与太ガラス(ライター/構成作家)

noteにて・・・・ ◆毎日短編小説を投稿しています。 ◆週1回YouTubeチャンネル【ロッキミマス】の誕生秘話を土曜日に投稿しています。 フリーランスで小説家/構成作家を目指しています。 タイタンの学校6期生(一般コース)

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

    • 86,530本

    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

  • ショート小説集*オチのある話

    毎日投稿している自作のショート小説(600字〜2000字程度)からオチのある話をまとめました。クスッと笑える話、ダークなショートショートなど。小噺、落とし噺、ギャグ、四コマ。ショートドラマ原作などお声かけお待ちしています。

  • コメディ連作【パン屋のバイトのヤマノさん】

    街のパン屋さんでバイトをするヤマノさんと店長の会話を中心に展開する素朴なコメディ。不定期更新。

  • ショート小説集*日常いい話

    毎日投稿している自作のショート小説(600字〜2000字程度)から日常系いい話を集めました。随時更新していきます。ほんわか、感動、安らぎ。ショートドラマ原作など、お声かけお待ちしています。

  • ショート小説集【ふたりの日々】

    【秋のはじまり】のふたりのそれからの物語。毎日投稿の中で思い付いたら追加していきます。まとまったら何か形にしたいと思っています。

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自己紹介とページマップ

自己紹介ポエム 生きる目的は何か、という問いに対して、人は幸せになるために生まれてきたのだ、と答える説を私はこよなく愛しています。言い換えれば、人生は失われた幸せを取り戻す旅だ、と思っています。では私が幸せを感じるのはどんなときか。やっぱり笑っているときですね。  私は戦争が嫌いです。多くの幸せが失われるから。私はお笑いが好きです。多くの幸せが感じられるから。正義という言葉が嫌いです。正義は敵を作るから。愛という言葉が好きです。愛には敵がいないから。勝ち負けが嫌いです。負け

    • 今後の展開を加味して「川越」を地名から店長の名前に変更しました。 「パン屋さんのハロウィーン」 https://note.com/isop_yotagaras/n/n19dfad27fe61?sub_rt=share_pb

      • コメディ小説「新作は計画的に」1400字

        【当店新作!懐かしのシベリア!】 「店長、シベリアってパンの名前ですか?」  何かも知らずに言われた通りにPOPを書いていた私は、アホみたいな質問を投げた。「バイト募集」の貼り紙以来、商品の脇に置くPOPも私の担当になっていた。 「パンっていうよりスイーツね。昔はパン屋さんでもよく売ってたみたい」 「店長も売ってたの知らないんですか?」 「あんまり馴染みはなかったな。大正とかそのぐらいの時期にはポピュラーだったらしい」  街のパン屋さん「ブーランジェリー・ジュワユ

        • 謎解き小説「宝探しへの招待状」2200字

          『ごめん!いま起きた!』  最悪。待ち合わせ時刻の5分後にメッセージが来た。もう着いてるんですけど。 『場所も時間もそっちが決めたんだよな』  駅構内のC&Cの対面、ベンチが3つ並んでるところに13時。サトシから指定されたのはこの場所だった。 『ごめんなさい』『もうしません』『死して詫びる』  謝罪スタンプ3連投されてもイライラが募るだけだ。今日オレ誕生日だぞ。 『あな許すまじ…!』  怒りを込めたスタンプで返す。 『恩に着ます』『神様かよ』『一生ついて行きま

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        記事

          小説「部屋に帰れば」1100字【ふたりの日々】

           部屋に帰ると、暖気が冷えた体を包んだ。同居人はすでに帰っているようだ。すっかり冬の空気になった屋外との気温差に、ふっと気分が緩んだ。 「さむかったぁ」  玄関で思わず独り言が出る。 「おかえり〜、もうすぐごはんできるよ」  カナデはキッチンでグツグツと音を立てる寸胴鍋を煮込んでいた。ホワイトソースの香りだろうか。 「お、もしかしてシチュー?」  カナデの顔がぱぁっと明るくなる。 「そう!なんか急に寒くなったじゃん、だからあったかいもの食べたいなって思って」

          小説「部屋に帰れば」1100字【ふたりの日々】

          ショートショート「思い出の色分け日記」1900字

          「この思い出は赤のクレヨン。こっちの思い出は水色のクレヨン。そうやって色分けして、よくノートに思い出を書いてたんだ」  子どもの頃の日記帳。小学生だったかな、よくやっていたと思う。感情と想像力が豊かな子だったんだな。 「へぇ、面白いこと考える子どもだったんだね。でもそんな能力聞いたことない」  そう、私は幼い頃から「思い出の色分け日記」を続けていたら、だんだんリアルタイムで「これは何色の日記になるな」ってわかるようになっていった。友達といる時はオレンジ色、試験前は群青色

          ショートショート「思い出の色分け日記」1900字

          「無人島生活福袋」【毎週ショートショートnote】

           ネットで買い物をしていたら、面白い商品名の福袋を見かけた。私は普段なら絶対に福袋は買わない。そもそも物欲がない上に自分の欲しいものが手に入らないというのは、課金ガチャを回してガラクタを掴まされるだけの行為だ。でもこのタイトルだけで欲しいと思った。 「無人島生活福袋」 「無人島に1つだけ持っていくなら、あなたは何を持っていきますか? 1月1日、福袋を開ければ夢の無人島生活へとトリップできる!夢のアイテムが入っています!」  はじめからガラクタが入っていると公言しているよ

          「無人島生活福袋」【毎週ショートショートnote】

          コメディ小説「年末の足音」1000字

          「冬になったら忙しくなるわ」  背丈ほどのクリスマスツリーを組み立てながら店長がつぶやいた。大手チェーンはハロウィーンの翌日から店をクリスマス仕様に付け替えるが、うちのパン屋にそんな体力はない。 「やっぱりクリスマスは書き入れ時ですか?」  11月も20日になろうかというこの時期に「Boulangerie Joyeuse(ブーランジェリー ジュワユーズ)」ではバイトに手作りのクリスマス飾りを作らせていた。 「もちろんそうなんだけどね。やっぱり労働力。どこの業界にも『1

          コメディ小説「年末の足音」1000字

          今日の900字ショートショート「いつも離ればなれ」

           私たちはいつも離ればなれ。彼が外にいる時は、いつも私がお留守番。私の仕事はいつだってこの家の留守を守ること。  彼は朝から外に出て、帰りは遅くなることも多い。外で何をやってるのか知らないけど、いつも友人と連れ立って外出しては、いつも連れ立って帰ってくる。  私との触れ合いは、玄関での朝晩のキスだけ。 「これが僕の仕事だから」彼の言い分はそれだけ。  家に帰ってきても、私と一緒にはいてくれない。友人と一緒にダイニングに居座って、夜通し語らっていることもある。私はそれを

          今日の900字ショートショート「いつも離ればなれ」

          今日の2000字ショートショート「こねこね子猫」

           おもちゃコーナーの片隅に、ちょうどバービー人形と同じぐらいの大きさの箱で、それは売られていた。 「こねこね子猫」  簡易的にペットを持つ楽しみを疑似体験できるキットとして子どもたちに一世を風靡した。…もとい、子どもだけでなくペット禁止のマンションに住む若い女性や大っぴらに猫好きを公言できない男性たちにも愛される存在だった。  パッケージを開けると、個包装のビニールに入った水色の液体と透明なジェル状の液体、そしてこのキットには茶色い粉末が入っていた。パッケージを形どるプ

          今日の2000字ショートショート「こねこね子猫」

          メンバー紹介企画「パーソナルクイズ」の誕生ーYouTubeチャンネル【ロッキミマス】の誕生 その9

          無名の芸人たち 誰も知らない一年目のお笑い芸人のYouTube。誰に向けてやるにしても、どんな人なのかがわからないとチャンネル登録をする気にもならないだろう。当初から芸人の自己紹介に代わる企画を考えていた。  私が初めに出した案は、その芸人の代表的なネタを見せて、その後にMC役の他の芸人からのインタビューという形式でトークをするような企画だった。ミーティングの中でこれはボツになるのだが、まずネタを見せるという部分について否定的な意見が出た。  参加している芸人たちはそれぞ

          メンバー紹介企画「パーソナルクイズ」の誕生ーYouTubeチャンネル【ロッキミマス】の誕生 その9

          今日の1500字小説「秋風が吹く」

           外の空気は、もうすっかり冷たくなってきた。この前“木枯らし一号”が吹いたというニュースを見た気がする。秋風がひんやりと顔のあたりを刺す。  こんな寒いのに会社行くのやだなぁ。  真夏にも同じことを言ってた気がする。在宅ワークOKのゆるいデザイン会社だけど、今日は珍しく対面のミーティングが予定されていた。散歩で歩くのは好きなのに、会社に向かうときだけ足が重いのはなんでだろう。  やっとの思いで会社にたどり着いた。早く来てる人があっためてくれてるから室内はぬくぬくしている

          今日の1500字小説「秋風が吹く」

          今日の2300字小説「老人といま」

           川沿いのホテルに着いたのは昨日、日が暮れてからだった。出張で来ただけだから何もやることがなく、食事だけ済ませてすぐに寝てしまった。そしたら、朝早くに目覚めてしまった。せっかく通勤時間がないんだからゆっくり寝てしまえばいいものを、知らぬ土地見たさもあって起き出した。  珍しく長期滞在になる。周囲を知っておくのも悪くないだろう。  ホテルの窓から見えていた大きな川。川べりに散歩コースのような芝生の敷かれた区画が見えたから、そこに赴いてみることにした。  朝が川沿いの街を照

          今日の2300字小説「老人といま」

          「長距離恋愛販売中」副題「noteに先輩…」(毎週ショートショートnote)

           最近、カツミ先輩の様子がおかしい。部活の先輩たちに聞いたら、好きな人ができたらしい。休み時間中も部活の最中も、ずっとスマホをのぞき込んでいるとか。  ちょっと打ち解けたと思ってたんだけどな、脈なしか。  このまま引くのも癪だからカマをかけてみることにした。先輩とその人の仲にちょっとでも割り込めればいい。  スマホに夢中の先輩に後ろから近づいてじっとのぞく。LINE画面が見られれば御の字…ん?あれ? 「note…?」 「え?うわ!タカノ!?なんだよ後ろから!」 「

          「長距離恋愛販売中」副題「noteに先輩…」(毎週ショートショートnote)

          今日の700字小説「朝露ファソラシド」

           少年はじっとその草に目を凝らしている。細長く尖った葉を持つ雑草の前に、しゃがみ込んで動かないーー  霧が出た朝の散歩道。ソウタは朝ごはんも食べずに駆け出して、この草地に踊り込んだ。彼の頭の中はピアノの伴奏が鳴り出している。舗装された散歩コースから少し脇に逸れて、草木が生い茂るエリアに分け入ってすぐのところに、彼のお気に入りのスポットがある。  そこに入ると頭の中のピアノの音もシンと静まり返る。足元にはシロツメクサやイヌビエなどの植物があちこちで葉を広げている。そこには、

          今日の700字小説「朝露ファソラシド」