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皿に惚れて料理に惚れた ビストロ ピエロ(沖縄 宮古島平良下里)

ビストロ ピエロは宮古島にある素敵なビストロです。私は宮古島とその周辺の島が国内では一番お気に入りの島で6回、20泊くらい滞在しています。お気に入りの飲食店は20軒ほどあります。そのなかでも際立っておすすめしたいのがこのビストロです。シェフは髙野貞人さんです。いつお邪魔してもひたむきな仕事ぶりが伝わってきます。

料理は五感で楽しむものだと思うのですが、トップの写真のシイラは皿とソースを見た目でも合わせてあり、味も完璧にマッチしていました。このお皿が気に入ってしまったので、創り手を教えていただいて窯元に直接オーダーしてしまったほどです。

以下の写真は初めて訪問した時のものです。細かいメニューや食材はメモしていたわけではないので写真で堪能してください。繰り返しますが宮古島でナンバーワンのお店です。

オムレツです。未体験のオムレツでした
シイラです。
皿のデザインに合わせたソースと美味しさにノックアウトされました。

このシイラが供される前に、この皿がカウンターの先に置かれていました。なんか素敵な皿だなあ、でも食事に来てるんだから供されてもいない皿の話をシェフに聞くのもどうかなあと、もやもやしているとシイラが盛られて登場したというわけです。

皿の多くはやちむんです。やちむんといってもいろいろな作家さんが色んなものを創っていますが、ここで使われる皿はいかにもやちむん!というものは少ないかもしれません。これらの写真でも感じていただけると思いますが、宮古島という島と海の恵みを五感でいただくための器たちだと思います。ワイルドだけどものすごく繊細な料理です。

ポークだったかなあ、めちゃくちゃ美味しい。ソースが特に
デザートも南国っぽくて完璧

この日のコースは、高野さんが獲ったミーバイのポワレの他、伊良部島の「しまわ」という黒豚を使ったブーダンノワールなどをのせたシャルキトリーの盛り合わせ、紅芋のポタージュ、島蛸と海ぶどうとローゼルのタブレなど、宮古島の食材を使ったフレンチが次々とテーブルへ。

「宮古で採れる野菜やハーブは、ビタミンが豊富で味もしっかりしていて力強さを感じます。フランスの伝統的な調理法をベースにしていますが、地のものを使って、酸味や香りを出していきたいですね」と話す高野さんの料理は、南国の力強い太陽の力を浴びて育った素材の味が生かされ、口に運ぶたび幸せな気持ちにさせてくれた。

沖縄しまさんぽ



さて注文して創っていただいたお皿がこちらです。作者は螢窯(じんじんよう)の山上學さんです。山上さんの創作には様々な作風がありますが、特徴の一つはこの確か「花珊瑚」と言っておられたと思うんですが、沖縄の珊瑚礁のような鮮やで自然と溶け合うような風合いです。

2枚ありますが形も全然違っているまさに一点モノです。
沖縄の海の景色ですね


螢窯については別記事にしてあります。


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