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飲食店に残された選択肢は

3月に入ってから全世界で急激に感染者を増やしているコロナウィルス。日本でも緊急事態宣言が発令され、各業界多大な影響を受けていると思います。

昨年末に中国で感染が見つかったニュースを見ていた時には、完全に対岸の火事という感じで、こんなことになるとは1㎜も思っていませんでした。


私も含め近隣の飲食店を経営している方々は、当面の間休業の措置をとっていますが、皆さん苦渋の決断だったと思います。

私の場合、飲食店とテイクアウト専門店を経営しているので、今は完全にテイクアウト店に100%比重をおいて営業していますが、こういう事態の時は違う業態で2店舗展開することでリスクヘッジになったなと思います。(売り上げの激減は否めませんが。。)


精神的なものから資金的なものまで、コロナ耐久力はそれぞれ違いがあると思いますが、これまで日々の営業で忙しく手が回らなかったようなことも、こんな時ですから片っ端からチャレンジしてみるのも大事かなとも思います。


期限付酒類小売業免許でお酒のテイクアウト可


個人的には今回、国税庁ファインプレイだなと思いました。

「期限付酒類小売業免許」により普通なら取得に骨の折れる酒販免許なくして、店舗でお酒のテイクアウトが可能になるというものです↓

期限付酒類小売業免許、措置の概要

6月30日までが申請期限なのでとるだけとっておいた方が、間違いなく役に立つものだと思います。


uberなどのテイクアウトプラットフォームは手数料高くて手が出せないというお店も、極端にフードの単価を上げなくても、お酒との抱き合わせで客単価も利益も確保できるし、お酒の在庫も現金化できて、ひとまずキャッシュを手元に置いておくだけで安心感が違います。


地域性もあるかもしれないですが、フードと一緒に相性のいいお酒を提案してもらえたら、ついでにポチッとしてしまう人は一定数いると思うんです。それに地域に根付いて愛されている店舗ほど、常連さんたちはどうやったら行きつけのお店を支援することができるかと、悩ましい思いもあるかと思います。(大変ありがたいことに涙)

そういったお客様方もサービスの選択肢を増やすことで、お店を支えたいという気持ちを形にしやすくなる、そんなアイデアが必要なのかもしれません。

これを機に、サービスの質を上げる


ちょっとかわった営業手法で賛否両論あるキングコング西野さんスナックCandyでは「Candy1日貸し切り権」(※利用は3人以下で)という実験を行ってたりします。

まあ1日貸切ってのはなんなんで、一組3時間貸切とかでいつもよりリッチなサービスにするとかだったら、3蜜も防ぎつつ営業出来ていいかも。普段なら5組の客様を同時に接客していたら、どうしてもサービスもお料理も完全な状態で行うというのが難しいとしても、1組限定で行うなら100%の力を注ぐことが可能だから、満足度も高まります。

テイクアウトもしつつ、完全予約の時間貸しの両輪で営業するだけでも、食材を無駄に仕入れたり仕込むことによるロスも極力減らせるのでいいと思います。


T.Matsuyamaさんがとてもわかりやすいロードマップを公開してくれているので、張り付けておきます。いろいろな選択肢、打てる手立て、とても参考になりました。

こんな時ですから毎日考え事でいっぱいだと思いますが、業態変更なんかも含めお店の延命が必ずしも「吉」ではないということも、一つの選択肢として考えなくてはいけないことだと思います。


とにかく、私もジタバタと策を高じていこうと思います。皆さんもとにかく感染だけは対策しつつ、なんとかこの窮地を乗り越えていきましょう。


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