
飲食店のオーダー端末はこれで撲滅させてもらいたい (ロンドン ソーホー)
レストランのテーブルに、天井からプロジェクターで映像を投影(プロジェクション)しているお店があります。
このレストランの事例を紹介する前に、「プロジェクション」と「プロジェクションマッピング」が完全に間違って使用されているので、そこをお話しておきます。これは単なるプロジェクションをプロジェクションマッピングだと言い張る、思い込む例が多すぎるのです。せっかくですからChatGPTに解説をお願いしました。
プロジェクションマッピングとプロジェクションは、どちらもプロジェクターを使用して映像を投影する技術ですが、それぞれ異なるアプローチや目的があります。以下にそれぞれの違いをわかりやすく説明します。
プロジェクション:
プロジェクションは、単に映像を平面のスクリーンや壁に投影する技術です。これは、映画館やプレゼンテーション、スライドショーなどでよく見られる方法です。プロジェクションでは、プロジェクターから発せられる光が、投影面に直接映像を映し出します。スクリーンの形状や角度によっては、映像が歪んだり、角度によっては見えにくくなることがあります。
プロジェクションマッピング:
プロジェクションマッピングは、3次元の非平面オブジェクトや構造物に映像を精密に合わせて投影する技術です。例えば、建物の外観や立体オブジェクトなどに使われます。プロジェクションマッピングでは、専用のソフトウェアを使用して、投影対象の形状や表面の特性を認識し、映像をその上に適切にマッピングします。これにより、非常にリアルな視覚効果や立体感を演出できます。
レストランはロンドンのソーホーにある「inamo」という和食系のレストランです。このレストランでは、テーブルに「プロジェクション」をしています。最初に訪れたのが2010年で、その後2015年にも再訪しています。現在では2店舗展開しています。
こうしたプロジェクション、またはプロジェクションマッピングをするレストランとしてはここinamoが世界で一番最初だったはずです。
では写真ごとに説明していきます。







これら一連の様子を動画にしていますのでご覧ください。ファインダーを覗きながら細かい字を読んでいるので、言い間違えてるところはご容赦ください。
こうしたレストランのテーブルをデジタル化した事例は、日本国内にも他に色々あります。しかしそれらの殆どは、単価がかなり高かったり、エンタメ側に振りすぎていたりするものもあります。その点このinamoは、テーブルオーダーが面白いのと、テーブルクロスがデジタル的に自在に変えられるだけと言えばそれだけで、食事そのものを無駄に邪魔しないのがいいです。
これと同じことを、テーブル面がLCDディスプレイだと比較的安価にできそうですが、やはりプロジェクターであることが重要ですね。それは反射光であることと、皿などリアルなものに投影できることです。LCDでは全然面白くないです。
また、最近タブレットや自分のスマホでオーダーすることが多いですが、ファストフードならともかく、ちゃんとした食事を小さな画面で見せられても食欲が湧かない楽しくないですよね。その点これなら本物の皿に映し出されるので、本当に美味しそうでリアルなものです。
inamorレストランのWebサイトはこちらです。