2021-05-05 ステーキと恋愛
ぼくはステーキが好きだ。ステーキを日常的に食べるようになったことと、いきなりステーキが全国的に出店攻勢をかけていたことには強い相関関係がある。そう、ぼくはいきなりステーキでステーキを食べる習慣を身につけた。
しかしこの1~2年はかつてほどのステーキ熱がなかった。これまた偶然にも、いきなりステーキが経営の曲がり角をむかえて店の閉店が相次いだころと一致する。ぼくは自分で思っているよりもだれかの考えたマーケティングに流されて行動している。
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街を歩いていてステーキロッヂという店を見つけた。チェーン店のようだが入ったことはない。通っていたバーの人が飲み終わったあとに来ているという話をしていたのを思い出す。締めのステーキというのは完全に未知の文化だよ。
せっかくなのでと入ってみたらこれがよかった。肉質が柔らかくて美味い、店内の雰囲気が落ち着いている(ロッヂという名前のとおり山小屋風の内装)、安価(300g1500円)と理想的だった。これはまた来てしまうかも。
恋人に振られてもう恋愛なんてしないって思う人がいる。ぼくの気持ちはこれに近かった。けれど本当は恋愛をしたいし、ステーキをいつだって食べたいのだ。