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巳年にふさわしく イラブー(エラブウミヘビ)の燻製づくり

巳年ということは昨日知りました。ということはこの記事はいいタイミングです。

今回の久高島では、イラブーの燻製を作るところを見ることができました。イラブーとはウミヘビのことで、久高島では神聖なものとされています。

島の中を自転車でウロウロしていると、何やら煙が上がっているではないですか。火事かも知れないと思い煙の方向に急いで走り出しました。近づくにつれてその煙はなんかいい香りがします。少なくとも火事ではない。

そこにあったのはバイカンヤーと呼ばれるイラブーの燻製小屋です。小屋の存在は知っていましたが、燻製作業ははじめて見ることができました。燃やしているのはモンパの葉やアダンの実なのだそうです。

そしてウミヘビには2系統あると、燻製をしていた方たちが教えてくれました。それは爬虫類有鱗目ウミヘビ科と魚類ウナギ目ウミヘビ科です。前者は有毒で肺呼吸できますが、後者はウナギなので無毒です。久高島を始めとして、沖縄で一部食用されるのは前者の一種でエラブウミヘビだとのことです。

この日燻製にされなかったイラブーは、小屋の裏側の飼育箱に生きたまま保管されます。餌はなくても平気なのだそうです
エラブウミヘビ https://animalia.bio/black-banded-sea-krait

食用としてはイラブー汁が有名?で、私も島で食べたことがあります。正直おいしいものではありません。食べることろはあまりなく、小骨が多いです。他にはハブ酒みたいに泡盛に漬けることもあるようです。でもそういう問題ではない大切なものです。

そしてうちには最初に久高島を訪れた時に購入した、ここで燻製されたイラブーがいます。こうして玄関にかけてあります。

直径15センチ位です
赤瓦の隙間から燻煙が
隙間から煙が流れ出てきます
作業を終えた島の皆さん



以下に備忘録として関連情報を貼っておきます。


こちらには燻製する前の過程が記録されています。

記事を書くにあたって色々調べていたら、昨日この話が沖縄ローカルのようですが放送されたみたいです。


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