
酷評される中国南方航空の本当の搭乗記
2024年9月に中国南方航空で羽田から北京経由でアムステルダムまで往復しました。タイトル通り、中国南方航空は結構ネット上では酷評されていたりするのですが、果たして実際のところどうなのか、ということも確認したいので初めて搭乗してみました。
この記事は読み物ではなく実際に中国南方航空を利用される方、利用を検討されている方向けの情報です。最後に非常に重要なことも書いておきますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず結論を先に書くと、こういった評価はかなりの先入観や悪意ある偏見と、利用者側の経験不足に起因していると感じました。
中国南方航空は、日本や欧米のエアラインの様々な「標準」から外れているところも無くはないです。でもそれはすごく少ないです。上の酷評リンクはHISさんの口コミページなのですが、HISさんのお客さんは旅慣れていないのがよくわかります。
たとえば天候事由で欠航になった時の対応についていろいろ叩かれていますが、それは1日数便しか飛ばしていない路線は、いかなる国のいかなるキャリアであってもどこもそういうものです。日系キャリアであっても国内線ならともかく、海外で悪天候に遭遇して現地まで飛行できなければ、すぐに代替機を用意するような機材繰りなどできるわけがないのです。
「これだから中国の航空会社は」云々という論評はひたすら無知で醜いだけです。なおはっきり述べておきますが、私は中国国家や体制の話をしているのではなくて、中国南方航空の私の搭乗経験を書いてるだけです。
さて、今回のチケットはこれまた酷評されているGOTOGATEで総額8.3万円で購入したものです。確かにGOTOGATEでの購入は様々なところにトラップがあるのは事実です。ですが欧州ではむしろナンバーワンに近い評価を得ている会社であり、はっきり書きますがたくさん報告されているトラブルの大部分は、購入者のレベルが低い事に起因していると思います。
以降の本記事の内容です。日欧や中東系エアラインの3分の1の料金で欧州に飛べるできることに対する疑念や懸念が多いと思いますので、実体験に基づいたレポートです。全ての方に最適とはいいませんが、本記事で事前に状況を知っていただければと思います。
羽田空港でのチェックイン
オンラインチェックイン不可の理由
無償での事前座席指定の方法
チェックインの待ち時間と混雑状況
羽田→北京(大興)CZ648便
機内設備と座席
機内サービス(ナッツ・ドリンク・機内食)
乗客の印象と機内環境
北京での乗り継ぎと無償トランジットホテル
無償トランジットホテルの利用条件
ホテルの設備と宿泊体験
空港⇔ホテル間の移動方法
北京→アムステルダム CZ345便
A350-900の快適性
機内食とサービス
直行便と比較したロシア上空を飛行できる中国経由便の利便性
アムステルダム→北京(大興)CZ346便
スキポール空港でのチェックイン
KLMの地上業務対応
帰国便の機内体験
北京での市内観光
沸騰魚(おすすめの北京グルメ)
市内への移動と公共交通機関の利用
夜遅くのタクシー利用体験
北京→羽田 CZ647便
最後のフライトの機内食とサービス
旅の締めくくり
まとめ
中国南方航空の総評
他の中国系航空会社との比較
言語やサービス面での注意点
重要情報
中国南方航空の電話番号(東京・大阪)
マイル加算について
ここから先は
¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?