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どうして日本ではソルト&ビネガー味のポテチはウケないのだろう

私はポテトチップスはソルト&ビネガー味の一択だと思っています。ですがなぜか日本ではそもそも製品が存在していないです。一番近いのがすっぱムーチョでしょうか。

ソルト&ビネガーは欧米では当たり前の味です。どこに行っても普通に売っています。特に有名というかメジャーブランドはケトルとレイズです。

ソルト&ビネガー味というのは、塩と粉末化されたビネガー(酢)がかかっているわけです。この酸味が最高にじゃがいもに合うと思うのですが、どうやらこの味覚は日本ではメジャーではないらしいです。

これまた日本ではあまりメジャーではないフィッシュ&チップスは、モルトビネガーをたっぷりかけるのが基本なのですけどねえ。日本でもポテサラには酢を入れるのは普通だと思うので、もっとソルト&ビネガーのチップスが受け入れられてもいいのではないでしょうか。

ラスベガスでは普通に買えるので、ホテルで仕事しながら日本では売っていない缶のサッポロビールを呑みながらパリパリやっています。私はケトル一択です。

ラスベガスのホテルにて

日本では手に入りにくいために、海外で買って帰ることも多いのですけど、これがご想像のように、持ち帰っても中身が見事に砕けてばらばらになってることが多いわけです。パッケージと中身を考えれば、スーツケースに入れたところで容積ばかり取るし、移動するたびに中身が砕け散っていくのです。

こちらはプリングルスのソルト&ビネガーです。これならスーツケースに入れても砕けにくい。日本で見たことはなく、なぜかタンザニア土産です。購入はドバイらしいです。整形チップスなのでちょっと他のものとは別物という味です。

プリングルスのソルト&ビネガーは日本では見たことがありません



私はこうして、ソルト&ビネガーのポテトチップスにこれくらいこだわっているというか、面白がって探しているのです。でも日本国内ではなかなか入手しにくいわけです。

ということで、半ば諦めかけていたところ、灯台下暗し、比較的近くのスーパーで普通に売っているのを見つけたのです。それもなんと半額セールで。在庫の5袋を全部買い占めました。

大船のライフで半額セールしていました

その後お店に何回も通ったのですが、この時以降は一度も入荷はしていません。このときも半額セールをしていたということで、要するに売れないんのだと思います。不思議です。食わず嫌いなのでしょうか。それとも味が駄目なんでしょうか。

そしてそして、もっと近くのスーパーに、ケトルとレイズが両方とも常備されていることを見つけました。

元町ユニオン鎌倉店。右にはレイズも置いてあります。580円というのは国産の他のチップスと比べると高いですよね

こうして苦節5年?を経て、いつでもソルト&ビネガーのポテトチップスをいつでも手に入れることができる状態になりました。めちゃくちゃ嬉しいです。幸せです。なおケトルは日本で手に入るものはアメリカの2/3サイズです。レイズも多分そうではないかと思います。

ケトルとレイズのソルト&ビネガー
ケトルの成分表。カロリーはやはり高いです

そう言えば味の話とか食感について書いていませんでした。写真つきでご紹介します。下の写真の左側がケトルで、右がレイズです。

ケトル(左)とレイズ(右)

アップにしてみます。ケトルのほうが分厚いのがわかると思います。レイズの倍くらいはあると思います。そのため噛む時に力を必要とします。食べやすくするために何度も噛むことになります。結果として、ポテトの味、塩の味、ビネガーの味がはっきりとわかり、これらが口の中でうまく混ぜ合わさります。酸味そのものが強いというよりは何回も咀嚼するので、味をよく感じるのだと思います。

ケトルは分厚くて油は少なめ

一方のレイズは、ケトルよりもなかり薄いので、しっかりと噛む必要はありません。日本のカルビーやコイケヤと変わらないくらいの厚さと硬さです。ケトルがすごく分厚くて硬いことがよく分かります。このためにレイズはケトルと比較すると味は薄め軽め淡白です。

薄いために油が染み込みやすいのか、油分はレイズの方が多く感じます。手につく油も実際結構違います。箸で食べたくなるのが分かります。

レイズは薄くて油がよく滲みている

ケトルは海塩を使用しているということになっていますが、これが味にどれくらい影響しているかはよくわかりません。

オンラインの情報によりますと、Amazonで売っている時があったり、コストコで売られていることもあるようです。

ケトルのチップスについてはこちらのブログが詳しいです。

ケトルの公式サイトはこちらです。


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