どん兵衛の袋麺
私、中学浪人経験者です。
中学校を卒業して、ロボコンで有名になった国立高専に入学するのですが、夏休み中に自主退学しました。理由はこのまま5年間通っても、自分のやりたいことができそうもないと思ったからです。
ここではじめて親に泣かれるわけですが、最終的には了解してくれました。ただし、「翌年の入学にかかる費用は全部自分で用意しなさい」というのが条件でした。そして普通科高校を受験し直すわけですが、それまでの半年くらいは受験勉強はするにせよ暇だし、学費を稼ぐために近所のうどん屋さんで皿洗いと手打ちうどんを作っていました。作ると言っても機械でこねて機械で切るので、私がやっていたのはこれらの操作と、熟成と足で踏んで伸ばすことくらいです。
なので、うどんはちょっとうるさいんです。
ご承知の通り、日清のどん兵衛はカップ麺でしたが、いつからか袋麺がでているではありませんか。カップ麺のどん兵衛はうどんそのものの復元力や味は全然ダメですが、まあ時々は食べていました。赤いきつねと緑のたぬきもやはりうどんとしては似たようなものです。そんな中で最近の袋麺のレベルの高さはわかっているので、これは試すしかないということで早速試食です。
湯切り調理と言って、茹で汁は使いません。これは基本正解だと思います。
袋から出すとこんな感じの乾麺です。
およそ5分間茹でます。こういう時は指定よりも多めのお湯で煮ることをおすすめします。1人前なら最低でも1リットルくらいです。
事前に粉末スープに熱湯を加えてつゆを作っておきます。
好みの硬さになったら湯切りをしてうどんをつゆの中に入れます。今回はあくまでも試食なので、具材や薬味はなして商品そのものを確認します。
やっぱり袋麺の進化はすごいですね。麺の腰と艶はかなりのハイレベルです。もう少しうどんが太いと完璧なのですが、ゆで時間や再現性の問題なのでしょうか、この倍くらいあってほしいです。
結果は、同じどん兵衛でもカップ麺とはまるで別物です。麺にしっかりとしたつるつるとした艶があります。
調理法のオススメとしては、うどんはチョット柔らかめくらいの方がいいのと、つゆも指定よりも薄め、お湯を多めのほうが関西風になって美味しくいただけそうです。
これだと冷やしにしても美味しいような気もしました。
【追記】どん兵衛の袋麺は生産量が多くないのでしょうか、比較的レアな商品みたいです。どこにでもあるというわけではないんだそうです。
【さらに追記】袋麺のそばもあるみたいです。