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ひもの作りにハマッてしまい

きっかけは特になかったんです。珍しくスーパーの鮮魚コーナーに行くと、いい感じのサバが安売りしていたんです。

そんなことはたぶんこれまでも何度もあったように思ったのですが、なぜかその日は「そうだ、ひものを作ろう」と思ってしまったのです。

伏線があったとすれば、湯河原のままね湯の帰りに、駅前の八角ひもの店で買ったサバのひものがめちゃくちゃ美味しかったんですね。たぶんそれでアタマの中がひものになってたんだと思います。

これまでひものを作ったことも、作ろうと思ったこともありません。しかし今はネットの情報がいくらでもあるので、なんとなくやってみました。

道具はうちにあるものだけです。ザルに並べているだけなので今ひとつ雰囲気が出ていません。

塩水の加減と、浸け時間が今ひとつだったようで
初回の結果は水分が抜けすぎてしまい、バサバサになってしまいました

キッチンペーパーで水を抜きすぎたことと、12時間くらい干したので乾燥させすぎたようなのです。

そこで、再チャレンジ。
昨日6%の塩水(久高島の海水塩)に1時間浸してから6時間ほど干して、一晩冷蔵庫で熟成させていただきました。2度目にしてはほぼ完璧に、とってもジューシーにできました。つうかどう作っても美味しくできるんだと思います。干物作りは超簡単な割にはとても美味しいので、魚種を増やしたいと思います。

経済的には完成品に比べて切り身を買ってきた場合で半額です。そして無添加。やはり魚を捌くところからやればもっと楽しく、もっと安くできる。ときどき燻製もやっていますが、ひものならメインディッシュになるのでやり甲斐と食べ甲斐があります。

ラップに包んで、一晩冷蔵庫で熟成させました。もう半身は冷凍
見た感じも明らかに初回よりは美味しそうです。美味しくできるとこんな感じで照りが出るのだそうです
いい光り方です。これぞ光り物
焦げ目もいい感じ
なんか普通に美味しそう

まずは身をほぐしてみましたが、写真でもジューシーなのがわかると思います。

身がプリプリでうんまい!

とにかく自分で作ったとは思えないほどおいしかった。いや自分で作ったから美味しかった。どう考えてもスーパーはもちろん、ひもの店で売っているものには防腐剤的なものが必ず入っているはずなので、無添加であることに越したことはありません。

これでなんとなく見通しがついた気がしています。

何と言ってもうちからすぐの小坪漁港には、毎日新鮮な魚が揚がります。サバは寿司はしめサバしか食べないレベルで大好きなのでまずは極めたい。もちろんアジもいいのですが、最近はなかなか大ぶりのいいアジは手に入りにくい。タチウオとか、意外なところでは安くて大きいイサキも良さそうです。イワシは丸干しで。みりん干しはあまり好きではないので、普通のひものがいいです。

変わったところではブリの切り身もひものにできるようです。魚、貝類なら何でもできそうです。野菜なら干芋も定番でしょうが、あまり好きではないです。あとはしいたけかな。

ですが、こう考えると自分で魚を捌くのが正解だということに行き着きます。そのためにはちゃんとした出刃包丁が必要です。魚をおろしたことはないので、そこから練習です。

おや、何か届いたようです。

【公開後に追記】
サバをはじめとして、アニサキスによる食中毒(正確にはアレルギー反応)が気になります。私の知人でも数名、被害に遇っている人がいます。こちらにその対処法が書かれていますので、参考にしてください。結論としては、干物は焼くので基本的には問題はありません。ただし一部の例外として、アニサキスの死骸にもアレルギー反応が出る人もいるようです。そこを気にし始めるのであれば、もう魚を口にはできないということになります。


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