲と虚構に溢れた情報の中から、本当の名店を見つけ出す術は僕には無い。
Facebookはどうだろう?原則は実名制だからインスタよりは信用できるのかもしれないが、Facebookで美味しそうな料理の写真がニュースフィードに流れてくることは稀だ。
というのも、おじさんおばさんで溢れかえっているFacebookでは、写真の撮り方がまあ、ヘタクソ。
そこにクオリティーは求めていないのか、そもそも美しく撮るという概念が無いのか、接写すればいいと思っている人、ライティングなんて全く気にせず影入りまくりの人、フレーム内の料理ほとんど茶色の人、食べかけの料理を平気で写す人などなど・・・
「このお店でこの料理食べました。」という記録を世間に公表できれば満足なんだと思う。
ということでFacebookではそもそも行きたいと思わせるお店に出会えない。
では、Twitterはどうだろう?
案外Twitterが一番ポテンシャルを秘めているかもしれない。
Twitterの性質上ネガティブな発信の方が多い傾向にあ流ので、ユーザーの本音が聞ける可能性があると思う。
これを利用すると、消去法的になら使えるんじゃないだろうか。
他の色んなメディアでお店を選び、Twitterで調べる。そしてその中で一番ネガティブ系のツイートが少ないお店を選ぶ。
もしかしたら、これが正解なのかもしれない。
誰か一度試してみて欲しい。僕は面倒くさいから嫌だ。
結局のところは、自分の信用する食通っぽい人にアナログで聞くという事に、今のところ勝る方法はない。