大津波に備えた私的な自主避難場所へのルート確認
海っぺりに住む以上は、大津波への対策をするのは当然であると思います。うちは海抜わずか10メートルしかなく、海までの距離もこの通り。どう考えても津波が来たら逃げる以外の選択肢はありません。
自治体が指定する避難所までは10分以上かかります。そこは広域避難所となっていますが単なる公園で、屋根がある建物があるわけではなく、多分食料備蓄もありません。いわば津波から身をを守るためだけの場所です。
それはもちろん最も重要なことですが、であれば10分かけて行かなくても、もっと近くに高い場所があります。私はそこを自主避難する場所に決めています。
そこからみた様子がこちらの写真。この場所で海抜60メートルあります。
同じ場所を下から見上げます。フェンスのあるところです。
このあたりで記録に残っている最大の津波は35メートル(鎌倉の大仏がこの時に東大寺みたいな建物が破壊されてひっくり返った)なので、海抜60メートルあれば並みに飲まれて死ぬことはたぶんない、と判断しています。
ではその避難ルートを辿ります。
こうして見るとなかなかのアドベンチャールートですね。この日みたいな好天の昼間ならともかく、雨の夜にここを一気に駆け上がるのは結構大変です。懐中電灯が足りないと判断したので、非常持ち出し用のバッグに追加補充をすることにしました。またモバイルバッテリーも追加しました。さらに携帯電話のネットワークが落ちたときにために、アマチュア無線機(144/430Mhzのハンディー機)も入れました。私は現在はやっていませんが、小学4年生から無線従事者免許保持者です。アマチュア局は中継施設を介しませんので、相手さえいればコミュニケーションができます。
こういう高台の自主避難場所がちゃんとあって、そこへの移動における危機管理は自分でしっかりやっておかないと、繰り返しますが海っぺりにはとてもじゃないけど危なくて住めないし、住んではならないとさえ思います。
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