宿泊した格安ホテル名がわからないまま3泊した話 (深セン 宝安区)
深セン出張では前半3泊はそれなりのクラスのホテルを使いました。そこは面白くないありきたりの体験なのでnoteには書きません。
面白かったのは後半の3泊です。6泊もつまらないホテルにいるのは耐えられそうもないからです。まあ仕事の関係でロケーション的に仕方がなかったんです。ということで、後半3泊したホテルが、値段の割(前半のホテルの3分の1)には非常に快適なホテルだったのです。
しかし、この手のホテルの利用には、それなりのノウハウと言うか、利用者側のスキルが必要です。今回のホテルは、実際のホテル名が何だったのか今でもわかっていません。どういうことかと言うと
・予約したサイトはTrip.com
・そこでのホテル名は英文表記でHanting Youjia Hotel (Shenzhen Baoan Wandaguangchang)、中文表記で漢庭優佳酒店(深圳寶安萬達廣場店)となっている
・グーグルマップでホテル名で検索すると下記マップの右上であると表示する
・住所で検索すると右上ではなく左下であると表示するけど、ホテル名がHome Inn Selectedとなっていて違うホテル?
・予約サイトに掲載されているホテル外観写真をよく見ると、2階と3階に別のホテル名(酒店名)が見える
・これらが本当に別のホテルなのか、ダブルネームで運用しているのか(海外ではよくある)、判断がつかない
ここまではチェックインまでにわかっていたことです。実際に現地で何処に行くかの判断を迫られるわけです。Googleマップのストリートビューは、
中国国内では運用されていません。百度のマップなどであれば多分対応していると思いますが、中文が全く読めないので躊躇します。Google Earthは対応しているので、衛星写真を確認しましたがよくわからない。
最寄りの地下鉄の駅は、上のマップの真ん中あたりのバスのマークのあたりであることは百度のマップで確認しました。12号線の上川です。
なのですが、中国国内の鉄道駅はGoogleマップには表示されないんです。これは結構致命的で、せっかくahamoのデータローミングで中国国内から、GoogleもFacebookもnoteも支障なく接続できるにも関わらず、肝心の情報が足りていないので結構使い物になりません。
上川の駅を降りて街の雰囲気を感じながら、たぶん左下の方が正解だろうと目星をつけました。経験上ホテル名はアテにならないけど、住所は正しいだろうと判断したわけです。
駅から歩くこと7分くらい。予約サイトと同じ景色がそこにありました。
滞在期間中はホテル名の謎は気にしないで過ごしていました。
今回noteに書くにあたって、色々確認した結果がこの記事です。実際の現場でのホテル名表記は、漢庭優佳酒店が簡体表記されて汉庭优佳酒店であったということでしょう。たぶん。グーグルマップが当てにならないと言うか、たぶんホテル名が変更(買収)またはダブルネーム運用しているのと思われますが、フロントが全く英語が通じなかったのでそこは未確認のままです。
ホテル名が違うというのは海外では結構あるあるですので、あまり驚くことはありませんでした。
それでは、肝心のホテルのご紹介です。私なりに事前にオンラインで深センのホテルを探索しましたが、ここは間違いなくおすすめします。一泊朝食付きで3500円くらいからあります。
3泊しましたが、3日とも提供されるメニューは全く同じでした。気になる人は1階にあるそこそこ高級なスーパーになんでもありますので、そこで調達してください。こういう安ホテルではスーパーやコンビニの存在が快適な滞在に大きく影響すると思います。
深センには安いだけのホテルはたくさんありますが、ここはいわゆるコスパは最高レベルだと思います。以下れたことがある方も多いと思います、香港の重慶大厦(チョンキンマンション)の高級版のように想像していただくと良いと思います。
注意事項としては、広いワンフロアに相当数の部屋を間仕切りして設置していますので、ほとんどの部屋には窓がありません。また火災時の自室からの避難経路を必ず確認することと、部屋に設置してある防火マスクの使用法を確認しておくことです。フロア内は迷路のようになっていますから要注意です。
私はかつてソウルの安ホテルで隣のビルの火災に遭遇したことがあるので、身を持ってこうした安全確認の必要性を痛感しています。これは高級ホテルでも同じです。
少なくとも深センのホテルを予約する時は、Booking.comやAgodaよりもTrip.comをおすすめします。今回利用したホテルはこちらだけに掲載されていました。
このレベルのホテルが3500円なら、深センに長期滞在しても面白いかなあと思いました。今回6泊しましたが、だんだんディープな状況も見えてきて、久しぶりに帰りたくないなあと思い始めた頃の帰国でした。猛烈な円安の中でも、中国は比較的安く生活できそうです。
ネックは執筆時点で純粋な観光で目的では、日本人に対してビザが発給されないことくらいですね。これは日本側も中国人を入れてないからです。もはやコロナなど全く関係がなく、完全なる外交問題です。
私は業務ビザを取るための招聘状を書いてくれる会社が何社もあるので、クリアはできます。
エアについてはこんなこともありました。遊びで行くならLCCの香港エキスプレスの深夜便が効率が良くて十分だと思います。