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肉好きならアムステルダムではアルゼンチンステーキを喰らえ 

アムステルダム中心部、ダム通りの周辺にはアルゼンチンステーキハウスが密集しています。はじめてこのあたりに来た時には、どうしてオランダでアルゼンチンステーキなのかよくわかりませんでした。なんでも最初に始めたお店が成功したからとか、マクシマ王妃がアルゼンチン人だからといった説があるようです。

理由が何であろうと、私はアルゼンチンステーキがまさに大好物です。赤身の硬めの肉で、これを噛みしめて味わうのがいいんです。あくまでも個人の好みの問題ですが、和牛なんかの霜降り肉は柔らかすぎで脂の味しかしない気がしてしまうのです。

周辺には本当にかなりの数のアルゼンチンステーキハウスがありますが、なんとなく入ったここ、TER-Steakhouseが私のお気に入りです。

小さなお店です

全く高級店ではありません。それどころか店内はバーカウンターこそありますが、どこか日本の定食屋っぽかったりします。客層も価格帯もそんな感じです。

日本の定食屋みたい
バーカウンターも一応ある
オランダと言えばもちろんハイネケン

ステーキのセットみたいなのが25ユーロくらいだったと思います。写真の通り、なんかファミレスのステーキセットみたいです。ですが味がとにかくワイルドで美味しいのです。

ミネストローネっぽいカップスープは見た目より遥かに美味い
付け合わせのサラダがなんともチープでいい感じです。右奥がクリオージョソース
しっかり焼いてもらっています

肉は硬いです。それをウエルダンでいただきます。肉は塩だけで焼いているようですがこれでも十分美味い。お好みでクリオージョソースというワインビネガーとオリーブオイル、ニンニクや玉ねぎを刻んだ酸味のあるソースが良く合います。焼き色を見るとわかりますがが、グリルで焼いてるようで、赤身なのに脂は更に落下している感じがします。そこが最高です。いかにも肉を食ってる感が満載です。

アルゼンチンビーフは数年前に日本に大量に輸入された時期があって、西友なんかでとても安く買えました。しかし最近はほとんど見ることがないので残念に思っています。

お店のトレードマークは闘牛士?ガウチョ?わかりませんがやはりワイルドでかっこいいデザインです。

お店のマーク
間口が狭く、奥に長いお店です。20人は入れない感じのサイズ感。


オランダというかアムステルダムには地元料理もありますが、美味しいけどあまり特色はありません。意外にいいのは中華です。あとは言うまでもなく乳製品、特にチーズは絶品です。また秋になると南アフリカ産の日本の温州みかんみたいなマンダリンオレンジがスーパーで買えます。これはいわゆるオレンジが日本のみかんみたいなサイズに小さくなったようなもので、普通に手で皮がむけるのです。これが本当に美味しい。日本には入って来ないと思いますから時期が合うようでしたらぜひスーパーに行ってみてください。

日本にはたぶん輸入できない南ア産のマンダリンオレンジ



アムステルダム中心部は本当にホテルが高いですが、オランダ国鉄で西の空港の先か。東に30分くらい行った辺りなら一泊1万円台でステキなホテルもたくさんあります。特にWeespという郊外の高級住宅地はおすすめです。Weespにあるアイスクリーム屋「Nelis」はオランダ一番と言われていて本当に美味しいです。アムステルダムからわざわざ、といってもセントラル駅から電車で15分ほどですけど行く価値があります。


話を戻して、私はアルゼンチンでアルゼンチンステーキを食べたことはありませんし、そもそもアルゼンチンはおろか、南米大陸は未踏の地です。ステーキ以外にはあまり興味はわかないので、行けるかどうかはかなり微妙なので、毎年仕事で行っているアムステルダムでしっかり味わいたいと思います。


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