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初アフリカ大陸は2830円でロンドンからモロッコへ飛んだ

人生初のアフリカ大陸です。

この旅はアムステルダムでの仕事の前にロンドンに行き、さらにモロッコに行ってからアムステルダムで仕事をするというスケジュールです。ロンドンはまあまあ仕事、モロッコは完全にバケーションです。いわゆるワーケーションというやつです。

アフリカ大陸にはずっと行ってみたかったんです。かといって別にピラミッドにもサファリにも興味は全く無いです。単純にアフリカ大陸に足跡をつけたかった、ただそれだけです。残るは南米です。(除く南極)

今回は出張のタイミングでアムステルダムまでのチケットが8.3万円ででていて、ただしその日程は必要な日程よりも4日ほど出発日が早かったんです。そこでいろいろ探した結果、余分な4日をロンドンとモロッコで過ごしても、必要な日程だけの航空券15万円と変わらないことがわかり、時間の融通は効くので4日前乗りにしたというわけです。

ロンドンで体験したいABBA VoyageとOUTERNETが先に決まって、でもそれは1日で完了するので、あと2泊分ロンドンでそのまま過ごしてもつまらない。そこでスカイスキャナーで日付決め打ちでロンドン発で行き先を「すべての場所」として検索します。すると安い順に世界各地がリストアップされるのです。

このように目的地をすべての場所にします

この機能はめちゃくちゃ便利です。今回モロッコ行くなんて、最初は全く想像すらしていませんでしたから。

それででてきたのがモロッコだったというわけです。キャリアはライアンエアーというアイルランドのLCCです。LCCとしては世界2位の航空会社です。

運賃はなんと2,830円で、別途預け入れ荷物が11,000円ほど。なんと私より荷物の方が4倍も高い。納得行かないけどまあそうかも。。。

ロンドンのスタンステッド空港(STN)という、東京で言うと成田どころか茨城空港みたいなところから、モロッコのワルザザート(Ouarzazate OZZ))というだいぶ内陸の街まで飛びます。マラケシュでもカサブランカでもなく、聞いたこともないワルザザートです。

ワルザザートについて調べてみると、これがなかなか良さげです。結構内陸で、サハラ砂漠の西の端っこです。


朝早く空港に着いて問題なくチェックイン。座席から自分の荷物が積み込まれるのも確認できました。

どこかでベルトが片方無くなった
LCCですから席は狭いと言えば狭い

ライアンエアーのシートは狭いかどうか。まずはデータだけで比べると
・JAL、ANA、スカイマーク 79センチ
・ピーチ、ジェットスター  71センチ
・ライアンエアー        71センチ

ということでピーチやジェットスターと同じです。耐えられるかどうかはあなた次第です。まあ実際に乗ってみるとですね、目をつぶってしまえば幸い私の身体はLIDARを搭載していないので別に狭さは感じません。

身長173センチのわたしで拳1つ以上はスペースがあります

フライト時間は3時間45分で、東京から台北くらいの距離です。LCCですから飲み物も有料です。あらかじめ水を買って乗り込んだので機内で購入することはなく、ひたすらぼーっと景色を眺めていました。

ポルトガルのファロあたり上空です。海は地中海

こうして地図でみると、イギリスってイメージよりは東にあるんですね。イギリス、フランス、スペイン、ポルトガルの位置関係を全然正しく理解していませんでした。

実際のフライトルートです

この下あたりが初めて見るアフリカです。あいにく雲で見えにくいですが、確かに陸地が見えます。

アフリカだ!

なんでしょうね、アメリカ大陸やオーストラリア大陸をはじめて見たときよりも、アフリカ大陸を見たときのほうが感慨深かったですね。アフリカってやっぱり遠くて別世界という印象が私の中では強かったからだと思います。アフリカに行く、行けるなんて考えもしなかったですから。

ワルザザート空港に着陸する前に見えた太陽熱発電所です。太陽光ではなく太陽熱です。鏡で太陽光を集めて湯を沸かしてタービンを回しています。

奥2つは凹面鏡で、下は集光タワー式です
周りは鏡で、タワーの先端に光を反射させて、ここでお湯を沸かしてタービンを回しています

発電量は最大で510メガワット。羽田空港近くの湾岸線沿いにある東京電力扇島火力が400メガワットですから、かなりの発電量であることがわかりますね。

着陸の様子です。



ついにアフリカに足跡つけました!

もちろん歩いてターミナルまで
宿に手配してもらってクルマでここから小一時間。空港近くは案外都会でした
途中には映画の撮影スタジオが2つもあります

こうした地形を利用して、砂漠ものや火星ものみたいな映画の撮影が行われています。アラビアのロレンスなどです。この街は意外にも映画産業の街だったりします。

こちらもスタジオ

いちばん有名なのは、この世界遺産アイト・ベン・ハッドゥの集落みたいです。九龍城のモロッコ版みたいなもんだと思います。こういう観光スポットにはあんまり興味がないのですが、ドライバーさんはいいから写真撮ってけとうるさいので、1枚撮りました。

アイト・ベン・ハッドゥの集落

今回の目的の宿はここからクルマで10分ほどです。

今回はじめてアフリカの地に降りてみて、これでまた自分のイメージの中の地球のサイズが小さくなった気がします。モロッコまでの途中のエリアは全部知ってるぜみたいな感覚ですかね。ユーラシア大陸なんかは数え切れないくらい上空を飛んできたので、未踏かもしれないけど未知ではないみたいな感じ。その視点ではその先のアフリカも、南米大陸も未知なるエリアとして残っています。北極はロシアのお陰?で去年北極周りで欧州まで飛んでいるので既に制覇済みです。南極については、元南極料理人さんは知っていますが私が行けることはないでしょう。

では、いよいよワルザザートの今回の目的であるリヤド(モロッコスタイルのゲストハウス)、DAR BILALの話に続きます。

今回の渡航はこちらにまとめページがあります。


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