2021-05-17 アイデアと梅雨
文章を書くときには、雪が大気中の塵を核にして形作られるように、なにかしらのアイデアがいる。なにを書いてもよいとなると人はなにも書けない。
だからこの理屈でいくと、日々たくさんの文章を書いている人は頭のなかがアイデアでいっぱいということになる。
アイデアというのはそれ自体ですでに創作物だ。物事に対するなにかしらの見方の意味づけ。たとえばパソコンのキーボードについて考えていること。テキストエディタについて、テキストについて考えていること。
朝起きて頭が快晴のように澄み切っていたのでそんなことを考えた。
梅雨がはじまる。